教科書のスキャンも簡単 祖父から孫へのオンライン学習をScanSnapがサポート
システムエンジニアとして働く西谷さん。奥様と中学3年生になる息子さん、中学1年生の娘さんの4人で暮らしています。高校受験を間近に控えた息子さんにオンラインで勉強を教えているのは、遠方に暮らす西谷さんのお父様。そんな「祖父と孫、二人三脚での受験勉強」を2台のScanSnapがお手伝いしているとのこと。今回は、オンライン学習を円滑に進めるための西谷家のScanSnap活用術について伺います。
目次
1. 教科書やプリントをスキャンして共有!孫の受験勉強を祖父がオンラインでサポート
もともと自分でいろいろなことを調べたり人に教えたりするのが得意な、西谷さんのお父様。普段は遠方のご実家で、西谷さん一家とは離れて暮らしています。息子さんが中学2年生の夏休みに家族で帰省した際、勉強を教えてもらったことをきっかけに、夏休みが終わってからもオンライン会議ツールで息子さんの受験勉強をサポートしてもらうようになりました。
――遠方のお父様にオンラインで勉強を教えてもらうには、まず教材を共有しなければいけなかったのですよね。そのために教科書やプリント類をスキャンしてPDFデータをクラウドで共有しているそうですが、最初からScanSnapをお使いだったのでしょうか?
奥様:当時は「スキャンをする」というイメージは全く持っておらず、スマホで撮るしかないと思っていました。なので初めのうちはスマホのアプリで一枚一枚撮影して送っていました。
ですが、全教科の教科書やドリル、プリントをスマホで撮影するとなると相当な量になります。またスマホだと文字や色味がうまく反映されず、読みづらい箇所も多々ありました。
ある日、たまたま参加した整理収納のイベントで「デジタル収納」をテーマにScanSnapが紹介されていたんです。「iX1300」という小型の機種が展示されていて、これがあればプリント類を高品質で高速にスキャンできることを知りました。
その速さと正確さに驚いたものの、我が家の場合は教科書もスキャンしたいと考えていたんですよね。
「それなら本を裁断せずにスキャンできるSV600という機種もある」と教えてもらったのですが、SV600はその場には展示がなく、レンタル業者での貸し出しも予約でいっぱいだったので、いったんは断念しました。
とはいえ「プリントだけでもスキャンをしたい」と、まずはiX1300を購入し、しばらくはiX1300のみを使っていたのですが、その後SV600を使用する機会に恵まれ、現在は2台使いをしています。
2. 断裁できない教科書はSV600で、プリントはiX1300で。2台のScanSnapを使い分けて教科書もプリントもクリアにスキャン!
――2台のScanSnapを使い分けされているのですね。それぞれのスキャン対象や、ご家庭での設置場所、使用頻度などお聞かせください。
ご主人:iX1300は主にプリント類のスキャン用で、コンパクトなのでリビングに置き、常時使える状態にしてあります。息子が学校からもらってくるプリントを、親の私たちがまとめてスキャンしています。
折らずに読み込めるサイズがA4までなので、基本はそれより小さいサイズのもののみ読み込んでいますが、A3サイズでも切っても構わないものはA4サイズに切ってスキャンすれば見開きなどを気にせずにスキャンできるので助かりますね。
ただ教科書のような書籍は断裁しないとスキャンできず、授業で使用する教科書を断裁するわけにはいきません。
そこで登場するのがSV600です。SV600では広げた書籍をスキャンすることができます。本をスキャンすると、端を押さえていた指が写り込んでしまうことがありますが、そんなときに便利なのが「ポイントレタッチ機能」です。これを使うことで写り込んだ指を画像から消すことができるので、スキャンしたデータもきれいです。
SV600は書籍を見開きで読み込める分サイズが大きいので、いつもはしまっていて、スキャンするときに取り出して、まとめて読み込むようにしています。普段は週に1回程度、テストが近くなると2日に1回くらいの頻度で、教科書やドリル、大判のプリントなどをまとめてスキャンしています。また最近はノートにプリントを貼り付けることも多いので、そういったノートでもきれいにスキャンできるので助かりますね。
――息子さんの教科書やプリント類のスキャン以外にもScanSnapをお使いになることはありますか?
ご主人:他にも取扱説明書や領収書といった勉強以外のものもスキャンしてデータで保存し、紙は捨てるようにして場所を取らないように工夫しています。
一部のお店では、電子レシートを発行し紙のレシートをなくす取り組みが始まっていますが、世の中的には当面、紙のレシートが無くなる気配はありません。
3. デジタル機器が苦手でも簡単に使え、細かい文字も鮮明にスキャンできる
――実際にScanSnapを使ってみて使用感はいかがですか。
奥様:まず、ScanSnapはとても簡単に扱えると感じました。使うための知識やリテラシーは特に必要がなく、デジタル機器が苦手な方でも、少しナビゲートすれば簡単に使えるようになると思います。実際、私もパソコンを扱うのは苦手ですが、スキャンしてトリミングして、ポイントレタッチをして保存する、という基本的な一連の処理はできるようになりました。
また、クオリティーの高いデータを、スピーディーに作成できるのも特長だと思います。これまで、スマホのカメラで撮影していたときには、細かい文字が写らずうまく撮影することができませんでした。
特に教科書の撮影は光が反射する部分は色が飛んでしまい、逆に影になる部分は真っ暗で写らないということもよくありました。それでいて撮影するデータ量も多いので、スマホの空き容量が足りなくなりがちだったのです。
SV600では教科書のような本や雑誌を開いたときに発生する中央部の歪みでも、ブック補正機能でクリアにスキャンできるので、仕上がりも非常にきれいです。
4. スキャンした教科書を自宅で確認できるので置き勉しても安心
奥様:スキャンするようになったことで思わぬメリットもありました。1つはどこにいても教科書の内容が確認できることです。教科書は1冊1冊が重いので、学校に置き勉をすることも多いのですが、教科書をスキャンすることで、置き勉をしていても自宅で内容を確認できます。また、ドリルをスキャンすることで、苦手なところを何度も解いて復習することができるのも、予想していなかったメリットです。
5. オンライン学習で三世代が交流するきっかけに
――オンライン学習を支える親御さんの役割については、どのように考えていますか。
ご主人:勉強は基本的に(子供)本人の意志でやってもらっています。親ができることは勉強や学校生活が円滑にできるようにスキャンをすることです。ですので「プリント出して」が妻の毎日の口癖になっていますね。
それから父のオペレーションを考えるのは私の役割です。できるだけ父側の操作を簡単にして、何回も日々やって習慣づけることで、高齢な父でもデジタルをうまく使えるようになりました。
――おじいさまとのオンライン学習についてはどのように捉えていますか。
ご主人:デジタルで三世代での交流が持てたというのは、取り組んで良かったことの一つです。コロナや受験などでなかなか帰省しづらい中、オンラインではありますが、コミュニケーションの機会になっています。デジタルを間に挟むことでワンクッションあるため、かえって交流もしやすくなっているように見えます。
――今後はScanSnapをどのように活用していきたいですか。
思い出の写真や子どもがお絵描きした作品をスキャンしてみたいと思います。サイズが合うものはできるだけデジタル化したいです。それから健康診断の結果や薬の説明書など「普段は見返さないけれど取っておきたいもの」はできるだけデータ化して、紙を減らしていきたいですね。
――西谷家での今後の活用が楽しみです。また息子さんの受験合格を心からお祈り申し上げます。
ScanSnap iX1300
毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
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ScanSnap SV600
厚みのある本や雑誌、新聞などの電子化に最適な非接触スキャナー。原稿を均一に読み取るVIテクノロジーやブック補正機能により、A3サイズまでしっかりクリアに読み取れます。 |
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この記事を書いた人
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