[お知らせ]
2024年7月18日
株式会社PFU
福岡市mirai@共働事業プラントテック実証プロジェクトに廃棄物分別特化AIエンジンが採択
画像認識AI等を活用した搬入不適ごみの検出
株式会社PFU(代表取締役社長:村上 清治、以下PFU)は、株式会社IHI検査計測(代表取締役社長:中川 博勝)と共創し、福岡市mirai@共働事業プラントテック実証プロジェクト(注1)を開始しました。
福岡市では、日々の生活を支えるプラント施設をフィールドに、先端技術の活用やカーボンニュートラルへの対応、施設の魅力向上を実現するプラントテック実証プロジェクトを実施しています。
PFUは、株式会社IHI検査計測と共同で、福岡市の本プロジェクトテーマの一つである、ごみ処理施設における「ごみをより安全に処理する施設を目指し、不適ごみ検出体制の強化を図る」という目的に貢献するため、X線検査センサーと廃棄物分別特化AIエンジンを活用したリチウムイオン電池(LiB)検知技術及び有効性に関する検証を行います。
1. プロジェクトの目的
福岡市では、燃えるごみは清掃工場で焼却し、燃えないごみは資源化センターで破砕のうえリサイクルできる鉄やアルミなどに選別しています。
これらのごみ処理施設では、火災の原因となるリチウムイオン電池など、ごみ処理施設の運営に影響があるごみを混入させないように、職員が目視で全てのごみの 監視・検査を行っています。
今回のプロジェクトでは、ごみをより安全に処理する施設を目指し、不適ごみ検出体制の強化を図るため、画像認識AI等の技術を活用した搬入不適ごみ検出システムの実証実験を行います。
2. 実証プロジェクト期間
2024年7月12日~2025年3月31日
3. プロジェクト概要
実証実験の概要
X線検査センサーと廃棄物分別特化AIエンジンを活用した、リチウムイオン電池(LiB)検知技術及び有効性に関する検証
1. LiB混入の実態調査
- 不燃性ごみに混入したLiBの種類、数量等を調査
2. LiB検知認識率、有効性評価
- LiB検知システムの検知精度を評価し、不適ごみ検知後の除去作業など、運用含めた有効性の評価
- 搬入ごみの種類・形態・処理量や、防水・防塵等の環境条件下における調査
特長
- 世界シェアNo.1(注2)のスキャナー開発で培った技術を活用したLiB検知に特化したAIエンジン
- 不燃ごみ、プラスチック、小型家電など、様々なごみラインに対応可能
参考
mirai@共働事業 プランテック実証プロジェクトとは
日々の生活を支えるプラント施設での技術継承や担い手不足の解消、カーボンニュートラルへの対応や施設の魅力向上につながる新しいアイデアを発掘し、活用可能性を探るため、6つのテーマにおいて共に行政課題に取り組んでいける提案を募集(注1)。
- 画像認識AI等を活用した搬入不適ごみの検出 (今回開始するのはテーマ1)
- ごみ焼却による排ガスからのCO2 回収
- 下水放流発電
- 入退場管理システム
- スマートグラス等を活用した設備の維持管理における遠隔作業支援
- XR等を活用した施設見学
注釈
- https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/kigyo-renkei/mirai/themekoubo_planttech.html
- ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE社(InfoTrends)により集計(2022年実績)。ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Microを除く6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm以上のドキュメントスキャナー全体)。欧州はinfoSource社(2022年実績)の集計に基づき、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。
お客様お問い合わせ先
株式会社PFU
事業開発本部 次世代事業開発室 RAPTOR 事業開発部
E-mail:zjp_pfu_raptorvision_g@jp.ricoh.com
報道関係者お問い合わせ先
株式会社PFU
コミュニケーション戦略室 広報部
E-mail:pfu-press@ml.ricoh.com