原稿の向きを回転する
イメージデータの向きを自動的、または指定した向きに回転できます。
オフィスで使用されている文書の中には、同じ用紙サイズの原稿でも、原稿の向きが縦 / 横混在している場合があります。自動判別は、このような原稿を読み取った場合に便利です。
イメージデータの向きを回転する場合は、ScanSnap 設定画面の「読み取りモード」タブの「向きの選択」で設定します。
重要
SV600 の場合、ScanSnap 設定画面の「原稿」タブの「読み取る原稿の選択」で、「後から選択する」を選択してから原稿を読み取り、「ScanSnap Manager - イメージ読み取りとファイル保存」画面で「本や雑誌などの見開き原稿を、歪みの補正をして保存します」を選択すると、原稿の向きが自動的に回転されません。

重要
イメージデータの向きは、原稿中の文字列を基準にして回転します。そのため、「向きの選択」で「自動判別」を選択した状態で、以下のような原稿を読み取ると、イメージデータの向きが回転されない場合があります。
その場合は、「自動判別」を選択しないでください。
- 極端に大きい文字や小さい文字が多い原稿
- 文字間や行間が極端に狭い、または文字が接触している原稿
- 下線や罫線に接触している文字が多い原稿
- 写真や図などのイメージが多く、文字の少ない原稿
- 文字の背景が不均一色の原稿
例: 網掛けされている文字 - 装飾文字が多い原稿
例: 影、白抜きなどの装飾がされている文字 - 文字の背景に模様がある原稿
例: 絵や図と重なっている文字 - 図面など、文字が一定方向を向いていない原稿
- アルファベット大文字だけで書かれている原稿
- 手書き文字の原稿
- 傾いた原稿
- 以下の言語以外の原稿
- 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語
- OCR パックがインストールされている言語(日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、ロシア語)
- ScanSnap Manager 設定画面の「ファイル形式」タブの「検索可能な PDF にします」チェックボックスにチェックを付けて「対象言語」に指定した言語
- 複雑なレイアウトの原稿
- ノイズの多い原稿
- 薄い文字の原稿
- かすれた文字の原稿