2006年5月24日
株式会社PFU
[PRESS RELEASE]
既存ERPと紙文書の連携を容易に実現するパッケージソフトを販売開始
~ 電子化した紙文書をERPからワンタッチで照会する機能をプログラムレスで実現 ~
株式会社PFU(社長:広瀬勇二、東京本社:川崎市幸区)は、既存のERPシステム(統合基幹業務システム)に電子化した紙文書のイメージデータを簡単に連携可能とするパッケージソフト「OnBase®(注1) ScanConnect™ for ERP」を本日より販売開始いたします。
従来ERPシステムでは、受注売上データといった取引明細、顧客データといった会員情報を電子データで蓄積・管理していました。一方、関係する注文書、仕様書、入会申込書等の紙文書に関しては、そのまま紙文書として保管しているのが一般的でした。そのためERPシステム上のデータと紙文書を照合・確認するための作業がわずらわしく、膨大となっておりました。
これらの作業を効率化するために紙文書のイメージデータとERPのデータを容易に連携させるパッケージソフト「OnBase ScanConnect for ERP」を販売開始いたします。
本商品は、世界No.1シェア(注2)を持つイメージスキャナ「fiシリーズ」(注3)で培ったノウハウと、世界で5,700社(2006年4月末時点)におよぶ豊富な導入実績をもつECMパッケージOnBaseの機能を組合わせて実現しております。
お客様は本パッケージソフトを利用することで、既存のERPシステムを改編することなく、イメージデータとあらゆるERPシステムとの連携を容易に可能とすることができます。
システムの特長
1. 紙文書の種類やキーワード情報を自動認識
スキャナで電子化された紙文書のデータに対し、紙文書の種類を自動判別してOnBaseに登録します。また、あらかじめ定義されたフォーマットに従って文字項目をOCR認識し、キーワード情報として自動抽出します。
2. あらゆるERPシステムと連携が可能
OnBaseのアプリケーションイネーブラー機能(注4)により、ERPシステムの画面情報と電子化されたイメージデータを連携することができます。
また、ERPシステムの画面情報と連携しているため既存のERPシステム自身に変更は必要ありません。
適用業務例
下記のようなERPシステムと紙文書の照合・確認が必要な業務を効率化します。
- 金融機関における各種申込書および添付文書と提出資料類を確認する業務
- 保険会社における申込や支払の際に過去の書類を確認する業務
- 通信サービス業における各種サービスの申込書確認業務
- 企業全般における受注計上したデータに対する注文書の確認業務
商品体系/価格
商品名 | 販売価格 | 出荷開始 |
---|---|---|
OnBase ScanConnect for ERP | オープン | 6月上旬 |
販売目標
今後3年間で400システムの販売を予定しております。
展示会
本製品は、PFU IT FAIR 2006」にてご紹介、デモ展示いたします。
東京会場 | 開催日時 | 2006年6月16日(金曜日) 10時~17時 |
---|---|---|
会場 | 目黒雅叙園(目黒駅 徒歩3分) | |
大阪会場 | 開催日時 | 2006年7月7日(金曜日) 10時~17時 |
会場 | 新大阪ワシントンホテルプラザ(新大阪駅 徒歩3分) |
- ご来場に際しては、Webサイト(URL:https://www.pfu.fujitsu.com/itfair/2006/)にて事前登録が必要となります。
関連Webサイト
https://www.pfu.fujitsu.com/ecm/ (「OnBase」紹介Webサイト)
注釈
- (注1)
- 「OnBase」は、米国ハイランド・ソフトウェア社が開発した、ドキュメント管理を中心とした統合コンテンツ・マネージメント・システム(ECM)です。PFUは「OnBase」を日本におけるマスターリセラーとしてお客様へご提供しております。
- (注2)
- 業務用イメージスキャナを対象とする。欧州・北米は2005年InfoTrends/CAP Ventures社の調査、日本は2005年GSM株式会社の調査に基づき当社にて推定。
- (注3)
- イメージスキャナ「fiシリーズ」は、世界統一ブランドとして、当社および富士通・富士通グループ各社にて販売しております。
- (注4) アプリケーションイネーブラー機能
- Windows上の既存の業務アプリケーションやWeb画面を修正することなくOnBaseと連携させるオプション機能。
ERP製品だけでなく、お客様の作成したWindows上のWEBシステムやエミュレータ、Visual Basicによるアプリケーションでご利用できます。すべての環境においての動作を保障するわけではありませんので、ご導入前の動作確認が必要となります。
商標について
- 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
お客様お問合せ先
株式会社PFU
マーケティング統括部
電話:044-540-4516
報道関係お問合せ先
※掲載されている情報は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。