DynaEye シリーズの新元号への対応について
2019年5月1日に実施された改元の影響を受けるDynaEye シリーズの製品と対応内容についてお知らせします。
改元の影響を受ける製品と対応内容について
改元の影響を受ける製品と、対応内容は下記の通りとなります(各製品の詳細については、下表の改元の影響を受ける製品名をクリックしてご参照ください)。なお、一覧にない製品は影響がありません。
改元の影響を受ける製品名 | 提供予定日 | 対応内容 |
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DynaEye 10 帳票OCR Entry | 2019年6月14日 対応済み | 新元号対応 |
DynaEye 10 帳票OCR SDK | 2019年7月23日 対応済み | 新元号対応 |
DynaEye 10 帳票OCR ランタイム | 2019年7月23日 対応済み | 新元号対応 |
DynaEye 10 帳票OCR サーバランタイム | 2019年7月23日 対応済み | 新元号対応 |
DynaEye EX V5.0 | 2019年6月28日 提供済み | 新元号対応 |
DynaEye EX V3.0 および V4.0 | ー | 対応予定はありません。バージョンアップ、または、設定による回避をご検討ください。 |
DynaEye 本人確認カメラOCR V5.0 | 2019年6月28日 提供済み |
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DynaEye 運転免許証OCR V1.0 | 2019年6月28日 提供済み | |
DynaEye マイナンバー OCR V1.0 | 2019年6月28日 提供済み | 新元号対応 |
保険証OCR | 2019年6月28日 対応済み | 新元号対応 |
領収書解析ライブラリ | 2019年6月28日 対応済み | |
レシート解析ライブラリ | 2019年6月28日 対応済み |
DynaEye 10 帳票OCR Entry
DynaEye 10 帳票OCR SDK
DynaEye 10 帳票OCR ランタイム
DynaEye 10 帳票OCR サーバランタイム
- 和暦妥当性チェック関数(jdate)において、新元号の指定が可能になります。
- 下記機能において、新元号に対応いたします。
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日付項目の和暦補正
対象:エントリーアプリケーションまたは準定型定義ツールにおいて、項目定義で設定した[値の形式]が「日付」の項目
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DynaEye EX V5.0
- 和暦妥当性チェック関数(jdate)において、新元号の指定が可能になります。
DynaEye EX V3.0 および V4.0
- 和暦妥当性チェック関数(jdate)を使用していない場合、影響はありません。
- 本機能を使用している場合、以下のいずれかをご検討下さい。
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- 「DynaEye 10」または「DynaEye EX V5.0」へのバージョンアップ
- 設定による和暦妥当性チェックの無効化
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<影響を受ける条件>
書式定義において、フィールド情報のデータチェックにjdate関数を使用しており、かつ、新元号の日付が記入される場合。
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<影響内容>
jdate関数の第一引数には元号を指定する値を設定するが、この値に新元号の指定値を設定できないため、新元号を含む日付のチェックが行えない。
(チェックをオフにした項目については運用時の目視確認を強化するなどの対応を推奨します。) -
<回避方法>
書式定義において、jdate関数を使用しているフィールド情報の拡張タブを開き「データチェック」のチェックボックスをオフにする。
DynaEye 本人確認カメラOCR V5.0
- 運転免許証有効期限欄に和暦・西暦が併記された券面に対応します。
- 下記機能において、新元号に対応いたします。
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日付項目の和暦補正
対象:運転免許証(表面)、マイナンバーカード(表面)、マイナンバー通知カード(表面)
- 日付チェック機能
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DynaEye 運転免許証OCR V1.0
- 運転免許証有効期限欄に和暦・西暦が併記された券面に対応します。
- 下記機能において、新元号に対応いたします。
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日付項目の和暦補正
対象:運転免許証(表面)
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DynaEye マイナンバーOCR V1.0
- 下記機能において、新元号に対応いたします。
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日付項目の和暦補正
対象:マイナンバーカード(表面/裏面)、マイナンバー通知カード(表面)
- 日付チェック機能
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現行バージョン(新元号未対応版)の認識結果について
現行バージョン(新元号未対応版)で新元号(新書式)の項目を認識した場合の認識結果についてお知らせします。この場合、認識結果が正しく出力されません。
認識の結果は以下の通りです。ご不便をお掛けいたしますが、ご使用においてはご留意願います(印字、本人確認証、撮影の状態により誤認識の結果が異なることがあります)。
DynaEye 10 帳票OCR Entry
DynaEye 10 帳票OCR SDK
DynaEye 10 帳票OCR ランタイム
DynaEye 10 帳票OCR サーバランタイム
- エントリーアプリケーションまたは準定型定義ツールにおいて、項目定義で設定した[値の形式]が「日付」の項目
[新元号(新書式)で影響を受ける認識項目のOCR結果]
- 日付
帳票:令和01年5月10日
令和1年5月10日
結果:2001年5月10日 (西暦として認識されます。)
帳票:令和元年5月10日
結果:日付として認識されません。
DynaEye 本人確認カメラOCR V5.0
DynaEye 運転免許証OCR V1.0
[対象本人確認証]
- 運転免許証
[新元号(新書式)で影響を受ける認識項目のOCR結果]
- 交付日
券面:令和02年01月10日 12345
結果:平成02年01月10日 12345 (平成として認識されます。) - 有効期限
券面:2021年(令和03年)01月10日まで有効
結果:平成21年??月03日まで有効 (西暦の下2桁を年として、平成として認識されます。) - 取得日1~3
券面:令和02年01月10日[日付が記載されている場合]
結果:昭和02年01月10日 (昭和として認識されます。)
券面:令和00年00月00日[日付が記載されていない場合]
結果:平成00年00月00日 (平成として認識されます。)
DynaEye 本人確認カメラOCR V5.0
DynaEye マイナンバーOCR V1.0
[対象本人確認証]
- マイナンバーカード(表面/裏面(※))、マイナンバー通知カード(表面)
[新元号(新書式)で影響を受ける認識項目のOCR結果]
- 生年月日
券面:令和2年1月10日生
結果:昭和2年1月10日生 (昭和として認識されます。)
(※)マイナンバカード(裏面)の「生年月日」を認識対象とするのはDynaEye マイナンバーOCRです。
DynaEye 本人確認カメラOCR では認識対象とはなりません。