PFUとNICT、末端ネットワークのサイバー攻撃対策技術を共同開発

～ iNetSec Intra Wallとサイバー攻撃統合分析プラットフォーム"NIRVANA改"を連携～

株式会社PFUと国立研究開発法人情報通信研究機構（NICT(注1)）は、このたび、高度化・巧妙化するサイバー攻撃に対抗するためのサイバー攻撃対策技術を共同開発しました。

PFUの標的型サイバー攻撃対策アプライアンス「iNetSec Intra Wall」と、NICTのサイバー攻撃統合分析プラットフォーム「NIRVANA改」を連携し、セキュリティ脅威の検知・可視化とマルウェア感染拡大の自動防御を実現。これにより、サーバやパソコンなどの端末を接続する末端ネットワークにおけるセキュリティインシデントの詳細な原因究明と迅速な対処の実現が期待できます。

iNetSec Intra WallとNIRVANA改の連携については、2016年6月8日（水曜日）～10日（金曜日）に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2016」で動態展示を行います。

共同開発の内容

今回の共同開発の内容は、次のとおりです。

1. セキュリティ脅威の検知・可視化

iNetSec Intra Wallが末端ネットワークの通信を監視し、組織内に潜むマルウェア感染活動を検知。NIRVANA改のアラート管理機能と連携することで、セキュリティ脅威の可視化を実現しました。これにより、早期対処に向けた影響範囲を瞬時に把握することができます。

2. マルウェア感染拡大の自動防御

NIRVANA改の自動防御機能とiNetSec Intra Wallの端末遮断機能を連携させることにより、マルウェアの検知から遮断まで迅速に対応することが可能となりました。また、iNetSec Intra Wallの端末遮断機能は該当の端末のみを遮断するため、遮断による業務影響を最小限に留めることが可能です。

図. NIRVANA改の可視化画面

iNetSec Intra Wallが組織内でのマルウェア感染拡大を検知し、該当する端末を遮断している様子。
白色の球体がIPアドレスのパネルを包囲することで、送信元IPアドレスの遮断を表現。

展示会

以下の展示会にて、iNetSec Intra WallおよびNIRVANA改との連携を展示いたします。

名称	Interop Tokyo 2016（http://www.interop.jp/）
期日	2016年6月8日(水曜日)～10日(金曜日) 8日(水曜日) 10時30分～18時、 9日(木曜日) 10時～18時、 10日(金曜日) 10時～17時
会場	幕張メッセ（国際展示場/国際会議場）
展示内容	NICTブース（小間番号：6N32） ShowNet iNetSec Intra WallとNIRVANA改との連携の動態展示を行います。富士通ブース（小間番号：5D32） iNetSec Intra Wallを展示いたします。