文具王のScanSnapスーパー活用術⑭「ScanSnap Connect Application」編

こんにちは、文具王です。
文具王のScanSnapスーパー活用術。
今回のテーマは、前回に引き続き、ScanSnapシリーズに標準で用意されているソフトウェアやクラウドサービスの中で、スマホやタブレットでScanSnapシリーズを使えるアプリケーション「ScanSnap Connect Application※1」についてお話しします。
※1 現在ScanSnap Connect Applicationは提供を終了しており、後継ソフトウェアはモバイル版ScanSnap Homeです。
目次
ScanSnap Connect Applicationの役割 その1

スマホやタブレットでScanSnapを使う。
私自身もそうですが、普段の連絡や情報のチェックにスマートフォンを使うことが多くなってくると、手元にある書類を、今すぐスマホに取り込んでスマホのアプリで使いたい、ということはありませんか?そんなときにちょこっと活躍するのがこの「ScanSnap Connect Application」です。
ScanSnap Connect Applicationは、スマホやタブレットからScanSnapを直接操作し、スキャンした画像を取り込むことができるアプリです。
iPhoneやiPad、Android™、Chromebookに対応していて、それぞれの機器に対応したアプリ購入マーケットから無料でダウンロードできます。
使い方は簡単です。アプリを起動したら、接続先のScanSnapを選択してスキャンボタンを押すだけ。スキャンした画像はJPEGまたはPDFの書類としてアプリ内に保存されます。

スマホ操作でスキャン開始できる。
PC利用時と同様、JPEGまたはPDFでの保存が可能。
取り込んだ画像データはScanSnap Connect Application内で閲覧・整理ができるほか、画像を他のアプリに転送して閲覧や加工をしたり、メールアプリを使って送信・共有することも可能です。

自動向き補正はできないが、スキャン後のビュー上で向きを変更できる

スキャンしてしまえば、加工や共有も簡単だ
スマホのカメラで撮影したのとは違う、鮮明で歪みのない、読みやすい書類が使えるのはとても便利です。

スマホのカメラで撮影した画像(左)とスキャンした画像(右)
ScanSnapと連携する方法は、既存のWi-Fiのアクセスポイントを経由するアクセスポイント接続モード※2と、ScanSnapと直接接続するダイレクト接続モードがあります。ダイレクト接続モードを使えば、アクセスポイントが無い場所でも直接ScanSnapと接続できますから、iX110のようなモバイルモデルを持ち出して使用するといった使い方も可能です。

アクセスポイント接続モード

ダイレクト接続モード
ScanSnap Connect Applicationの役割 その2

ScanSnapをみんなで使う。
ScanSnapは、本来、PCとつなぐことを前提に作られていて、iX1600※3を除き、1台のPC、1人のユーザーに対してライセンス※4 されています。しかし、このScanSnap Connect Applicationは、その制限がなく、どのスマートデバイスにもインストールしてScanSnapに接続することができます。
つまり、家族や同僚にScanSnapを一時的に貸すことができるということです。
たとえばお父さんのScanSnapを使って、息子が学校のプリントをスキャンして友達に送る、といったことも可能になります。

家族みんなで、ScanSnapが使える
設定と注意
ScanSnap Connect Applicationは、カラーモードや画質、片面か両面かなど、スキャンの詳細を設定できます。
なお、PC版ScanSnap Homeとモバイル版ScanSnap Homeには一部の機能に差異がありますので、ご注意ください。

読み取り設定を色々と指定できるが、一部PC版と機能差異があることに注意
まとめ
いつものスマホにパッと取り込んで、サッと使う。
ScanSnapを手軽に活用できるのはもちろん、ScanSnapの便利さを、家族や同僚、仲間とも一緒に使える「ScanSnap Connect Application」。
無料で使えます。ぜひ試してみて下さい。
次回は、様々なサービスと連携して活用範囲を広げるScanSnapのクラウドサービス「ScanSnap Cloud」についてお話します。
※1 現在ScanSnap Connect Applicationは提供を終了しており、後継ソフトウェアはモバイル版ScanSnap Homeです。
※2 アクセスポイント接続モードの利用には、別途、無線アクセスポイント/ルーターが必要です。初回接続時には無線アクセスポイントルーターの接続設定が必要です。
※3 現在ScanSnap iX1600は販売を終了しており、現行の後継機種はScanSnap iX2500です。
※4 現在PC版のScanSnap Home 2.10以降では、ScanSnap Homeのライセンス認証は不要です。また、使用できるコンピューターやモバイル機器の台数に制限はありません。

ScanSnap iX2500
| 毎分45枚の両面高速スキャンで、驚くほどスピーディーに電子化。静電容量式タッチパネルによる直感操作で、誰でも簡単にスマートに使えます。原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。Wi-Fi対応で各種クラウドサービスへのデータ転送も簡単に行えます。 |
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ScanSnap iX1300
| 毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
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この記事を書いた人

" 道具使いの名人 "として知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王に、ScanSnapのクリエイティブな使い方を伺いました。 散逸しがちな情報を効率よく整理・活用する、ベストな方法とは?アナログとデジタルの隙間を埋めて、仕事や生活をもっと便利に楽しくするコツは? 思いつきそうで思いつかない "文具王的・ScanSnap" 活用術を掲載しています。
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