2006年2月14日
株式会社PFU
[PRESS RELEASE]
A3高速両面カラースキャナ「fi-5900C」新発売
~ クラス最速の100枚(200面)/分のカラー高速読み取りを実現 ~

2005年4月に施行されたe-文書法(通称)(注3)や法制化が検討されている日本版SOX法などにより、大量の原稿を短時間で電子化するイメージスキャナのニーズが高まってきております。
このような中、当社はカラーで100枚(200面)/分の高速読み取りを実現した「fi-5900C」を開発いたしました。
また、本製品は、読み取り前後の作業を効率化する機能や、業務ロスを低減する機能を装備しており、読み取り業務全体の効率化を実現いたします。
本製品の特長
1. クラス最速の100枚(200面)/分の読み取り速度を実現
高速CCD、および高速画像処理回路を新規開発、カラーA4原稿で100枚(200面)/分(カラー、200/300dpi)の読み取り速度を実現しました。これにより、1日約10万枚の大量原稿読み取りを可能にしました。
2. 読み取り前後の作業を効率化
厚さ・サイズ・色・濃度の異なる原稿を一度に読み取る「混載読み取り」に対応。読み取り前処理での原稿仕分け作業を簡略化できます。さらに、原稿排出部の高さを自動で一定に保つ「エレベータスタッカ」を採用。読み取った原稿が原稿排出部でバラバラになるのを防ぎ、読み取り後に原稿を揃えやすくなります。これらにより、読み取り業務が効率化できます。
3. 業務ロスの低減
原稿読み取り作業において業務ロスを未然に防ぐ機能を装備しております。
原稿マルチフィード防止機能
一度に2枚以上の原稿が重なって給紙(マルチフィード)されたことを確実に検出する超音波方式マルチフィードセンサーを搭載しました。厚さ・サイズ・色・濃度が異なる原稿を混載入力する場合でもマルチフィードを確実に検出できます。
原稿破損防止機能
給紙部に原稿が詰まった場合を検知し、原稿の破損を防止する機能を搭載しました。大切な原稿を破損いたしません。
画像欠け防止機能
サイズが異なる原稿を混載入力する場合、小さい原稿が傾いて給紙される場合があります。原稿が傾いて給紙された場合、原稿間隔を自動的に調整することにより、画像の端が欠けないようにする機能を搭載しました。
4. 環境への取り組み
本製品は、(1)国際エネルギースタープログラム登録の大型スキャナ装置で低電力モード時消費電力がトップクラス、(2)用紙セット/取り除き時間の短縮機構の追加により総合処理能力を向上させ、従来機比55%のCO2排出削減を実現し、富士通グループの定めるスーパーグリーン製品(注4)として認定された製品です。
また、EUが施行する化学物質含有規制であるRoHS(注5)指令に準拠した製品です。
その他
- 2005年4月に施行されたe-文書法の画像要件を満たすイメージデータを生成。
- 原稿にあわせて自動的にカラー/モノクロの出力を行なう自動判別機能を搭載。
- 画像処理で定評のあるKOFAX社製VRSソフトウェアをオプションとして用意。
- 帳票の管理・照合用途でニーズの高い、インプリンタオプション[プレ印字ユニット(入力前・原稿表面印字)、ポスト印字ユニット(入力後・原稿裏面印字)]の2種類をご用意。
販売価格、および出荷開始時期
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
fi-5900C | 3,000,000円 | 2006年2月14日 |
オプション製品
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
fi-590PRF (プレインプリンタ) | 248,000円 | 2006年2月14日 |
fi-590PRB (ポストインプリンタ) | 248,000円 | 2006年2月14日 |
fi-590VRS (VRS画像処理オプション) | 380,000円 | 2006年4月3日 |
販売目標
全世界において今後3年間で18,000台の販売を予定しています。
関連ホームページ
- http://imagescanner.fujitsu.com/jp/ (「fiシリーズ」紹介ホームページ)
商標について
- 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です
注釈
- (注1)
- 2006年2月14日現在、300万円以下のADFタイプカラーイメージスキャナにおいて。
- (注2)
- FUJITSUイメージスキャナ「fiシリーズ」は、世界統一ブランドとして、当社および富士通・富士通グループ各社にて販売しております。
- (注3)
- e-文書法は、紙での原本保存が義務化されていた文書や帳票について、電子化したイメージデータを原本として認め、保存を容認する法律。e-文書法は通称。正式名称は「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」、および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」。
- (注4)
- 富士通グループの「グリーン製品」の適合を前提条件とし、「省エネ」「3R設計・技術」「含有化学物質」「環境貢献材料・技術」などの環境配慮要素の何れかにおいて、環境配慮レベルがトップランナー以上であり、自社製品または市場製品との比較において極めて優れた製品またはシステムをさします。
詳細は富士通ホームページ「環境活動」をご覧ください。(URL : http://jp.fujitsu.com/about/csr/eco/) - (注5)
- RoHS指令。Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipmentの略。EU(欧州連合)が実施する化学物質含有規制の事です。これにより、EU圏内において2006年7月1日以降、電気電子機器への特定6物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE)の含有が制限されます。
以上
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