読み取り詳細設定画面
「保存先サービスの選択」画面で「原稿種ごとに振り分けて保存する」を設定している場合は、原稿の種別ごとに読み取り詳細を設定できます。
保存先サービスによって、表示される項目が異なります。
また、保存先サービスによっては、設定した内容より優先して、各保存先サービスに合わせた特定の設定でスキャンされます。
読み取り詳細設定画面の項目は以下のとおりです。
- 画像設定
- 原稿の種別が写真の場合に表示されます。 - カラー写真以外の場合は補正されません。 - 自動補正
- 「ON」に設定すると、写真の色のコントラストを調整し、より鮮やかに補正します。 
- 赤目補正
- 「ON」に設定すると、写真に写った人物の顔を認識して、赤目を補正します。 
- 退色補正
- 「ON」に設定すると、色が薄くなってしまった写真を、色鮮やかに補正します。 
 
- ファイル名の形式
- イメージデータに自動的に付けられるファイル名の形式を選択します。 - 「ファイル名の形式」をタップすると、「ファイル名の形式」画面が表示されます。 
- ファイル形式
- イメージデータを保存するファイル形式を設定します。 - 「ファイル形式」をタップすると、「ファイル形式」画面が表示されます。 
- カラーモード
- イメージデータのカラーを設定します。 - 以下のカラーモードを設定できます。 - 自動 - 原稿ごとにカラー、グレー、および白黒を自動的に判別してスキャンします。 
- カラー - 常にカラーのイメージデータを保存します。 
- グレー - 常にグレーのイメージデータを保存します。 
- 白黒 - 常に白黒のイメージデータを保存します。 - 「ファイル形式」で「PDF」を選択した場合に設定できます。 
 
- 画質
- イメージデータの画質(解像度)を設定します。 - 以下の画質を設定できます。 - 自動 - スキャンした原稿の、イメージデータのサイズに合わせて、最適な画質で保存する場合に選択します。 - イメージデータの長さが 148mm(A6 縦)より長い場合は「ファイン」で、148mm(A6 縦)以下の場合は「スーパーファイン」で保存します。「自動」を選択すると、イメージデータの長さで画質を自動的に判断するため、同じ原稿であっても、原稿を ScanSnap にセットする向きによって、イメージデータの画質が異なることがあります。 - 例えば、ScanSnap の給紙部に、A5 サイズの原稿の短辺をセットした場合、イメージデータの画質は、「ファイン」になります。長辺をセットした場合、イメージデータの画質は、「スーパーファイン」になります。 
- ノーマル - 速くスキャンする場合に選択します。 
- ファイン - きれいな画質でスキャンする場合に選択します。 
- スーパーファイン - 「ファイン」よりきれいな画質でスキャンする場合に選択します。 
 
- 読み取り面
- スキャン時の読み取り面を設定できます。 
- 原稿の向き補正
- 「ON」に設定すると、原稿を横向きや上下逆さまにセットしてスキャンしたときに、イメージデータの向きが自動的に回転されます。 - スキャンする原稿の種別によって、自動的に回転する基準が異なります。 - 文書、名刺、レシート、および原稿の種別が判別されていない場合 - 原稿の文字列を基準にして回転するため、以下のような原稿をスキャンすると、正しい向きにならないことがあります。その場合は、「OFF」に設定してください。 - 極端に大きい文字や小さい文字が多い原稿 
- 文字間や行間が極端に狭いまたは文字が接触している原稿 
- 下線や罫線に接触している文字が多い原稿 
- 写真や図などが多く、文字の少ない原稿 
- 文字の背景が不均一色の原稿 - 例:網掛けされている文字 
- 装飾文字が多い原稿 - 例:影、白抜きなど装飾がされている文字 
- 文字の背景に模様がある原稿 - 例:絵や図と重なっている文字 
- 図面など、文字が一定方向を向いていない原稿 
- アルファベット大文字だけで書かれている原稿 
- 手書き文字の原稿 
- 傾いた原稿 
- ご使用のオペレーティングシステムの言語以外で書かれた原稿 
- 複雑なレイアウトの原稿 
- ノイズの多い原稿 
- 薄い文字の原稿 
- かすれた文字の原稿 
 
- 写真の場合 - 写真に写った人物の顔を基準にして回転します。風景写真などの人物が写っていない写真の場合は回転しません。 
 
- 白紙ページ削除
- 「ON」に設定すると、白紙ページのイメージデータが自動的に削除されます。 - 例えば、裏面が白紙の原稿を両面読み取りすると、白紙ページのイメージデータは削除されるため、保存されるイメージデータは 1 ページになります。 
- イメージデータ圧縮
- イメージデータの圧縮率を 5 段階で設定します。 - 圧縮率が高くなると、ファイルサイズは小さくなりますが、イメージデータのノイズが目立つようになります。 - 圧縮率が低くなると、ファイルサイズは大きくなりますが、イメージデータのノイズは目立たなくなります。 
- e-文書モード
- 「ON」に設定すると、e-文書法に対応した読み取り設定に従ってスキャンされます。 - 詳細は、e-文書法に対応した読み取り設定で原稿をスキャンするを参照してください。「OFF」に設定すると、通常の読み取り設定でスキャンされます。 
- カメラ機能で原稿を撮影する場合は、以下のスキャン条件は無効になります。 - 画像設定(自動補正、赤目補正、退色補正) 
- 画質 
- 読み取り面 
- 原稿の向き補正 
- 白紙ページ削除 
- イメージデータ圧縮 
 
- カメラ機能で背景除去を有効にする場合は、e-文書モードを「OFF」にしてください。 



