[PRESS RELEASE]
2017年4月18日
株式会社PFU
ドキュメントスキャナ「ScanSnap」がクラウドサービス連携機能を強化し
文字認識によるデータの検索性を向上
株式会社PFU(社長:長谷川 清、横浜本社:横浜市西区)はドキュメントスキャナ「ScanSnap iXシリーズ」と様々なクラウドサービスを直接連携する 「ScanSnap Cloud」(注1)の機能を強化し、本日より提供開始いたします。
今回の機能強化により、ドキュメント管理のストレージクラウドサービス(「Box」「Dropbox」「Evernote」「Google Drive」「OneDrive」)と連携した際のデータ検索性を向上しました。 「ScanSnap Cloud」上で、OCR(注2)処理を行うことで、検索可能なPDFファイルを作成できます。また、名刺/レシートに記載されている文字から、自動的にファイル名を生成することで、簡単にファイルの検索や整理が可能となります。
さらに、スマートデバイスのカメラを利用して撮影する機能を搭載しました。これにより、「ScanSnap」が手元にない場合でも「ScanSnap Cloud」を利用して、手軽に紙書類を電子化、活用できます。
「ScanSnap Cloud」は、PCやスマートデバイスを立ち上げることなく、「ScanSnap iXシリーズ」でスキャンしたデータを直接、様々なクラウドサービスに保存できるサービスで、 2015年に、コンシューマー向けクラウドサービスを中心に連携を開始しました。2016年以降、e-文書法(電子帳簿保存法)(注3)への対応をはじめとして、ビジネス向けのクラウドサービスとの連携を強化。 個人から企業まで、幅広くご利用いただいています。
今回、ユーザーの皆様からのご要望を受け、「ScanSnap Cloud」利用時のOCR処理を強化し検索性を向上させ、さらに、スマートデバイスのカメラを利用したスキャン機能を搭載しました。

新機能の特長
1.スキャンデータの検索性を向上
1) 検索可能なPDFファイルをクラウド上で作成
検索可能なPDFファイルを「ScanSnap Cloud」上で作成する機能を提供いたします(注4)。各クラウドサービス上でファイルを表示した後に指定した文字列で検索したり、テキストデータをコピーして再活用することができます。また、特定のクラウドサービスでは、複数ファイルの中から特定の文字列で全文検索を行うこともできます(注5)。

2) 自動ファイル名生成機能を名刺・レシートに拡大
ビジネス文書のタイトルや日付などから自動的にファイル名を生成する機能が、名刺/レシートでも使えるようになりました。例えば、名刺であれば、会社名/部署/名前など、レシートであれば、受領日/カード種別/カード番号/金額などから自動的にファイル名を生成できます(注6)。 これにより、ファイル名設定の手間が減るとともに、簡単にファイルを検索/整理できるようになります。

2.スマートデバイスのカメラでもスキャン可能に
スマートデバイスのカメラで撮影した画像データを「ScanSnap Cloud」に取り込む機能を追加。オートフォーカス/オートシャッターによる素早くきれいな撮影と、最適な画像補正(背景除去/台形補正/縦横アスペクト比補正)(注7)を自動的に行い、予め設定されているクラウドサービスに簡単操作で保存できます。 これにより、例えば、オフィスや自宅で「ScanSnap」をご利用のお客様が、外出先でも手軽に「ScanSnap Cloud」が利用できるようになります。
利用方法
本日より、「ScanSnap Cloud」アプリをアップデートすることにより無償で利用いただけます。(対象OS:Windows®、Mac OS X、iOS、Android™)
連携クラウドサービス
分類 | サービス名 | 運営会社 | 内容 |
---|---|---|---|
ドキュメント管理 | Box | 米国Box, Inc. | ストレージ |
Dropbox Dropbox Business |
米国Dropbox, Inc. | ストレージ | |
Evernote Evernote Business |
米国Evernote Corporation | ストレージ | |
Google Drive | 米国Google,Inc. | ストレージ | |
OneDrive OneDrive Business |
米国Microsoft Corporation | ストレージ | |
会計 個人資産管理 |
Concur Expense | 株式会社コンカー | 経費精算 |
Crew | 株式会社アックスコンサルティング | 会計ソフト | |
Dr.Wallet | 株式会社BearTail | 家計簿 | |
クラウド会計ソフト freee | freee株式会社 | 会計ソフト | |
MFクラウド会計・確定申告 | 株式会社マネーフォワード | 会計ソフト | |
STREAMED | 株式会社クラビス | 経費精算・入力代行 | |
TKC証憑ストレージサービス | 株式会社TKC | 証憑イメージデータ管理 | |
弥生会計 | 弥生株式会社 | 会計ソフト | |
名刺管理 | Eight | Sansan株式会社 | 名刺管理 |
写真管理 | Google Photos | 米国Google,Inc. | 写真管理 |
商標について
- ScanSnapおよびScanSnap Cloudは、株式会社PFUの日本における登録商標です。
- EVERNOTE、エバーノート、Evernote の象のロゴは Evernote Corporation の登録商標であり、使用許諾を得て使用しています。
- Androidは、Google Inc.の商標です。
- Mac OSは、Apple Inc.の商標です。
- Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
- その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)本サービスは、ScanSnap iX500、iX100を使用しているお客様がご利用いただけます。また、事前に連携するサービスへの登録が必要です。
- (注2)OCR : Optical Character Recognition(光学式文字認識)の略。
- (注3)電子帳簿保存法(正式名称:電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律) では、法人税法などにより、 書面での原本保存が義務付けられていた税務関係書類について、スキャナで電子化したデータでの保存を認められています。
- (注4)検索可能なPDFの作成は、500ページ/月となります。
- (注5)Box、Evernoteは日本語を含む全文検索が可能です。
- (注6)本機能は、ドキュメント管理のストレージクラウドサービス(「Box」「Dropbox」「Evernote」「Google Drive」「OneDrive」)でご利用いただけます。
- (注7)斜めから撮影した場合に画像が台形として撮影されますが、台形補正と縦横アスペクト比補正により元画像に近い画像を出力します。
関連リンク
著作権について
著作権の対象となっている新聞、雑誌、書籍等の著作物は、個人的または家庭内、その他これらに準ずる限られた範囲内で使用することを目的とする場合など、著作権法で定められた例外を除き、権利者に無断でスキャンすることは法律で禁じられています。
業務利用の場合では、著作権者の許諾が必要となることがありますので、著作権法、およびご利用になる企業や団体で定める利用規則等に従って利用して頂くようお願いします。
以上
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