[お知らせ]

2024年5月23日
株式会社PFU

令和6年度の文部科学大臣表彰「創意工夫功労者賞」を受賞

株式会社PFU(代表取締役社長:村上 清治)のグループ会社であるPFUテクノワイズ株式会社(代表取締役社長:和角 直幸、以下PTW)の社員が、このたび「令和6年度 文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞」(注1)を受賞しました。本賞は、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した方を顕彰するもので、各都道府県から推薦を受けた方が対象となります。
受賞者名および評価された業績名は下記の通りです。

  • 受賞者:菅原 隼斗、原田 雅雄、森田 剛史
    業績名:プリント板製造における部品外観検査の考案

表彰された活動の概要

1. 目的

本改善はプリント板製造のIMT(Insertion Mount Technology)工程における挿入部品の欠品や向きの間違えを画像処理で判定する外観検査機を開発することで、検査作業の効率化・信頼性の向上を図るものであります。
従来は製品ごとに準備された専用の「マスク治具(マスキングカバー)」を製品にあてがい検査対象部品1個1個が正しい状態かを目視確認しており、検査作業に膨大な工数と作業ストレスが発生していました。
今回の「プリント板製造における部品外観検査の考案」は、部品の正しい挿入状態をあらかじめプログラムすることで、製品を検査機にセットしボタン操作するだけで自動的に撮影~画像処理診断し、異常検出時はその後処理まで作業支援するIMT部品外観検査機であり、検査作業の大幅な時間短縮かつストレス軽減を実現することができました。

2. 導入成果

  • 作業工数は年間900時間短縮(年間80,000台製造)
  • 虚報率(注2)1%以内に留め、高品質を確保

受賞者の声

PFUグループの「製造技術の品質貢献活動」が評価されましたことを大変うれしく思います。これを励みとし、更なる製造技術力の強化に取り組んでいきたいと考えております。

注釈

  • 科学技術分野の文部科学大臣表彰について
    文部科学省では、「科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与すること」を目的とする科学技術分野の文部科学大臣表彰を定めております。
    令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定
  • 虚報率について
    良品を不良品と判断し報告する率のことを指します。

報道関係者お問合せ先

株式会社PFU
コミュニケーション戦略室 広報部
pfu-press@ml.ricoh.com