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IT機器管理アプライアンス iNetSec Smart Finder
社会医療法人令和会 熊本リハビリテーション病院

病院内スタッフにより運用できるセキュリティ対策
iNetSec Smart Finderで医療機器を含むIT機器管理を実現
熊本リハビリテーション病院様は、電子カルテや医療機器を利用する医療用ネットワークと、医師やスタッフがメールなどの業務に利用する情報用ネットワーク、そしてサーバを管理しているサーバネットワークにiNetSec Smart Finderを導入。病院内のスタッフで運用できるセキュリティ対策と、IT機器管理をiNetSec Smart Finderで実現。
地域ニーズに応える高機能の総合リハビリテーション病院

昭和49年熊本理学診療科病院として開設。平成22年9月に熊本県では初の医療法人から社会医療法人に法人変更認定を受け、熊本県の僻(へき)地医療支援病院として熊本県全域の僻地医療を支える役割を果たしている。急性期から亜急性期、生活期に対応できる医療、そして在宅にいたるまでのシームレスなサービスの提供を行っている。また平成22年4月より全病棟において365日休まずリハビリテーションを行える体制を整備し、リハビリテーション専門病院として様々な疾病に伴う機能障害に対し、早期より良質且つ高度なリハビリテーションを提供している。
約140名のリハビリスタッフが、早期に濃密なリハビリテーションを提供し早期退院・早期社会復帰をサポートしている。平成24年4月21日に本館を新築。病床数225床の5病棟体制となり、さらに高機能の病院としてリニューアルした。3-5階の各フロアには病棟リハ室を設け、よりきめ細かい訓練と患者様がより安心して治療に専念できる環境づくりを目指してきた。
医療面だけでなく、患者様の不安な気持ちを和らげられるよう様々な面で配慮している。ピアノの定期演奏会や200点以上に及ぶアートやモニュメントの展示、本館ロビーには開放感を意識した吹き抜け、また白を基調とした明るいイメージの病棟となっている。また全館インターネット無線サービスが利用でき、外来待合いや入院中の病室、地域交流ホールなど多くの方に、快適なインターネット環境を提供している。
少人数の管理者による医療ネットワークの機器管理とセキュリティ対策が課題
2003年より電子カルテシステムを導入し、院内のIT化が本格的に始まった。熊本リハビリテーション病院様の院内ネットワークは、大きく分けて医療用ネットワーク、情報用ネットワーク、患者様用ネットワーク、サーバ用ネットワークの4つ。

患者様用ネットワークは、診察待ちの患者様や入院されている患者様がインターネットを利用するために、解放されているネットワークで、誰でも自由に使うことができる。情報用ネットワークは、インターネットへつながっており、医師やスタッフのメールやインターネットなど外部とのやり取りに主に利用される。医療用ネットワークは、電子カルテや画像システムなどを取り扱うクローズドなネットワークで、サーバ用ネットワークはファイルサーバなど扱う管理サーバ用のネットワークとして利用される。
熊本リハビリテーション病院様は、3名の情報システム課スタッフにより、 隣接するサンライズヒルと阿蘇にある南郷谷整形外科医院という関連施設を跨いで、全てのネットワークの管理を行っている。しかし、PCをはじめとしたネットワークインターフェースを持つ医療機器の増大により、情報システム課スタッフの管理には、限界がでてきた。そこで、2009年7月から着工した改築をきっかけに院内ネットワークの整備に着手することとした。
病院内のスタッフが管理できるネットワークのセキュリティ対策

情報システム課 主任
城ヶ野 晃久様
情報用ネットワークと医療用ネットワークのセキュリティ対策として、PCについては、情報漏洩のリスクやウイルスなどのセキュリティ脅威 に対応するため、シンクライアントシステムを導入することとし、管理外端末の接続を防止するためのシステムの導入を検討。
一方、機器管理についても、情報システム課スタッフの手作業による台帳管理で、300台を超えるPCや周辺機器、医療機器などの管理を行っていたが、今後も管理対象となる機器は増え続けていくことから、システムによる効率化も合わせて必要となった。
システムを選定するポイントは、製品の機能はもちろん、情報システム課スタッフによる日ごろのメンテナンス性と操作性がよい製品であることが重要。「病院では24時間365日、システムが稼動しています。そのため問題が起こった際に、院内にいるスタッフが迅速に事態を把握し、原因究明と対処ができるシステム作りが重要となります。」(城ヶ野様)。
病院内のネットワークを管理するiNetSec Smart Finder
複数製品から選定を行った中で、iNetSec Smart Finderを採用。情報用ネットワークと医療用ネットワーク、そして、サーバネットワークという3セグメントを管理することになった。iNetSec Smart Finderを選定したポイントは、アプライアンスであることのメンテナンス性と、分かりやすい操作性。ネットワークにつながっている機器の把握から、接続許可や遮断を簡単に行うことができるため、システム管理者の運用工数削減にも繋がり、様々な資源の有効活用が期待できる。また、導入により、予想していたよりも多い機器が検出され、手作業で管理していた台帳の機器情報と、実際に接続されている機器情報にギャップがあることがわかったという。
現在、熊本リハビリテーション病院様では、段階的にネットワーク内の機器を把握する監視モードから、管理外機器を遮断するモードへステップ展開を開始している。
セキュアなネットワーク環境による高度な医療情報サービスの提供にむけて

法人理事 事務長
白石 清隆様
「今後は、病院内、外でモバイル端末の活用が増えていきます。在宅を支えるスタッフによる訪問看護やリハビリでは、必要に応じてモバイル端末で患者様の症状や情報を的確に把握し、病院内の医師と情報を連携することにより、診察や必要な処置など正確な医師の判断を仰ぐことが出来るようになります。また、これまでは患者様にナースステーションや面談室で、経過説明をしておりましたが、医師が患者様のところに出向いてモバイル端末を持参し経過説明をしたり、栄養管理スタッフが食事のメニューを患者様に説明し、モバイル端末から選択できるサービスを提供できるよう準備を進めております。医療現場でのIT機器の活用シーンは増えていきますね」(白石様)
安全な医療情報の提供には、セキュリティ対策は必須。このネットワーク整備により院内のセキュリティ対策も強化できたため、情報セキュリティに関する審査項目が厳しくなった日本病院評価機構(※)のバージョン6の更新審査にも対応できる見込みだという。
※ 病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動 (機能) が、適切に実施されているかどうかを評価・認定する第三者機関。
病院概要
名称 | 社会医療法人令和会 熊本リハビリテーション病院 |
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所在地 | 〒869-1106 熊本県菊池郡菊陽町曲手760 |
開設 | 昭和49年「熊本理学診療科病院」として創設 |
院長 | 古閑 博明 |
病床数 | 225床 |
総職員数 | 418名(平成24年4月1日現在) |
URL | http://kumareha.jp/view_medic/section_top/ |
指定 医療機関 |
整形外科、リハビリテーション科、内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、リウマチ膠原病内科、代謝内科、脳神経外科、神経内科、形成外科、泌尿器科、麻酔科、放射線科、歯科、歯科口腔外科 |

「IT機器管理アプライアンス iNetSec Smart Finder」のご紹介はこちら |
https://www.pfu.ricoh.com/inetsec/products/smartfinder/ |