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不正PC検知・遮断アプライアンス iNetSec Patrol Cube
名古屋芸術大学様

名古屋芸術大学

Mac OSを多数保有する大学環境において
ネットワーク利用申請をシステム化
学生・教職員のPCを把握・統制

名古屋芸術大学様は、学内ネットワークにおける学生・教職員PCの利用申請・承認システムを「iNetSec Patrol Cube」により構築。学生・教職員PCの完全把握・統制を実現し、従来の利用者を限定したネットワーク環境を刷新する事に成功。学生への充実したネットワーク利用環境の提供とセキュリティ確保のバランスを運用負担なく実現。

今年、創立40周年を迎える名古屋芸術大学様は、人間発達学部、デザイン学部など幅広い学部を有する私立総合芸術大学として、感性と創造力に富んだ人材の育成を目標とし、芸術文化ならびに人間発達の創造発展に寄与する人材の養成を目的としている。

国際化に積極的に取り組み世界32大学との交流を行なっている。また、演奏会や展覧会、そして種々の講座の開催を 通じ地域社会にも貢献。

音楽学部、美術学部、デザイン学部、人間発達学部、音楽研究科、美術研究科、デザイン研究科(4学部、3学科)では、効率と合理性を追求する現代社会において、芸術体験を通じて官製と理性の調和的涵養を図り、豊かな人間性を育むことを目的とするという理念を元に、それぞれの教育目標を設定し、学びの場を提供している。




個人PCの積極活用に向けて

名古屋芸術大学様では、学内にネットワークを導入し10年以上経過しているが、学生のIT活用はセキュリティリスクを考慮して学校設備のPC若しくは、各教授の管理下に留めており、学生が自由に学内ネットワークを利用できる環境とは言えなかった。

しかしながら近年、個人PCの利用が高まる中、教育の観点からも積極的にPCを利用させたいという考え方の元、ネットワークを学生に開放する事を検討するに至った。しかし、セキュリティの対策を確実に実施しなければならない中で、大掛かりな認証システムの導入にはネットワーク機器変更コストをはじめとした導入コストの問題もあった。

これら要因から、セキュリティ対策は人で対応できる部分とシステム化が必要な部分に分け、人が対応できる部分はポリシーにて統制し、システム化が必要なPC統制については、万一のセキュリティトラブル発生の際に証跡の確認も取れる安価なPC管理システムを探していた。


Mac OSにも対応するネットワーク利用申請機能が決め手に


IT室長
伊藤 嘉彦 様

コストを掛けずにシステムでPC管理ができるツールとして不正接続検知・遮断システムの調査を行い、運用負担が最も少ないiNetSec Patrol Cubeに着目した。
PC管理を適切に行うためには、ネットワーク利用申請が不可欠。一般的には紙やメールを伴う申請フローが発生するが、iNetSec Patrol Cubeは利用者のPCより申請が行える機能(利用申請機能)があるため運用を自動化できる。さらに、学内利用されるPCの約9割がMac OSであり、本機能がMac OS対応している事も選定ポイントとなった。

「ブラウザから利用申請ができるのが第一の決め手でした。ブラウザからネットワーク利用申請できるという事は、利用者・管理者両面からみて明らかに運用が楽です。
利用申請画面から、学生は学籍番号の他、ルールで決められた情報を入力できるので、管理者側で照合して承認することができると考えました。
また、申請画面がMac OS対応であった事も重要なポイントですね。芸術大学なので、Mac利用率が90%を超えています。他にもいくつかの製品を検討しましたが、Mac OSに対応しているのはiNetSec Patrol Cubeだけでした。」と伊藤氏。


1ヶ月足らずでシステム導入、周知もスムーズ

導入開始からわずか1ヶ月足らずでシステム導入・周知を終え本稼動を開始。
大きく以下2つの要因で、このような短期間の導入・本稼動に至った。

  • 簡単に利用できる「ネットワーク利用申請機能」
    ネットワーク利用申請機能は簡単・シンプルで、教授会などでの説明でスムーズに周知。本格稼動開始以降もトラブルなく運用できている。
  • ホワイトリストの作成を簡単なものにする「装置種別自動識別機能」
    導入後約1ヶ月は準備期間としてiNetSec Patrol Cubeの「監視モード」で接続されている機器全てのMACアドレスを収集。装置種別自動識別機能でPCとプリンタを識別できる為、ホワイトリストの作成が短期間で済んだ。

ネットワーク管理の徹底により学生のネットワーク利用を活発化


メディア教育センター長
津田 佳紀 様

今回のシステム導入により、申請・登録されたPCのネットワーク接続を全て把握(証跡)、未申請のPCはネットワークに入れないという運用を実現。ネットワーク管理を徹底し、授業の中でも学生PCを活発に活用できるようになった。
さらに、臨時講師やゲスト利用の登録削除漏れを防ぐ為、長期未接続検出機能を活用、3ヶ月間利用のない装置情報は自動削除する運用を行うことで、PC把握の維持も徹底できている。
加えて、ネットワーク利用申請が教育目的以外で使わないという抑止効果に繋がり、セキュリティ意識付けにもなっている。

「申請画面に入力するだけの簡単操作なので、教授会で一度説明をしただけで、すぐに運用にはいる事ができました。学生へのアナウンスも、教授から学生に説明するといった形でスムーズにできたので、1ヶ月という短期間で本稼動することができました。導入後3ヶ月経ちますが、ネットワークに繋がらない等といった学生からのクレームもなく、学生満足度・運用容易性からも、非常に気に入っています。もともとセキュリティはマンパワーとシステム運用のバランスだと考えており、管理者とユーザーの信頼関係をFace to Faceで維持できるという本学のような環境下においては、マンパワーとシステムの協調によるこのような運営が理想的ではないかと考えます。」と津田教授は語る。

「今回のシステムはセキュリティ対策のファーストステップとしてiNetSec Patrol Cubeを導入し活用しましたが、iNetSec Patrol Cubeは検疫システムとも連携できるという事なので、将来のセキュリティ対策レベルのステップアップとして、検疫システムへのアップグレードも視野に入れていきたい。」と伊藤氏。

学校概要

名称 名古屋芸術大学
所在地 愛知県北名古屋市徳重西沼65番地
創立 1970年4月
教職員
学生数
122名(2010年4月現在)
2,646名(2010年4月現在)
URL http://www.nua.ac.jp/index.html
学部
学科
音楽学部、美術学部、デザイン学部、人間発達学部
音楽研究科、美術研究科、デザイン研究科

「不正PC検知・遮断アプライアンス iNetSec Patrol Cube」のご紹介はこちら
https://www.pfu.fujitsu.com/inetsec/products/pc/

iNetSecに関するお問い合わせ