車載組込みシステム関連製品
開発用コントローラ
本コントローラ製品は、車載組込みシステム開発者のニーズに応え、モビリティ開発環境の標準となる Automotive Grade Linux
(※1)
を動作させる車載向け最新型のインテルCPUを搭載することで、先進的で強力な開発環境を提供いたします。
次世代IVIに必要なインタフェースをコントローラ本体に実装するとともに拡張スロットを2つ装備しており、さまざまな機能の拡張カードを選択してシステム開発を行なうことが可能です。例えば、低消費電力で強力なディープラーニング処理が行える弊社のDeep
Learningアクセラレータカードや次世代コネクテッドカーの実現を支援する車載Ethernetカードの搭載も可能です。
特長

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Automotive Grade Linux対応
- 車載システムの開発に適したOS Automotive Grade Linuxを搭載可能。
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次世代IVI (※2) に対応した各種インタフェース
- 3画面の独立出力により、メーター、ナビ画面を1つのコントローラで表示。
- マルチチャネルのデジタルカメラ入力により、外部モニタ、ドライバーステータスモニタ、電子ミラーに対応。
- 拡張スロット装備 (PCI Express 2スロット, M.2)により、各種PCI Expressカード搭載可能。
(CANカード、車載Ethernet(Ethernet AVB/TSN)カード、Deep Learningアクセラレータカード等)
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搭載CPU
- 車載向け最新型のインテルCPU搭載。
近年、自動車・建機などのモビリティ市場において、IoTやAIの技術を活用し、カメラやセンサーから得られる大量のデータを、周囲の危険察知やドライバー状態監視などの運転支援、遠隔操縦、自律走行などに有効活用する取り組みが実用化されつつあります。これに伴い、カメラやセンサーなどを搭載するあらゆるモビリティ手段において、収集・蓄積したデータをリアルタイムに活用したいという要望も高まっています。
弊社はこのような市場要望に応え、本開発用コントローラおよびディープラーニング製品、そしてデータ保全に適したRAID機能を有する組込みストレージ製品をご用意しております。
社会を支えるさまざまな市場に対し、幅広いインテルCPUラインナップを持つ産業用組込みコンピュータを提供し続けている当社は、その豊富な経験と実績に基づき、安心・安全なモビリティ社会の実現に向けた取り組みを行なっています。
※1 Automotive Grade Linux: 車載アプリケーション用Linuxベースのソフトウェアプラットフォーム。
※2 IVI: in-vehicle infotainment、車載インフォテインメントの略。従来のカーナビの役割に加え、様々な情報サービスやエンターテインメントの提供、安全支援等を行うための車載情報プラットフォーム。