iX100 の内部の清掃
原稿の読み取りを繰り返していると、ScanSnap 内部に、紙粉やほこりがたまり、読み取り不良の原因となります。
ScanSnap 内部は、目安として、原稿を 100 枚読み取るごとに清掃してください。ただし、この目安は読み取る原稿によって変わります。例えば、トナーが十分定着していない原稿の場合、より少ない枚数で清掃が必要となることがあります。
清掃の目的でエアスプレーおよびアルコールを含むスプレーは使用しないでください。スプレーから噴射される強い空気によって、紙粉やほこりが ScanSnap 内部に侵入し、故障や ScanSnap の異常の原因となることがあります。
また、静電気によるスパーク(火花)により引火するおそれがあります。
- ScanSnap 内部を清掃するときは、水や中性洗剤を使用しないでください。
- クリーナー F1 を大量に使用すると、なかなか乾かない場合があります。適量を布にしみこませて使用してください。
また、清掃箇所にクリーナー液が残らないように柔らかい布でよくふき取ってください。
ScanSnap の読み取り枚数は、「ScanSnap Manager - 詳細情報」画面の「総スキャン枚数」で確認してください。
「ScanSnap Manager - 詳細情報」画面は、Dock の ScanSnap Manager のアイコンを「control」キーを押しながらクリックし、ScanSnap Manager のメニューから「ヘルプ」→「ScanSnap 情報」をクリックすると表示されます。
- ガラスとプラスチックローラーを清掃します。
- 給紙カバー(原稿台)を開けます。
電源が ON になり、ScanSnap からローラーが回転する音がします。
音が止まってから、次の手順に進んでください。
- トップカバーおよび排出ガイドを開けます。
- 乾いた布に少量のクリーナー F1 をしみこませて、以下の箇所を清掃します。
- ガラス(トップカバー側 1 か所、本体側 1 か所)
ガラス表面に付着したよごれやほこりをふき取ります。
ヒントガラスに糊などの粘着物が付着している場合は、丁寧にふいて取り除いてください。
よごれが残っていると、イメージデータに縦筋が入る場合があります。
- プラスチックローラー(トップカバー側 12 か所)
手動で少しずつ回転させながら、よごれやほこりを軽くふき取ります。ローラーの表面を傷めないように注意してください。異物が付着している場合、原稿づまりや原稿送り不良を起こすおそれがありますので、十分に清掃してください。
- ガラス(トップカバー側 1 か所、本体側 1 か所)
- 給紙カバー(原稿台)を開けます。
- フィードローラーと排出ローラーを清掃します。
- トップカバーを開けた状態で、[Scan / Stop]ボタンを 3 秒間押します。
- 乾いた布に少量のクリーナー F1 をしみこませて、以下の箇所を清掃します。
- フィードローラー(本体側 1 か所)
[Scan / Stop]ボタンを押すと、一定量ローラーが回転します。ローラーの表面を傷めないように、よごれやほこりを軽くふき取ります。異物が付着している場合、原稿づまりや原稿送り不良を起こすおそれがありますので、十分に清掃してください。
- 排出ローラー(本体側 1 か所)
[Scan / Stop]ボタンを押すと、一定量ローラーが回転します。ローラーの表面を傷めないように、よごれやほこりを軽くふき取ります。異物が付着している場合、原稿づまりや原稿送り不良を起こすおそれがありますので、十分に清掃してください。
排出ローラーの清掃がしにくい場合は、トップカバーを完全に閉じずに、ScanSnap の背面から清掃してください。
ヒント[Scan / Stop]ボタンを 7 回押すと、フィードローラーと排出ローラーが 1 回転します。
- フィードローラー(本体側 1 か所)
- トップカバーおよび排出ガイドを閉じます。
- 「カチン」と音がします。
重要トップカバーの両端とも閉じていることを確認してください。
完全に閉じられていないと、原稿づまり、原稿送り不良、または画像不良を起こすおそれがあります。