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  5. よくある質問

産業機器向け 組込みコンピュータ
(ソフトウェアRAID対応)



ストレージ セレクションガイド









産業機器に組み込まれ、内部機構の制御、データ解析処理などその中枢を担うコントローラのストレージ選定は、組込み機器の設計開発に欠かせない要素となっています。

  • 24時間連続稼働及び長期使用に耐える頑健性を要していること。
  • 寿命品の交換が容易に行える保守性を備えていること。
  • 耐用年数が要求される産業機器に応じた長期確保が可能であること。


このような要求にお応えする組込みコンピュータのセレクションガイドです。

ソフトウェアRAIDの主な特長

ソフトウェアRAIDは、組込みコンピュータに機能拡張カードなどのハードウェアを追加することなく、高信頼なディスク・ミラーリング(RAID1)を実現するソフトウェアドライバ製品です。

ハードウェアRAID製品に匹敵する性能を確保しながらも、CPU使用率はハードウェアRAID製品と遜色ないレベルでのディスク・ミラーリング処理を実現しております。

特長とメリット

  1. (1)セカンダリディスクのみでOSブートが可能

    ミラーリング(RAID1)を構成しているディスク(プライマリ/セカンダリ)のうち、プライマリディスクの故障を検知した場合でも、セカンダリディスクのみでOSを起動することが可能です。本機能により、OS標準のソフトウェアRAIDに比べて高い可用性を実現しています。

  2. (2)エラーハンドリングによる高可用性の実現

    ソフトウェアRAIDは、優れたエラーハンドリング機構により、お客様装置の安定稼働を支えます。

    1. RAID1によりミラーリングを構成するディスクにエラーを検知した場合、故障の疑いのあるディスクを切り離します。(RAID縮退処理)
    2. 当該ディスクに対し内部的な診断を行い、エラー内容が軽微であり復旧により継続使用可能と判断した場合、再度、ミラーリングに組込みます。
    3. 当該ディスクがミラーリングに正常に組み込まれた後、独自の論理により、バックグランドで高速に同期処理を行います。

    これら一連の処理は、ホスト側には異常として見えないため、アプリケー ションの動作に影響を与えません。

  3. (3)リビルド負荷コントロールの柔軟性

    リビルド処理中も、通常の論理ディスクとしてデータのリード/ライトを行うことがきでますが、リビルド処理に要する負荷の分だけその作業に影響が出る可能性があります。 そこで当社のソフトウェアRAIDでは、「通常作業を優先」「冗長性回復を優先」と、用途に応じたリビルドの負荷を設定する機能を提供しています。

ソフトウェアRAIDの製品カタログはこちらよりダウンロードいただけます。

ソフトウェアRAID対応製品一覧

ソフトウェアRAIDに対応した組込みコンピュータの製品一覧です。
仕様が記載された製品カタログは、製品名称部のリンクよりダウンロードいただけます。

製品名称 HDD/SSD
最大搭載台数
SSD HDD
容量 搭載可
能台数
RAID
カード
対応
ソフトウェアRAID
対応
容量 搭載可能台数 RAID
カード
対応
ソフトウェアRAID
対応
AR2200 モデル120L 2 128GB/
256GB/
512GB
2 - 〇
(128GBを除く)
- - - -
AR2200 モデル100K 2 240GB/
480GB
2 〇 - - - -
AR8300 モデル320L 3 512GB 3 〇 〇 2TB/4TB 3 ※ 〇 〇
AR8300 モデル300L/310L 3 512GB 3 〇 〇 2TB/4TB 3 ※ 〇 〇

※365日24時間運用対応

産業用途のコントローラに弊社製品が選ばれている理由

お客様の課題・ニーズを的確に把握

お客様のニーズにお応えするために、各種製造装置、工作機械、計測装置、医療装置などの産業機器分野、通信装置、放送装置などの情報・映像機器分野、そして交通システム、プラント向け制御機器分野といった、分野別の選任スタッフが、組込みコンピュータ選定における課題・ニーズに対して適切なご提案をいたします。

ワンストップ・サポート

弊社組込みコンピュータは、ハードウェアからソフトウェアまで完全に⾃社開発されているため、各種お問い合わせに、ワンストップで対応いたします。トラブル対応にかかる時間の短縮に貢献します。



国内に充実した保守体制を確立

全国120拠点全国120拠点のサービス網によるきめ細かい万全の保守体制を確立。お客様に安心をお届けします。

50年を超える日本の産業支援の実績

産業支援の実績コンピュータメーカとして起業。
日本の産業支援を使命として、業務端末、オフコン、ミニコン、サーバといった高品質な製品を、 50年を超えて量産し続けてきた実績が品質を裏付けます。



海外EMC・安全規格

海外主要規格に対応するカスタマイズのご相談に応じます。お客様の産業機器に搭載する弊社組込みコンピュータに仕向国のEMC・安全規格の認証を取得することは、安全・安心による競争力の強化を実現するとともに、保守用部品として単体輸出することを可能とします。

よくあるご質問

問:長期供給は可能ですか?


メーカーからの供給期間の短いHDD/SSDは、業界標準品を選定するとともに、供給終了時は同等仕様の後継品を長年の経験とノウハウに基づき弊社が選定し、動作検証を実施することで互換性を確保できるようにしています。これらの施策により、5年間の供給期間と5年間の保守期間を実現し、最長10年間の継続使用を可能にしています。また、CPUなど主要部品は供給メーカから組込み向け長期供給可能な部品を選定しています。

問:対応するRAIDレベルはどれでしょうか?


組込み用途で最も需要の高いRAID1レベルに特化して対応しています。

  • RAID0: ディスク冗長性なし。データ分散配置による性能優先モデル
  • RAID1: ディスクミラーリングによる基本モデル
  • RAID5: シングルパリティによるデータ保全を持つ、性能・容量バランスモデル
  • RAID6: ダブルパリティによるデータ保全を優先するモデル
  • RAID10: RAID0とRAID1の特長を併せ持ったモデル

問:HDD/SSDの監視は可能でしょうか?


弊社組込みコンピュータは、ハードウェアの状態を監視するツール(EmbedWare/SysMon)を無償添付しています。
こちらを使用することでHDDの状態監視を行えます。SSDについては、有償となりますが対応製品をご提供いたします。
EmbedWare/SysMonは、お客様のプログラムに組込んで使用いただけるSDKもご提供しています(有償)。

その他の些細な疑問でも結構です。お気軽にご相談ください。

組込みコンピューティング製品に関するお問い合わせ

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