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文具王のScanSnapスーパー活用術⑬「ScanSnap Home」編

文具王のScanSnapスーパー活用術13_ScanSnapHome編

こんにちは、文具王です。

文具王のScanSnapスーパー活用術。今回のテーマは、ScanSnapシリーズに標準で添付されるPC用アプリケーション、ScanSnap Homeについて。

 ScanSnapはとても使いやすく、優れたスキャナーですが、その秘密はハードウェアであるスキャナー本体だけではありません。ScanSnapには、その性能を発揮するためのソフトウェアや、クラウドサービスなどが用意されています。

今回は、その中でも最も基本的な役割を果たす、ScanSnap Homeについてお話します。

目次

    書類も、思い出も、自由自在。情報整理に長けたスキャナーScanSnap

    ScanSnap Homeは、ScanSnapの能力を最大限に発揮するためのまさに、ホームとなるアプリで、おもに2つの役割を持っています。

    ScanSnap Homeの役割その1 スキャンプロファイルを設定、管理する

    スキャンプロファイルを設定、管理する

    ScanSnapは、目的や活用方法に応じて、スキャン方法から、スキャン画質、保存形式や保存場所、クラウドサービスへの連携など、様々なルールをきめ細かく設定することができます。それらを設定し、「プロファイル」という形で保管することができます。

    たとえば、仕事の資料と、家族の写真では、欲しい画質も違いますし、レシートや名刺をクラウドサービスに連携したい場合もあります。ScanSnap Homeは、それぞれの場合に合わせたプロファイルを30個まで設定、保存でき、スキャンする際に、切り替えて使用することができます。

    ちなみに、液晶タッチパネルを搭載した ScanSnap iX1600※ では、ここで設定したプロファイルを画面にタッチするだけで選択して使う事が可能です。

    ※現在ScanSnap iX1600は販売を終了しており、現行の後継機種はScanSnap iX2500です。

    ScanSnapのプロファイル設定

    目的や活用方法に応じて、細かい設定を30個まで「プロファイル」として保管できる

    タッチパネルからプロファイルを切り替えできる

    タッチパネル搭載の機種なら、PCレスでプロファイルを切り替えできる

    ScanSnap Homeの役割その2 スキャンしたデータを管理する

    スキャンしたデータを管理する

    ScanSnap Homeは、スキャンしたデータを管理する役割も果たします。

     スキャンした書類を、必要な時に探し出してデータとして活用していくためには、スキャンしたあとの整理整頓と管理が重要です。

     ScanSnapがスキャンしたデータをPCに取り込む場合、ScanSnap Homeは、スキャンした全てのデータの、日時、保存先、ファイル名、サムネイルなどを一覧表示でき、必要に応じて情報の変更やファイルの移動などを行うことができます。

    JPEGもPDFも管理できるScanSnap Home

    スキャンしたデータをPDF/JPEG形式問わず閲覧・整理・活用できる「ScanSnap Home

    さらにScanSnap Homeでは、原稿の種別を自動的に判別し、文書、名刺、レシート、写真、の4種類に分類。種別ごとに閲覧できるほか、書類上の文字を自動的に認識して、タイトルを自動的に付与したり、全文検索を可能にします。

    ScanSnap Homeの自動ファイル名生成

    スキャンした原稿に記載されている文字から、自動でファイル名をつけてくれる

    ScanSnap HomeならPDF/JPEGともに全文検索が可能

    ScanSnap Homeなら、PDF/JPEGの形式を問わず全文検索。
    手書きの場合は、探し出せないことも。

    名刺の場合は、記載された文字から、会社名と氏名による検索や並べ替えが可能で、簡単な名刺管理ソフトとしても使えますし、レシートの場合は金額情報などを自動抽出したり、店名による並べ替えが可能です。

     ほかにも、スキャンした書類のページの並べ替えや回転などの調整から、タグ付け、そして他のアプリケーションへの連携等も可能な、まさにScanSnapと、スキャンデータを活用するためのホームとして、重要なアプリケーションです。

     ScanSnapの活用の基本として、まずはScanSnap Homeを開いてみましょう。


    次回はモバイルアプリ ScanSnap Connect Application※ をご紹介します。

     ※現在ScanSnap Connect Applicationは提供を終了しており、後継ソフトウェアはモバイル版ScanSnap Homeです。

    ScanSnap_iX2500

    ScanSnap iX2500

    毎分45枚の両面高速スキャンで、驚くほどスピーディーに電子化。静電容量式タッチパネルによる直感操作で、誰でも簡単にスマートに使えます。原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。Wi-Fi対応で各種クラウドサービスへのデータ転送も簡単に行えます。
    ScanSnap_iX1300

    ScanSnap iX1300

    毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。

    この記事を書いた人

    文具王 高畑 正幸

    個人サイト

    " 道具使いの名人 "として知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王に、ScanSnapのクリエイティブな使い方を伺いました。 散逸しがちな情報を効率よく整理・活用する、ベストな方法とは?アナログとデジタルの隙間を埋めて、仕事や生活をもっと便利に楽しくするコツは? 思いつきそうで思いつかない "文具王的・ScanSnap" 活用術を掲載しています。

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