[PRESS RELEASE]
2015年12月17日
株式会社PFU
通知カード・個人番号カード用OCRソフトウェア
「DynaEye マイナンバーOCR」の販売開始
~ 窓口における安全かつ効率的なマイナンバー取扱い業務を支援 ~
株式会社PFU(社長:長谷川 清、横浜本社:横浜市西区)は、「通知カード」および「個人番号カード」用OCR(注1)ソフトウェア「DynaEye マイナンバーOCR」を2015年12月17日より販売開始いたします。本製品は、「通知カード」および「個人番号カード」を安全に読み取り(注2)、窓口における取扱い業務を効率化します。
マイナンバー法(正式名称:行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)施行に伴い、交付される通知カードや本人希望により取得する個人番号カードは、本人確認書類として窓口業務での利活用が見込まれます。マイナンバーを含む個人情報は特定個人情報のため、取り扱いに配慮しながら安全かつ効率的に業務システムへ取込む必要があります。
本製品は、長年のOCR技術とノウハウに基づいたアプリケーション開発者向けSDK(注3)と、実行環境用ライセンスで構成されます。「fi-65F/fi-60F」をはじめとする世界シェアNo.1(注4)イメージスキャナfiシリーズと組み合わせることで、特定個人情報を残さない安全で効率的なシステム環境を実現し、情報漏えいリスクを低減できます。
用途として、通知カードや個人番号カードからマイナンバーを取得することで、企業内における社会保障や税の手続きに活用できます。また、今後見込まれる銀行での口座開設や医療保険の加入手続きなどの本人確認を必要とする窓口業務において、通知カードや個人番号カードからマイナンバーや本人確認情報を取得することで、安全かつ効率的に各種手続きを行うことができます。
・通知カード読取によるマイナンバー取得イメージ

・個人番号カード読取による活用イメージ

新製品の特長
1.セキュアなシステム構築を実現
当社イメージスキャナfiシリーズにてスキャンしたデータをすべてメモリ上で処理することにより、PC上にマイナンバーや本人確認情報を含むファイルを作成することなく、安全なシステム構築を実現します。これにより、特定個人情報を扱う業務における情報漏えいリスクを低減できます。
2.データ入力業務の効率化が可能
- マイナンバーに特化した高精度な文字認識
「DynaEye EX」、「DynaEye 運転免許証OCR」などで実績のある高精度な日本語活字認識エンジンを、「通知カード」および「個人番号カード」専用に開発しました。さらに住所辞書(約41万件)、氏名辞書(約21万件)を活用した知識処理により高精度な読み取りを実現します。
- チェック機能による誤り防止
マイナンバーの読み取りではチェックデジット(注5)によるエラーチェックを行います。
商品名および標準価格
(1)ランタイムライセンス
商品名 | 内容 | 標準価格 (税別) |
---|---|---|
DynaEye マイナンバーOCR ランタイムライセンス V1.0 | DynaEyeマイナンバーOCR SDK を利用して開発したアプリケーションの実行環境用ライセンスです。 | 52,000円 |
DynaEye マイナンバーOCR ランタイムライセンス サポートパッケージ |
DynaEye マイナンバーOCRランタイムライセンスの年間サポート商品です。 | 7,800円 |
- ※複数ライセンス向け商品も提供いたします。詳しくは当社製品紹介サイトをご覧ください。
- ※サポートパッケージはランタイムライセンス分必要です。
(2)開発キット
商品名 | 内容 | 標準価格 (税別) |
---|---|---|
DynaEye マイナンバーOCR SDK V1.0 | 業務アプリケーションへのOCR機能組み込み開発を行う場合の開発環境です。 | 450,000円 |
DynaEye マイナンバーOCR SDK サポートパッケージ | DynaEye マイナンバーOCR SDKの年間サポート商品です。 | 67,500円 |
- ※サポートパッケージはSDKの本数分必要です。
関連リンク
- https://www.pfu.fujitsu.com/mnocr/(DynaEye マイナンバーOCR 製品紹介サイト)
商標について
- DynaEyeは、株式会社PFUの登録商標です。
- その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)OCR : Optical Character Recognition(光学文字認識)の略。
- (注2)個人番号カードの読み取りは、2016年3月頃にアップデートを予定しております。詳しくは当社製品紹介サイトをご覧ください。
- (注3)SDK:Software Development Kit(ソフトウェア開発キット)の略。
- (注4)イメージスキャナの主要市場である北米、欧州、日本でそれぞれシェアトップです。詳細は業務用イメージスキャナ「fiシリーズ」製品紹介サイトを参照ください。
http://imagescanner.fujitsu.com/jp/concept/feature-story/page2.html - (注5)チェックデジットは総務省令第八十五号の「検査用数字を算出する算式」にもとづき、一定の計算に従って付加される数値を示します
以上
お客様お問い合わせ先
報道関係者お問い合わせ先
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