AI-OCR
AI-OCRとは
OCR技術にAIを組み合わせた技術です。そのため、従来のOCRより高い精度で文字認識できます。
OCRとの違い
一番の違いは、文字の認識精度がOCRより高いことです。たとえば、認識が難しい手書き文字でも多くの筆跡を認識させてAIに繰り返し学習させることや、前後の文字から関連性を判断する（例：前後の文字から地名と判断）ことなどにより認識精度が改善されます。
以下は、手書き文字のOCRとAI-OCRの認識の違いを示した例です。
認識精度は100％？
認識精度が高いAI-OCRとはいえ、すべての文字を100％の精度で認識できるわけではありません。だからといって、「業務に使えない」「導入すべきか悩む」と判断するのは尚早です。100％認識できなくても業務は確実に効率化できます。また、認識精度が向上する工夫をすることが大切です。
たとえば、業務に適したAI-OCR製品を使ったり、認識精度が向上するような帳票のフォーマットに変更したりするなどの工夫によって認識精度が変わります。また、紙をスキャンして文字を抽出する場合は、認識しやすい画像を生成する画像処理技術の高いスキャナ―を導入するのも1つの方法です。
