学校プリントの賢い整理・収納術をご紹介!管理にはデジタルの活用もおすすめ
子どもが小学校へ上がり、ほっと一息ついたのも束の間。待ち受けていたのは、学校やPTA、放課後児童クラブから配布されるプリントの山・山・山...。
毎日のように持ち帰ってくるプリントの中には、大切な連絡や提出期限つきのものもあり、そのまま放置していると「あれっ?あのお知らせ、どこに行った?」なんて慌てて探し回る羽目になってしまいます。
整理されていないプリントの山はリビングの景観としても、保護者の心理としてもあまりよいものとは言えませんよね。
では、子どもが持ち帰ってきたプリントは、どうやったらうまく管理できるのでしょうか?
今回の記事ではプリント管理のコツと、今日から実践したい収納アイデアを紹介します。
目次
子どもが学校から持ち帰るプリントには、以下のようなものがあります。
- 今後の予定を伝えるもの
- 学校での様子を伝えるもの
- 何らかの返信が必要なもの
- 返却されたテスト類
読んですぐ処分してよいものだけではありません。中には一定期間保管しなければならないものや、期限までに提出しないといけないプリントもありますよね。
たくさんあるプリントの中から必要なものを見つけて提出期限を守るには、スッキリとわかりやすく収納しておく必要があるのです。
それでは、日々増え続けるプリントに対処するコツを4つ紹介します。
1-1. 子どもとプリントをやり取りする場所を決める
子どもは保護者にプリントを渡すのを忘れがち。保護者が仕事から帰ってくる時間が遅くて子どもがプリントの存在を忘れてしまったり、学校から帰宅してすぐに遊びに行ってしまったり、ランドセルの中に入れっぱなしにして気づいたら提出日だった、なんてこともよくありますよね。
確実に保護者の手に渡るように、家庭でプリントを管理する場所を決めましょう。
子ども目線で使いやすい場所、負担にならない方法を意識してみてください。
- ランドセル収納のすぐ近くに場所を設ける
- さっと入れられる、かごやトレイを置いておく
プリントを入れる場所さえ決まっていれば、子どもの出し忘れも防げますし、保護者はその場所をチェックするだけでOKです。
置き場所は都度空にするよう習慣化すれば、保護者側にも「プリントはその日のうちに対処する」癖がつきます。
自宅のインテリアに馴染むかご・トレイを用意すれば、見える位置にあっても気になりません。
1-2. 内容別に細かく仕分けて保管
プリントに目を通しながら、内容別に仕分けするように意識してみてください。
まずは、必要なプリントとそうではないプリントに分類すること。
子どもが持ち帰るプリントには、チラシのようなあまり重要でない案内も少なくありません。明らかに不必要なプリントは最初の段階で除外しておきましょう。
次に、内容別に整理していきます。カテゴリに分類して保管しておけば、後で探すときにも迷うことはありません。
仕分け中に提出が必要なプリントを見つけたら、なるべくその場で記入を済ませてしまいましょう。後回しにしないのも、プリント整理のコツの一つ。
兄弟・姉妹がいる場合は、仕分けした必要書類を子ども別にまとめると、見た目もかなりスッキリします。
1-3. 一時的な置き場所を作る
内容別に整理しようとしても、仕分けに迷う内容のプリントも決して少なくありません。
- このプリントは、また後で使うのかな?
- 提出しなければならないけれど、まだ準備ができない...
- もしかしたら、後で情報が必要になるかも...
このような場合は、無理に判断しないのもプリント収納のコツの一つです。分別が難しいプリントのための一時的な置き場所を用意しておきましょう。
一時的な置き場所があれば「とりあえず」の保管場所を確保できます。後から探したいときも、一時的な置き場所を探せば済みます。
「本当に捨ててしまって大丈夫なのかな?」と悩みながら、どこに置いたのかわからなくなる...ということもなくなるでしょう。
一時的な置き場所は、定期的に見直しましょう。ある程度時間が経過してからチェックすると、自信を持って判断できるようになっているはず。定期的に少しずつ整理するのがおすすめです。
1-4. 保管するプリント専用の置き場所を作る
重要なことが書いてあるプリントには、専用の場所を用意しておきましょう。
できればリビング内の、家族みんなが確認しやすい場所がベストです。
小さな子どもがいる家庭では、子どもの手が簡単に届かないような工夫をしましょう。
大切なプリントはクリアポケットファイルに1枚ずつ収納しておけば、すぐに内容を確認できる上に、間違って捨ててしまうこともありません。ファイルを立てて収納すれば、スペースを有効活用できるので、収納スペースが狭くて悩んでいる方にもおすすめです。
2. みんなの学校プリント収納術は?真似したいアイデア集
収納のコツが分かったら、次はいよいよ実践です。
ここからは先輩ママたちがどんな工夫を取り入れているのか、具体例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
2-1. マグネットボードにペタペタ貼り付け
スケジュールが書かれたプリントや、提出期限のあるプリントには「見せる収納」がおすすめです。
大切にしまい込み過ぎると、そのまま忘れ去り提出期限を過ぎてしまうことも...。そうならないためにも、プリント専用のマグネットボードを用意して、そこにペタペタ貼り付けていきましょう。
子ども別に、エリアを分けて貼り付けるのもおすすめです。マスキングテープやマグネットでオシャレに彩れば、見た目も気になりません。インテリアに合わせて、好みのアレンジを楽しんでみてください。
「アレンジは難易度が高い...」と思う方は、家族の目に触れやすい場所を選んでみてください。
この場合のおすすめの場所は、リビング収納の扉の裏。デッドスペースを活用すれば、インテリアを損なう恐れもありません。
※ Instagram https://www.instagram.com/p/CbcbKxQLjOW/より引用
2-2. ダイニングテーブル横に専用場所を確保
子どもが持ち帰るプリントを家事の合間にチェックする方も多いのではないでしょうか。
こんなときダイニングテーブル横にプリントの保管場所があれば、わざわざ移動してあれこれと探す手間も省けます。
100円均一やホームセンターでA4サイズのファイルポケットを購入し、テーブル横の壁に貼ってみましょう。
椅子に座った状態で、さっと取り出せる高さに設置するのがおすすめです。
※ Instagram https://www.instagram.com/p/CZ6ugf4v-g5/より引用
ボールペンの他に、ハサミやのり・印鑑などの必須アイテムも一緒に置いておくと、手間なく記入できるので、より便利に活用できます。
※ Instagram https://www.instagram.com/p/CZ6ugf4v-g5/より引用
ファイルボックス+クリアファイルの合わせ技で機能的に収納
こちらは、仕分けたプリントを収納する際のテクニックです。
大量のプリントを部屋の中にそのまま置いておくと、見栄えがよくありません。ファイルボックスとクリアファイルを上手に使って、見た目の美しさと使い勝手の良さの両立を目指しましょう。
ファイルボックスはホームセンターや生活雑貨店で購入できます。作りがしっかりしていてお洒落なものを選ぶのがおすすめです。
ボックス自体にある程度重量があるものを選ぶと、大量のプリントを収納しても、ぐらついたり倒れたりする心配がなくなります。形や色がシンプルなものに統一すると、インテリアの邪魔にもなりにくいでしょう。
あとは、用途別に複数のクリアファイルを用意します。ラベルやインデックスシールを用意しておけば、クリアファイルの中身を管理しやすくなるのでおすすめです。
仕分けたプリントを該当するファイルにどんどん整理していけますし、たっぷり収納しても行方不明になりません。
※ Instagram https://www.instagram.com/p/CYq6Wohv-H5/より引用
2-4. 兄弟・姉妹×色分類で行方不明を防止
学校から持ち帰るプリントには、子どもにとっても必要な情報があります。
プリントがわかりやすく整理されていれば、保護者も子どもも必要な情報を確認しやすくなるでしょう。
子どもにもわかりやすくするためにおすすめなのは、兄弟・姉妹別に推しカラーを決めることです。
- プリントを貼り付けるマグネット
- プリントを束ねるクリップ
- 保管用ファイルにつけるラベル
これらのカラーを分けて用意しておくと、どのプリントが誰のものなのか、一目でわかるようになります。
子どもの中で「自分のもの」という意識が育てば、プリント収納を少しずつ本人に任せられるようになるでしょう。
2-5. バインダーに時系列順に挟んで保管
イベントの日付が記されたプリントや、提出期限が記されたプリントは、忘れないように見える収納が一番です。
子どもの人数が多く「マグネットボード管理ではプリントだらけになってしまう...」という方は、子ども別にバインダーを用意するのがおすすめです。
バインダーには日付順にプリントを挟んでいきます。
そして期日が過ぎたプリントは、忘れずにバインダーから取り除いてください。すると、次の予定が自然に目に入るため、今後の予定確認にも役立ちます。
バインダーは、リビングの壁にかけておくのがおすすめです。
「日めくりカレンダー」の要領で普段から目に入る場所に設置しておけば、子ども別の複雑なスケジュールも、管理しやすくなるでしょう。
※ Instagram https://www.instagram.com/p/BecnjWLAso2/より引用
2-6. 収納場所の近くにプリント専用ごみ箱を
プリント収納ではこまめな入れ替えが必要です。どれだけすてきな収納場所を用意しても、収納できる量には限界があります。定期的に見直し、処分すべきプリントはどんどん処分してしまいましょう。
収納場所の近くにプリント用のごみ箱を用意しておくと、捨てるときに手間がかかりません。保管用ファイルから取り出したプリントをそのまますぐに処分できます。シュレッダーもセットで置いておくと、さらに便利です。
※ Instagram https://www.instagram.com/p/CVaPSzmvETD/より引用
3. プリント管理はデータ化もおすすめ!紙の保管にかかる手間を軽減
学校から配布されたプリントの多くは、そこに書かれた「情報」に意味があります。
つまり、提出物でない限り、プリントを紙のままもっておく必要はないのです。「情報」をデータ化さえしておけば、紙そのものは処分しても問題ないということです。
そうすることで、苦労して収納場所や分類用アイテムを用意しなくても、スッキリした環境をキープしやすくなるでしょう。
紙の保管にかかる手間を削減する方法として、スキャナーを使う方法があります。
自宅で手軽に使用できるスキャナーでおすすめなのは「ScanSnap」です。
ScanSnap iX1300
37,400円(税込)
ScanSnapなら、学校から持ち帰ったプリントをセットしてワンタッチでスキャンするだけで、あっという間にデータ化できます。
さらにScanSnapでPDF化された書類は、ワンタッチでクラウドサービスと直接連携が可能。DropboxやEvernote、Googleドライブなど、使い慣れたクラウド上で保管・閲覧できます。
ScanSnapで情報をスキャンしておけば、誤って必要なプリントを処分してしまってもデータで情報を確認できるので、一安心です。
コンパクトモデルの「ScanSnap iX1300」なら、リビングに設置してもインテリアの邪魔にならずにプリントを整理できます。
3-1. ScanSnap活用事例①「アナログの思い出もデジタルに」
ScanSnapでデータ化できるのは、学校から持ち帰るプリント類だけではありません。
たとえば以下のようなアナログの思い出も、データとして保管できます。
- 表彰状
- 図工で作った作品写真
- 国語の作文
デジタルで保管しておけば、劣化やダメージも気になりませんね。
実際に、アナログの思い出をScanSnapで保管している方の事例を紹介していきます。
【junko_aoyama3さん】
学校から持ち帰る作品
デジタル化しておけば
コンパクトに残せますよ
※中略
もちろんデジタル化は
ScanSnapを活用
※後略
※ Instagram https://www.instagram.com/p/CbOVHwVvbg5/より引用
思い出の品ほど処分に困りますが、ScanSnapがあればスッキリ保管できるでしょう。
3-2. ScanSnap活用事例②「テストの解き直しで簡単復習」
子どもが持ち帰るプリントの中で、特に処分に困るのがテスト類ではないでしょうか。
- 保護者が勝手に処分してもいいの?
- 後で必要になったらどうしよう...
- 子どもが理解していない部分を復習させたいけれど、量が多くてとにかくかさばる!
一般的なプリント類とは違って、保管期間が明確ではないのも難しいポイントですよね。
こんなときにも、ScanSnapが役立ちます。
子どもがテストを持ち帰ってきたら、どんどんスキャンしていきましょう。テスト用紙も、重要な意味を持つのは「紙そのもの」ではなく「情報」です。
ScanSnapでPDF化できたら、テストプリント用の保管フォルダに保存しましょう。
PDF編集アプリを使って子どもが書いた答えを消せば、もう一度同じ問題にチャレンジすることもできます。
子どもの学習は、後になって「○○の知識が足りていない!」とわかるケースも多いもの。
ScanSnapでテストをどんどんデータ化していけば、過去にさかのぼった学習を手軽に行えます。
*撮影協力:カリモク家具 新横浜ショールーム
4. まとめ
子どもが学校から持ち帰る大量のプリントは、丁寧に仕分けた上で「用途に合った収納方法」を心掛けることがコツとなります。
忙しい日常の中で「プリントをスッキリ収納したいけれど、とにかく時間がない」「収納方法を考えるのも面倒」というケースも多いでしょう。
このような場合におすすめなのが、ScanSnapを使ったデジタル収納術です。
「とりあえずスキャン」を習慣化すれば、スマホやパソコンを使って外出先からでも内容を確認できるようになります。
「通勤中の隙間時間にプリントの内容に目を通す」「テストの復習に」といった使い方もできます。
デジタル技術を活用すれば収納するプリントの量はぐんと減ります。大量のプリントに埋もれることなく、スッキリした空間を手に入れやすくなるでしょう。
ScanSnap iX1300
毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
---|
この記事を書いた人
おすすめ記事
夏休みの宿題・お知らせなど、持ち帰ったプリント類をしっかり管理。ScanSnapで手間をかけない片付けを
長期の休みに入り、テーブルの上には子供たちが持って帰ってきたらしいプリント類が無造作に。終わったイベントのお知らせや、小テスト、先月のPTA便り......。夏休みの宿題もどんなものがあるのかきちんと
3児子育て中・フリーランス主婦のScanSnap活用法
ドラえもんのポケットの道具で、「大切な写真」「あふれる書類」「子供の作品」「レシート」などなんでも放り込むだけで管理できる箱があったら「ぜひほしい!」と思いますよね。 ScanSnap iX1600は
親子で習慣にしたい学校プリント整理術! お片づけのプロ・青山順子が教える、毎日の書類管理を楽にするアイデアその2
家庭内の書類に、デジタル機器を活用した片づけアイデアをシリーズ6回でお届けしています。 学校の情報は、親子で共有しつつ、次第に子どもが自分で予定を管理出来るようになるといいですね。2回目は、親子で取り
共働き夫婦の家事は分担表で解決!家事分担表のメリット・作り方をご紹介
共働き夫婦が家事を上手く分担できていないと、どちらか一方の負担が大きくなったり、不公平さを感じたりして、家事に対する不満が生まれてしまいます。 そこで役立つのが、「家事分担表」です。家事分担表とは、ど