テレワークにおすすめの場所は?スポット別にメリット・デメリットを解説
テレワークが日常化するなかで、「自宅では集中力が続かない」「モチベーションが上がらない」と感じることはありませんか。
自宅以外の場所でも、集中できるスペースがあれば効率よく仕事ができます。
今回は、自宅以外で仕事に集中できる場所の必要条件や注意点を具体例とともにお伝えします。
メリットやデメリットを踏まえた上で、ぜひ自分にぴったりな場所を見つけてください。
目次
1. テレワーク場所に必要な5つの最低条件は?
自宅以外でテレワークする場合、仕事ができる環境の最低条件をクリアできているかどうかが、非常に大切なポイントとなります。
とはいえ、具体的にどういった条件が整っていれば仕事に集中しやすいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
まずは、集中して仕事に取り組むために必要な5つの条件を紹介します。
1-1. パソコンを使える環境が整っている
テレワークするために欠かせないアイテムが、ノートパソコンです。
ノートパソコンを使えることは、テレワーク場所に求める必須条件と言えるでしょう。
具体的には、以下の2点が確保できるかを確認してください。
- Wi-Fi環境
- 電源
モバイル機器を活用する手段もありますが、テレワーク場所にあらかじめ設備が用意されていれば手間を軽減できます。
1-2. 周囲の雑音が気にならない
集中して仕事をするためには、雑音の問題をクリアする必要があります。
できるだけ静かで、落ち着ける環境を選びましょう。
1-3. 情報漏洩リスクがない
自宅やオフィス以外で仕事をする場合、情報漏洩リスクに気を配る必要があります。
セキュリティ対策がされているテレワーク場所を選べば、情報漏洩リスクに気を取られず、仕事に集中しやすいでしょう。
セキュリティ対策については、以下の3点の確認が必要です。
- 安全なWi-Fi環境である
- 隣や背後からのぞき見しづらい座席配置
- 防音対策(リモート会議での音声流出対策)
利用する前にチェックする習慣をつけておきましょう。
1-4. 長時間過ごしても苦にならない
集中して仕事をするために、居心地の良さは重要なポイントです。
長時間過ごしていても苦にならないか、具体的には以下のような点から確かめてみてください。
- 作業スペースは十分にゆったりと確保できているか
- 椅子やテーブルの使い心地はどうか
- 空調は快適か
どのような場所が好ましいかは、人によって異なるものです。
自分にとって仕事のしやすい環境かどうかをチェックしてみましょう。
1-5. 費用面で無理がない
どれだけ条件が整っていても、金銭的負担が大きすぎれば長期利用することは難しいでしょう。
無理のない範囲かつ納得いく場所を選ぶためには、テレワーク場所における優先順位をつけて選択するのがおすすめです。
2. テレワークできる場所は?おすすめスペース5選
前述の条件をクリアする場所は、探してみると意外にたくさんあります。
そこで、テレワークにおすすめのスペースを5つ紹介します。
それぞれの特徴や予算、メリットやデメリットをお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
場所 | 特徴 | 予算 | どういう人におすすめ? |
---|---|---|---|
カフェ |
|
500円~1,000円(飲物代)/1時間 |
|
コワーキングスペース |
|
1,000円~3,000円/日 |
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ビジネスホテル |
|
4,000円~6,000円/日中6~8時間利用 |
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カラオケ |
|
1,000円~2,000円/フリータイム |
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ネットカフェ |
|
1,000円~2,000円/2~3時間 |
|
2-1. 誰でも気軽に利用できる「カフェ」
カフェの特徴は、誰でも気軽に入店しやすいところです。
飲み物代のみでリーズナブルに利用でき、基本的には利用時間の制限もありません。
事前の予約も必要ないので、いつでも思い立ったときに自分のタイミングで活用できるテレワークスペースと言えるでしょう。
一方でWi-Fi環境や電源があるかどうかは、カフェによって異なります。
快適に仕事ができる環境か、事前リサーチは必須です。
いつでも気軽に利用できるカフェは、自宅での仕事に飽きてしまったときにもぴったりな場所です。しかし、他の利用客の話し声や周囲の雑音が気になってしまうデメリットもあります。
また多くの人の目があるオープンな環境でもあるため、機密情報を取り扱う際には向いていません。
カフェによっては、長時間席を独占することを嫌がられるケースもあります。「じっくりと腰を据えて仕事に集中する」というよりも「気分転換を兼ねて簡単なタスクをこなす場所」としての活用がおすすめです。
2-2. 交流も期待できる「コワーキングスペース」
コワーキングスペースとは、他人と共有するオフィス空間のことです。
コワーキングスペースを利用している方の業種や立場はさまざまです。異なる業界に携わる人との何気ないやりとりから、新たな発見が生まれるかもしれません。
コワーキングスペースは仕事利用を目的として作られているため、電源やWi-Fiなど、テレワークに必要な設備がしっかりと揃っています。
さらに「長時間座っていても疲れない椅子」や「フリードリンクサービス」など、快適に仕事ができる工夫を取り入れるスペースも増えてきました。
ただし、一般的なコワーキングスペースはフリーアドレス制が多いため、機密情報を扱うのには向いていません。
また、周囲の雑音が気になってしまうこともあるでしょう。プライバシーを確保したい場合は別料金で個室を確保する必要があり、個室利用は料金が高くなる傾向にあります。
2-3. 閑静な環境が魅力「ビジネスホテル」
近年増加しているのが、ビジネスホテルの「テレワーク向けプラン」です。
宿泊するのではなく、客室やホテルの設備を日中のみテレワークのために利用できます。客室内はもちろん個室のため、周囲の雑音に悩まされることはありません。
機密情報を扱ったり、リモート会議に出席したりする場合も、人目を気にすることなく集中できるでしょう。
また、客室内にはベッドやシャワーが完備されています。ホテルの設備を自由に使えるプランであれば、仕事中の息抜き時間も充実させることができます。
あえて自宅から遠く離れたホテルを選び、非日常を味わう方もいるようです。
一方で、Wi-Fi環境については当たり外れがあるようです。利用先の建物や部屋の位置によっては、通信速度や接続状況にストレスを抱えてしまう可能性があります。
ホテル側が提供している客室数には限りがあるので、事前予約が必須であるのも注意点と言えるでしょう。そのため、突発的に利用したい方には向いていません。
2-4. 手軽に個室を確保できる「カラオケ」
カラオケルームも、気軽に利用できる個室の一つです。
カラオケは遊ぶ場所というイメージが強いかもしれませんが、最近はテレワーク向けプランを打ち出す店舗も増えてきています。
こうしたお店であれば、Wi-Fiや電源など、仕事に必要な設備が揃っているでしょう。
カラオケ店のフリータイムは非常に安く、長時間利用が可能です。個室のため、周囲の人の目や音漏れを気にせずにリモート会議もできます。
一方で、周囲の部屋の騒音が気になってしまうケースもあります。
カラオケ店の椅子やテーブルの低さが、仕事に集中できない要因になってしまうことも。
自宅の場所によっては、カラオケ店までの移動に時間がかかってしまうのもデメリットのひとつです。また料金プランはカラオケ店によって異なります。店舗によっては安価なプランが用意されていない場合もあるため、注意が必要です。
2-5. 安価で快適な個室空間「ネットカフェ」
ネットカフェは、インターネットが利用できる個室を時間単位で借りられます。
カラオケと同様に安価で手軽に利用でき、PCを使った作業に適しているのはメリットと言えるでしょう。
さらに最近では、テレワーク対応の個室を備えたネットカフェも増加中です。しっかりと防音され、リモート会議ができる個室も多くあります。
ネットカフェでは、さまざまな個室タイプが用意されていることが多く、自分の好みのスタイルで仕事ができます。
普通の個室以外に、フラットルームや広めのVIPルームも人気です。また、ドリンクバーやシャワールームも使えるため、簡単に気分転換もできます。
一方、デメリットは誘惑が多いことです。快適に過ごせる工夫が詰まっているからこそ、つい仕事以外のものに目が向いてしまう可能性もあり得ます。
「余計なものが目に入ると集中できない」タイプの方には、あまりおすすめできません。
3. 自宅以外でテレワークする際の注意点は?
自宅以外でテレワークする場合、注意しなければならないのが「会社のルール」です。企業によっては、テレワーク場所に厳格なルールを定めていることがあります。
例えば、指定の場所でのみテレワークが認められている場合などです。
企業が指定する場所としては、自宅やサテライトオフィス、企業が契約したコワーキングスペースなどが考えられます。
企業がテレワーク場所を指定する目的は以下のとおりです。
- リスクマネジメント
- 導入目的の達成
社外で仕事をする場合、書類の置き忘れ・紛失、機密情報の漏洩といったトラブルが発生しかねません。
こうしたリスクを最小限にするために「テレワーク場所は自宅のみ」と決められているケースもあります。
また、企業がテレワークを導入する目的はさまざまであり、目的達成のために勤務場所を指定している企業もあります。
例えば、通勤時間の削減が目的であれば自宅、勤務場所の自由化が目的であればサテライトオフィスが指定されやすいでしょう。
重要なのは、会社のルールを確認した上で、テレワークに適切な場所を選ぶことです。
4. テレワークするなら書類はデータ化する
テレワークする際、問題になりやすいのが書類の持ち運びについてです。
ノートパソコンのほかに必要書類をすべて持ち歩くとなると非常に大変ですし、紙の書類の紛失が問題になるケースも多く見られます。
書類の紛失を防ぐためには、書類の電子化を検討すると良いでしょう。
そこでおすすめなのが、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」です。
「ScanSnap」は、紙の書類を簡単にスキャンすることができます。
紙の書類をデジタル化して社内サーバーやクラウドサービスに保存しておけば、いつでも好きなとき、好きな場所で資料を活用できます。テレワーク場所にわざわざ紙の書類を持ち歩く必要もありません。
「テレワークにあたって書類のデータ化は必須」と理解していても、紙ベースから脱却できないと悩む企業は多いものです。
「ScanSnap」であれば、現在の紙ベースの業務スタイルを大きく変える必要はありません。事前にスキャンしておくだけで、無理のないテレワーク環境を実現できます。
「ScanSnap」の中でもおすすめのモデルは、誰でも直感的な操作が可能な「ScanSnap iX1600」と、コンパクトなサイズ感が人気の「ScanSnap iX1300」です。
ScanSnap iX1600
56,100円(税込)
「ScanSnap iX1600」はタッチパネル付きで直感的に操作できるため、機械があまり得意でない方も問題なく使用できます。
さらに1分あたり40枚の読み取りができるので、書類のデータ化もスムーズです。「Googleドライブ」などのクラウドサービスとも連携でき、スキャナーから直接クラウドサービスに保存できます。
ScanSnap iX1300
37,400円(税込)
「ScanSnap iX1300」はコンパクトで狭いスペースにも設置可能なモデルです。価格も手頃で、スキャナー初心者におすすめ。
こちらもクラウドサービスと連携できるので、テレワーク先からクラウドにアクセスし、必要な書類を閲覧できます。
5. まとめ
テレワークで快適に仕事をしやすい場所として、カフェやコワーキングスペース、ビジネスホテル、カラオケ、ネットカフェを挙げましたが、どの場所にもメリットとデメリットがあるものです。
今回紹介した情報をもとに、自分にとってどのようなテレワーク環境が必要なのか、あらためて整理してみてください。求める環境の優先順位を整理することで、自分にぴったりの快適な仕事場所を見つけやすくなるでしょう。
近年話題の「ペーパーレス化」を進め、クラウドからいつでも情報を引き出せるようにしておくことでテレワークでの生産性は向上します。
紙ベースでの業務が多い部署においては、「そもそもテレワーク自体が難しい」と判断されているケースが多いものです。紙の書類を簡単に電子化できるScanSnapを導入し、快適なテレワークライフに向けて第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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