【ScanSnap活用術 Vol.2】学校プリントをプロファイルで「すぐに見つけられる」形に! ~クラウドへ直接保存し家族で共有!A3/B4サイズも楽々スキャン~

夏休みが始まるこの時期、子どもが学校から持ち帰るプリントや書類は、気づくとどんどん増えていきませんか?
宿題プリントはもちろん、学年だより、行事のお知らせ、PTAや保健関連の連絡、提出物や集金......, etc.大事だと分かっているからすぐに捨てられず、いざ必要になったときには「どこに置いたっけ?」と家中を探すことに。
期限があるものほど見つからず、結果的に提出漏れや確認漏れにつながってしまうことも。
さらに厄介なのは、学校の情報が家族全員で共有できていないこと!
「ママだけが把握している」「パパが知らないまま締め切りが過ぎていた」など、情報がかたよると家庭内の負担が一人に集中しがち。
共有しようと思って写真で撮っても、他の人に連絡するのも面倒だし、スマホのカメラロールはすぐ埋もれて結局探せない......という経験がある方も多いはずです。

何より、学校プリントはA4だけではありません。
B4やA3など、意外と大きなサイズも多く、スマホ撮影だと「入りきらない」「影が入る」「歪む」「複数枚に分かれて見づらい」といった悩みも出てきます。
そこで!
今回は、ScanSnap Homeのプロファイルを使って、学校プリントを「すぐに見つけられる形」に整えるコツについてご紹介。
以下の3つについて解説していきます。
- テンプレートの「学校の配布物を後で見る」を利用し、学校プリントスキャン用のプロファイルを最短で作る方法
- スキャンしたデータを「クラウド連携(直接保存)」で、Google ドライブに自動保存し、家族みんなで簡単に情報共有する方法
- A3/B4などA4以上の大きなサイズの原稿(用紙)をScanSnapでスキャンする方法
というわけで、早速、学校プリント整理の「仕組み化」を目指して、第一歩を始めましょう。
本記事では、主にScanSnap iX2500を例に、操作方法について説明していきます。
なお、「プロファイルって何?」「どうやって設定するの?」といったScanSnapの基本事項を先に確認したい方は、前回の連載シリーズ(Vol.1)をご覧ください。
目次
テンプレート利用で最短!学校プリント用プロファイルの作り方
最初の一歩でつまずかないコツは、まず、ScanSnap Homeであらかじめ用意されている学校プリント用のテンプレートを利用することです!ScanSnapの設定を苦労して細かく作り込まなくても、「まず動く形」を最短で用意できるのでおすすめです。
ScanSnap Homeを開いて「新しいプロファイル」を作る
- ScanSnapのカバーを開けます。
⇒ScanSnap Homeのスキャン画面が表示されます。なお、スキャン画面は、タスクバーの通知領域にある、ScanSnap Homeのアイコンを左クリックしても起動できます。
ScanSnap Homeのスキャン画面
ScanSnap Homeのアイコン
- スキャン画面の[プロファイル追加]をクリックします。
![スキャン画面([プロファイル追加]ボタン)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-03.png)
⇒新規プロファイル追加画面が表示されます。
新規プロファイル追加画面
- 画面の左側エリアに表示されるテンプレートのリストから、[学校の配布物を後で見る]のテンプレートプロファイルをクリックします。
このテンプレートは、学校プリントを整理することを想定した設定になっています。![テンプレートリストから[学校の配布物を後でみる]を選択](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-05.png)
⇒画面の右側に、選択したテンプレートプロファイルの設定内容が表示されます。
![新規プロファイル追加画面([学校の配布物を後でみる]選択状態)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-06.png)
「学校の配布物を後で見る」テンプレートの設定内容
例えば、
- タイトル(ファイル名):[文書日付]_[タイトル]
- 保存先:ローカルPCの「学校」フォルダに保存
になっています。
学校プリントをスキャンしたデータのファイル名は、「日付」と「文書タイトル」が入る形に最初から設定されているので、このままでOK!
まずはこのファイル名のルールを活かすのがおすすめです。
学校プリントは「いつ配布されたか」で探す場面も多いので、あとから探して閲覧する場合にとても便利です。 - 設定されている内容を確認したら、画面下の[追加]ボタンをクリックします。
⇒スキャン画面上部のプロファイルリストに作成したプロファイル「学校の配布物を後で見る」が追加されます。
これで、学校プリントのスキャン用プロファイルが作成できました!
次は、今作成した学校プリントのプロファイルを利用して、実際にテストスキャンしてみましょう。
作成したプロファイルでテストスキャンしてみよう
作成したプロファイルで、実際に1枚、学校プリントをスキャンしてみましょう。
- ScanSnap本体のカバーを開け、スキャンしたい学校プリントをセットします。
なお、A4サイズより大きいプリントのときは、以降の
「A3/B4もあきらめない!A4以上の大きな配布物をスキャンする方法」のセクションを参照してください。
⇒カバーを開けると自動的に電源がONになり、ScanSnap Homeのスキャン画面が表示されます。
ScanSnap iX2500の場合
- スキャン画面のプロファイルリストから、先ほど作成した学校プリント用のプロファイル(学校の配布物を後で見る)を選択して、[Scan]ボタンをクリックします。
![スキャン画面(プロファイルアイコンと[Scan]ボタンの選択)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-09.png)
なお、ScanSnap本体の[Scan]ボタンからスキャンする場合も、タッチパネル(LCD)のプロファイルリストから作成したプロファイルを選択した後で、[Scan]ボタンを押してスキャンしてください。
タッチパネル(LCD)のホーム画面
⇒スキャンが開始されます。ScanSnap本体の[Scan]ボタン
スキャンが完了するとScanSnap Homeのメイン画面が表示され、スキャンしたデータの情報が表示されます。
①フォルダリストビュー:ScanSnap Homeで管理する実フォルダが一覧表示されます。
ScanSnap Homeメイン画面
PC:
ScanSnap Homeがインストールされているコンピューター上の管理フォルダです。
ScanSnap Home:
ScanSnap Homeを初回起動したときに、自動的に作成されるフォルダです。
フォルダの場所は、環境設定画面の「一般」タブで設定できます。
②コンテンツリストビュー:
スキャンしたコンテンツの情報が一覧表示されるエリアです。
コンテンツとは、ScanSnapでスキャンした原稿のイメージデータと、テキスト認識された文字列の情報、スキャンした日時などのコンテンツ情報を合わせたものです。
③コンテンツビュー:
選択したコンテンツのイメージデータ、およびコンテンツ情報が表示されます。
コンテンツ情報には原稿種別ごとの情報が表示され、編集が可能です。
原稿種別が同じコンテンツの場合は、複数のコンテンツ情報を一括で変更できます。
テストスキャンができたら、以下の点を確認してみてください。
- 指定の保存先フォルダに保存されたか
⇒上記の①フォルダリストビューで、「学校」フォルダの中にスキャンしたデータが入っているかを確認しましょう。 - スキャンしたPDFのファイル名が「日付_文書タイトル」の形になっているか
⇒上記②、③でスキャンしたデータのファイル名(タイトル)が指定したとおりになっているかを確認しましょう。
期待したとおりになっていない場合は、この画面でタイトルをダブルクリックして、直接修正することもできます。
このように、プロファイルを作っておいてスキャンすると、「どこに保存するか」、「どんなファイル名にするか」など、毎回、悩まなくて済みます。
なお、一度作ったプロファイルの設定は、後で簡単に変更することができます。
次は、今、作成したテンプレートプロファイルの設定内容を一部変更してみましょう。
クラウド連携(直接保存)で、いつでもどこでも「すぐに見つけられる」仕組みを作る
ここでは、スキャンしたデータの保存先を変更して、スキャンしたデータがクラウドサービスに直接保存されるよう設定を変更してみましょう。学校プリントを「すぐに見つけられる」状態にするには、保存先を家族がどこにいてもアクセスできる場所にするのが効果的。
そこでおすすめなのが、クラウドサービスへの直接保存です。
保存先のクラウドサービス側の準備をしよう
まず、ScanSnapの設定をする前に、送り先であるクラウドサービス側で必要な準備を行います。
今回は、Google ドライブに保存する例で説明していきます。
クラウドサービスのアカウントの準備
まずはGoogle ドライブを使える状態にします(Googleアカウントの登録)。
以下のGoogleアカウントのヘルプを参考に、Googleアカウントを作成してください。
https://support.google.com/accounts/answer/27441?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DAndroid
すでに家族が使っている場合は、その運用に合わせる形でもかまいません。
保存先フォルダの考え方を決めておこう
後から探しやすくするために、スキャンしたデータの保存先フォルダの構成、および保存時のルールを決めておきましょう。例えば、以下のようなルールです。
例)
- 年度フォルダを毎年作って保存する(例:2026年度、5年生、など)
- 子どもが複数なら「子ども別」フォルダを作って仕分けして保存
- 「確認が必要なもの」と「保管しておくもの」を分けて保存
- ファイル名はテンプレートの初期値(日付_タイトル)の他、カテゴリ分けしやすい名前(プリント/お知らせ/作品など)や、後で自分が検索するときに使うキーワード(予定/提出/集金など)をタイトルに含める

保存先フォルダを作成し、そのフォルダを共有する
スキャンしたデータを保存したいクラウドサービスで、フォルダを作成し、共有設定を行います。
フォルダを家族で共有するなら、次のどちらかの方法で共有するのがおすすめです。
- 特定の人と共有する方法(メールアドレス指定)
Google ドライブ上で共有するフォルダを作り、「共有」を選択して権限を設定し、共有相手のメンバーとして家族のメールアドレスを指定して招待します。
セキュリティと管理性を重視する場合におすすめの方法です。家族以外に見られたくない個人情報の入ったプリントも管理するなら、メールアドレス指定のこの方法での共有が安全で安心です - リンクを知っている全員と共有する方法(URL共有)
Google ドライブ上で共有するフォルダを作り、「共有」を選択して、「一般アクセス」の制限付きを「リンクを知っている全員」に変更し、共有時の権限を設定します。
手軽さ・スピードを重視する場合におすすめです。とりあえず家族にサッと共有したいなら、リンク共有が一番手軽です。
作成したフォルダの共有方法や共有範囲などは、家庭内で決めたルール(家族内のみ(メールアドレス指定)/URL(リンク)指定/編集権限)に合わせて設定してください。
なお、Google ドライブのファイルやフォルダの共有については、Google ドライブのヘルプを参照ください。
https://support.google.com/drive/answer/2494822?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop
「学校の配布物を後で見る」プロファイルを編集してみよう
保存先のクラウドサービス側の準備ができたら、ScanSnapのプロファイルを編集して、Googleドライブに保存できるようにしてみましょう。
「テンプレート利用で最短!学校プリント用プロファイルの作り方」で作成した「学校の配布物を後で見る」プロファイルを編集し、保存先をクラウドサービス上のフォルダに変更します。
なお、お使いのScanSnapがScanSnap iX110の場合は、「(補足2)ScanSnap iX110の場合の留意点」を参照してください。
- ScanSnapのカバーを開け、ScanSnap Homeのスキャン画面を表示します。
⇒スキャン画面が表示されます。 - 設定内容を変更するプロファイルをプロファイルリストから選択し、画面上の[プロファイル編集]ボタンをクリックします。
![スキャン画面([プロファイル編集]ボタン](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-21.png)
⇒プロファイル編集画面が表示されます。
プロファイル編集画面
- 画面下の[管理]エリアの[タイプ]をクリックし、表示されるリストの中から[クラウド]を選択します。
![プロファイル編集画面([タイプ]から「クラウド」を選択)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-23.png)
⇒以下のメッセージが表示されるので、[はい]を選択します。
⇒画面下の「タイプ:」が選択した「クラウド」に変更されます。![プロファイル編集画面([タイプ]をクラウドに変更後)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-25.png)
- 続けて、「サービス名」の横の[選択]ボタンをクリックします。
⇒クラウドサービスのサービス名のリストが表示されます。
- リストの中から「Drive」をクリックし、[選択する]ボタンをクリックします。
⇒お使いのGoogleアカウントでGoogleにログインし、ScanSnap Cloud(※)がGoogle ドライブを利用するための認証を行います。
Googleアカウントの選択画面や「ScanSnapがGoogleアカウントへのアクセスを求めています」などのメッセージが表示された場合は、Googleアカウントを選択して、続行を選択してください。※ ScanSnap Cloudは、スキャンデータをクラウドサーバーで処理し、一歩進んだ情報活用へとアシストするサービスです。
ScanSnap Cloudの認証が成功すると、以下の画面が表示されます。

- [戻る]ボタンを選択し、[ScanSnap Homeを開く]ボタンをクリックします。
⇒プロファイル編集画面に戻ります。 - 「サービス名」が「Google Drive」になったことを確認し、保存先を設定します。
「保存先」の横の[参照]ボタンをクリックしてみましょう。
⇒Google ドライブの保存先フォルダ選択画面が表示されます。
スキャンしたデータの保存先フォルダを指定してください。
- 保存先フォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
⇒プロファイルの編集画面に戻ります。保存先が選択したフォルダ名に変わりました。
- プロファイル編集画面で、画面下の[保存]ボタンをクリックします。
⇒設定した内容が保存され、プロファイルの編集画面が閉じます。
以上で、「学校の配布物を後で見る」のプロファイル設定情報が変更されました。
スキャンしたデータが直接Google ドライブに保存されるようになりましたので、実際に、テストスキャンしてみましょう!
保存先をクラウドサービスに変更したプロファイルでテストスキャンしてみよう
設定を変更したので、もう一度テストスキャンします。
「作成したプロファイルでテストスキャンしてみよう」と同様に、ScanSnapを起動して、編集したプロファイルでもう一度、学校プリントをスキャンしてみます。
- ScanSnap本体のカバーを開け、スキャンしたい学校プリントをセットします。

⇒カバーを開けると自動的に電源がONになり、ScanSnap Homeのスキャン画面が表示されます。 - ScanSnap本体のタッチパネル(LCD)に表示されているプロファイルリストの中から、先ほど編集した学校プリント用のプロファイル(学校の配布物を後で見る)を選択して、[Scan]ボタンをクリックします。
⇒テストスキャンが開始されます。 - プロファイルで保存先に指定したGoogle ドライブの共有フォルダに、スキャンしたデータが保存されているかを確認します。

⇒スキャンしたファイルが保存されていれば成功です!
なお、スキャンした後2週間以内であれば、PC上でScanSnap Homeのメイン画面上部の「雲」のマークを選択するとスキャンされたクラウド保存のデータが確認できます。
ただし、ここで見られるデータは、クラウドサービスへの保存先を修正するために一時的に見られるものですので、2週間後には閲覧できなくなります。データの内容は保存先のクラウドサービスから閲覧してください。
保存したファイルを家族へ共有しよう
クラウドサービスに保存するメリットの一つは、ファイルを受け渡す手間が減ることです。加えて、必要なときに家族へ共有しやすい点も大きなメリットです。
以下のどちらかの方法でご家族と情報共有してください。
- 保存されたファイルの共有リンク(URL)を取得し、家族のチャットに貼る

- 共有フォルダのリンク(URL)をあらかじめ送っておき、新しいファイルが登録されたことを連絡する
など、どの方法でもかまいません。
「あの紙どこにある?」のやりとりが減り、誰か一人だけが情報を管理している状態も改善できますよ。
(補足1)Box/Dropboxなど、他のクラウドサービスでも同様
今回は例としてGoogle ドライブに保存する手順を紹介しましたが、BoxやDropboxなどの他のクラウドサービスでも考え方や操作は同じです。
ScanSnap Homeのプロファイル設定で、保存先に他のクラウドサービスを設定し、クラウドサービス上の指定フォルダへ直接保存できるように設定しておくだけです。
便利なので、ぜひ一度、設定してみてくださいね。
なお、Google ドライブ以外のクラウドサービス上の詳しい設定手順や対応状況は、各クラウドサービスの公式案内やヘルプをご確認ください。
- Boxの共有方法とフォルダ構成の基本
https://support.box.com/hc/ja/articles/28011866230803-Box%E3%81%AE%E5%85%B1%E6%9C%89%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%80%E6%A7%8B%E6%88%90%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC - Dropboxで共有する方法
https://help.dropbox.com/ja-jp/share/create-and-share-link
(補足2)ScanSnap iX110の場合の留意点
ScanSnap iX110で「学校の配布物を後で見る」テンプレートを利用してプロファイルを作成すると、以下の点が違っています。
- スキャン設定の「読み取り面」の設定が「片面」のみ
- スキャン設定の「フィード」の設定が「継続スキャン」
学校の配布物を後で見る」テンプレートの初期設定
プロファイル編集画面(iX110の場合)
ScanSnap iX110では、原稿の両面(表と裏のページ)を一度にスキャンすることはできません。そのため、両面をスキャンする場合は、表面をスキャンした後で、原稿を裏返し、続けて裏面もスキャンしてください。
ScanSnap iX110で両面をスキャンするなら
一度スキャンした原稿を裏返して、裏面も継続してスキャンしよう
なお、iX110では、『学校の配布物を後で見る』テンプレートを使ったプロファイルを利用し、PCレスでクラウドへ直接保存する用途には利用できません。クラウドサービスにスキャンしたデータを直接保存する場合は、別のデフォルトプロファイルである「クラウドに送る」の設定を利用(編集)してスキャンしてください。
iX110でクラウドサービスに直接保存する場合、
「クラウドに送る」のテンプレートを利用します
なお、PCを起動せずにクラウドサービスに保存する方法以外に、原稿をスキャンしたあとにクラウドサービスを選択してイメージデータを保存する方法や、コンピューターを経由してクライアントのクラウドサービスにイメージデータを保存する方法もあります。
iX110を利用してクラウドサービスと連携する方法の詳細は、ヘルプを参照してくださいね。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/downloads/manual/scansnap_help/jp/pc/topic/ope_cloud_cooperate_difference.html
A3/B4もあきらめない!A4以上の大きな配布物をスキャンする方法
学校から配布されるプリントは、A4だけとは限りません。
ポスター形式のお知らせ、年間行事予定、保健・安全関連の掲示物、地域の案内など、B4やA3などの大きなサイズのプリントが配布されることもあります。
ここでは、A4より大きいサイズの紙をスキャンする方法についてご紹介します。
A4より大きな紙は、2つ折りで手差しスキャンしよう
A4以上の原稿(用紙)をScanSnapでスキャンする場合、原稿を2つ折りにしてScanSnapに1枚ずつセットし、「手差しスキャン」して左右のページを合成するのが基本です。
iX2500では、用途に合わせて以下の手差しスキャンの方法を使い分けられます。
- 手差しスキャン:
原稿をScanSnapにセットして左右ページを合成せずにスキャンする方法(スキャンしたあとに、必要に応じて後から表裏ページを合成する方法) - 手差しスキャン(表裏合成する):
原稿をScanSnapにセットし、スキャンすると同時に、左右ページを自動で合成する方法
どちらの方法が良いかは、「スキャンした後でデータをどう見たいか」を考えてきめましょう。
スマートフォンなどの縦長画面での「読みやすさ優先」なら、スキャンするときには"合成しない"「手差しスキャン」をしたほうが良い場合があります。
小さな画面で見る場合など、A3サイズの見開きページを1枚にまとめて見るより、2ページに分けて見るほうが見やすいこともあるからです。
また、A3の掲示物やポスター、表など、必ず「見開きで全体を見たい」ものは、スキャンするときに"合成する"「手差しスキャン(表裏合成する)」でスキャンするのがおすすめです。
また、iX110の場合については、「(補足3)ScanSnap iX110の場合の留意点」を参照してください。
なお、ScanSnapのオプション品に、「A3キャリアシート」というものがあります。

A3キャリアシート
A3キャリアシートとは、原稿を保護する原稿搬送用シートです。
A4以上のサイズの大きな原稿や、プリント写真や切り抜き原稿などをスキャンしたいときに、このシートに原稿をはさんでスキャンすることで、手差しスキャンに対応していないScanSnap機種でも、原稿(用紙)を保護しつつ綺麗にスキャンすることができるのでとても便利です。
A3キャリアシートは、PFUダイレクトで販売していますのでぜひご利用くださいね。
なお、A3キャリアシートの詳細は、以下のヘルプも参考にしてください。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/downloads/manual/scansnap_help/jp/pc/topic/ope_scan_set_larger_a4_cs.html
では、ここからは、実際にA3サイズの原稿を「手差しスキャン」でスキャンしてみましょう。
左右のページを合成しない:「手差しスキャン」
ここでは、A3サイズの原稿を2つ折りにして、合成せずに片面ずつスキャンする方法(後で画像を手動で合成する方法)を紹介します。
- スキャンしたい学校プリント(ここではA3)を、スキャンする面を外側にして2つ折りにします

- ScanSnapのカバーを開け、原稿をセットします。

- ScanSnap本体のタッチパネル(LCD)で、「クラウド連携(直接保存)で、いつでもどこでも「すぐに見つけられる」仕組みを作る」で編集した学校プリント用のプロファイルを選びます。
![ScanSnap本体のホーム画面([学校の配布物を後で見る]の設定内容)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-53cp.png)
- タッチパネル(LCD)のプロファイルリストの下のエリアにある「フィードアイコン」の「通常スキャン」をクリックします。
⇒「フィード」の一覧が表示されます。
- 「フィード」一覧の上から3つ目の「手差しスキャン」を選択します。
⇒「フィード」アイコンが「手差しスキャン」になります。![フィードアイコンを[手差しスキャン]に変更後(ScanSnap 本体のホーム画面)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-56.png)
- ScanSnap本体の「Scan」ボタンを押すと、スキャンが実行されます。

iX2500の「学校の配布物を後で見る」プロファイルの初期設定では、「両面」スキャンが設定されているので、2つ折りにした原稿の両面が一度にスキャンされ、表と裏のページが別々のページとして保存されます。
iX110の場合については、「(補足3)ScanSnap iX110の場合の留意点」を参照してください。
⇒スキャンが終了すると、タッチパネルに「次の原稿をセットしてください」と表示されます。
- タッチパネル(LCD)の「終了」ボタンを選択します。
![手差しスキャンの[終了]ボタン(ScanSnap 本体のホーム画面)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-59.png)
⇒手差しスキャンモードが解除され元のタッチパネルに戻ります。 - 連携先のクラウドサービス(今回はGoogle ドライブ)のフォルダを開き、スキャンしたデータ(PDFファイル)が保存されたかどうかを確認します。
指定したクラウドサービスのフォルダに保存されていればOK。これでスキャンは完了です。
なお、クラウドに保存したデータは、スキャン後2週間以内であればScanSnap Homeのメイン画面を開き、「雲」のアイコンをクリックして確認・編集することもできます。

コンテンツリストビューに表示された情報を見ると、スキャンしたPDFは「2ページ」となっており、2つ折りにした原稿の両面(裏と表のページ)が、それぞれ別々の1ページとして保存されていることがわかります。
スキャンしたデータをダブルクリックすると、詳細を確認したり編集したりできます。
この画面で編集した情報は、クラウド上に保存したデータにも反映されるので、必要であればこの画面で編集してください。
例えば、ここでスキャンした左右ページのデータは、後から手動で見開きページに合成(結合)することもできます。
ページの合成(結合)については、以下のヘルプを参照してくださいね。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/downloads/manual/scansnap_help/jp/pc/topic/ope_edit_facing_viewer.html
左右のページを見開きの形に合成する:「手差しスキャン(表裏合成する)」
ここでは、スキャンするときに左右ページを自動合成する「手差しスキャン(表裏合成する)」による方法を紹介します。
- スキャンしたい学校プリント(ここではA3)を、スキャンする面を外側にして2つ折りにします。

- ScanSnapのカバーを開け、原稿をセットします。

- ScanSnap本体のタッチパネル(LCD)で、「クラウド連携(直接保存)で、いつでもどこでも「すぐに見つけられる」仕組みを作る」で編集した学校プリント用のプロファイルを選びます。
![ScanSnap本体のホーム画面([学校の配布物を後で見る]の設定内容)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-63cp.png)
- タッチパネル(LCD)のプロファイルリストの下のエリアにある「フィードアイコン」の「通常スキャン」をクリックします。
⇒「フィード」の一覧が表示されます。
- 「フィード」一覧の上から4つ目の「手差しスキャン(表裏合成する)」を選択します。
⇒「フィード」アイコンが「手差しスキャン(表裏合成する)」になります。![フィードアイコンを[手差しスキャン(表裏合成する)]に変更後(ScanSnap 本体のホーム画面)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-65.png)
- ScanSnap本体の「Scan」ボタンを押すと、スキャンが実行されます。
iX2500の「学校の配布物を後で見る」プロファイルの設定では、「両面」スキャンが設定されているので、2つ折りにした原稿の両面が一度にスキャンされます。
iX110の場合については、「(補足3)ScanSnap iX110の場合の留意点」を参照してください。
⇒スキャンが終了すると、タッチパネルに「次の原稿をセットしてください」と表示されます。![手差しスキャンの[終了]ボタン(ScanSnap 本体のホーム画面)](/scansnap/digiup/upload/digiup-400-59.png)
- タッチパネル(LCD)の「終了」ボタンを選択します。
⇒手差しスキャンモードが解除され、最初のタッチパネルに戻ります。これでスキャンは完了です。 - 連携先のクラウドサービス(今回はGoogle ドライブ)のフォルダを開き、スキャンしたデータ(PDFファイル)を確認します。
指定したクラウドサービスのフォルダに保存されていればOK。これでスキャンは完了です。
なお、クラウドに保存したデータは、スキャン後2週間以内であればScanSnap Homeのメイン画面を開いて確認・編集することもできます。
コンテンツリストビューに表示された情報を見ると、スキャンしたPDFは「1ページ」となっており、2つ折りにした原稿の両面(表と裏のページ)が左右の見開きページ1ページに合成されて保存されていることがわかります。
スキャンしたデータをダブルクリックすると、詳細を確認したり編集したりできます。
この画面で修正した情報は、クラウド上に保存したデータにも反映されるので、必要であればこの画面で修正してください。
(補足3)ScanSnap iX110の場合の留意点
ScanSnap iX110でA4より大きな配布物をスキャンする場合、原稿を2つ折りにして、一度スキャンした原稿を裏返して裏面も継続してスキャンします。
その場合、プロファイル編集画面の「フィード」の設定によって、動作が以下のように異なります。
- 「フィード」の設定が「継続」の場合

「フィード」の設定が「継続スキャン」で、表裏(左右)ページを片面ずつ続けてスキャンすると、自動的に表裏(左右)ページが1ページに合成されます。
「継続スキャン」でスキャンしても表裏ページが自動合成されない場合は、自動的に表裏合成するときの条件を満たしていない可能性があります。詳細は、ヘルプをご確認ください。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/downloads/manual/scansnap_help/jp/pc/topic/ope_scan_set_larger_a4.html
- 「フィード」の設定が「通常スキャン」の場合

「フィード」の設定が「通常スキャン」で、表裏(左右)ページを片面ずつスキャンすると、表裏(左右)ページが別々のページになるようにスキャンできます。
ただし、「通常スキャン」で片面ずつ読み取りしても、上記のヘルプに記載されている表裏ページを自動合成するときの条件を満たしていれば、ページは自動的に合成されます。
なお、スキャンした表裏(左右)ページは、ScanSnap Homeの文書管理機能を使って、後から手動で合成することもできます。詳細は、ヘルプをご確認ください。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/downloads/manual/scansnap_help/jp/pc/topic/ope_edit_facing_viewer.html
まとめ
実は、学校プリントは「スキャンしたかどうか」よりも、「探せる場所に、探しやすい形で入っているか、見つけられるか」が重要だったりしますよね。
ですので、本記事では、ScanSnapで学校プリントをスキャンし、クラウドに直接保存して共有する方法について提案してみましたがいかがでしたか?
学校プリントのスキャンは、まず「学校の配布物を後で見る」のテンプレートの利用から始め、各ご家庭に合うルール(フォルダ構成や共有方法など)に見直しながら、プロファイルを少しずつ育てていくのがおすすめです。
また、学校プリントは、意外とA3/B4など大きいサイズのものがあったりするので、A4以上の大きなサイズの原稿(用紙)をスキャンする方法についても簡単にご紹介しました。大きな紙が配布されたときなど、ぜひ参考にしてみてください!
皆さんの学校プリント整理に少しでもヒントになれば嬉しく思います。
さて、次回の更新では、ビジネス利用で定番の「名刺」のスキャンについてご紹介できればと思います。今後の連載もお楽しみに!

ScanSnap iX2500
| 毎分45枚の両面高速スキャンで、驚くほどスピーディーに電子化。静電容量式タッチパネルによる直感操作で、誰でも簡単にスマートに使えます。原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。Wi-Fi対応で各種クラウドサービスへのデータ転送も簡単に行えます。 |
|---|

ScanSnap iX1300
| 毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
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この記事を書いた人
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