セキュリティ対策とは?

マルウェアを感染させてプログラムやデータを暗号化し、電子カルテを始めとした医療情報システムが機能不全に追い込まれるランサムウェアの事案が増えています。国内においても複数の病院・医療機関が被害を受けている状況です。
ある病院・医療機関では、電子カルテを含めた病院情報システムがランサムウェアの攻撃を受け、電子カルテが完全に機能停止しました。初期の侵入は、リモートメンテナンスのためのVPN装置について脆弱性が放置され、ID/パスワードが推測可能であったことが原因と考えられています。報告書では、厚生省のガイドラインを遵守していれば十分に防げたこと、閉域網であれば安全だという過信が根強く残っていること、などが記載され、病院・医療機関におけるセキュリティ対策の遅れに警鐘を鳴らしています。
参考資料:
ランサムウェア事案調査報告書(地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター)
https://www.okayama-pmc.jp/wp-content/uploads/2025/02/24bb9b94f7eb10eff58b605c01c384ad.pdf
病院・医療機関の院内ネットワークは閉域ネットワークで安全と思われがちです。
しかし、院内ネットワークへの接続を許可されていないPCやポリシー違反のPCが知らないうちに接続されてしまったり、閉域ネットワークであってもマルウェアに感染するリスクもあり、万が一の際には診療サービスの停止にもつながりかねません。こうした病院・医療機関のセキュリティリスクの課題に対応していくためには、「効率的なIT機器管理」「サイバー攻撃対策」を行うことが重要です。
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版の「[特集] 医療機関等におけるサイバーセキュリティ」では、対策として「構成管理」を最初に挙げています。
構成管理では、機器を一覧化し、不正な機器の接続や不正なソフトウェア・データの混入、異常なデータ通信などを防ぐことが求められます。
構成管理は多くの病院・医療機関で取り組んでいるものの、徹底されているか不安に思うお客様が増えています。医療専門機器やモバイル端末など、日々ネットワークに接続される機器が増えている中、手作業でリアルタイムに全ての機器を把握し、不正を検知するのは困難になっています。
参考資料:
[特集] 医療機関等におけるサイバーセキュリティ
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001102586.pdf
「iNetSec SF」は、医療情報システムの安全管理に関するガイドラインで求められている「サーバー、端末PC、ネットワーク機器の台帳管理」「接続元制限」の2つのチェックリストに対応。装置を接続するだけで、ネットワークに接続している全てのIT機器の情報をリスト化するため、台帳作成に手間がかからず、常に最新の状態に保つことができます。また、把握していないIT機器を自動で検知・遮断し、不正接続を防止します。使用されていない機器の検出機能が搭載されているため、脆弱性が残る機器の放置を防ぐことも可能です。 設置が簡単で、煩雑な機器管理を自動化できるのがiNetSec SFの特徴。運用の負荷をかけることなく、ガイドラインで求められている構成管理の精度を飛躍的に高めることができます。
「iNetSec SF」は、PCはもちろん、エージェントをインストールできない各種医療機器も含めて、院内ネットワークに接続されたIT機器を漏れなく検知・可視化。さらに、接続を許可されていないIT機器があった場合には自動的に遮断できます。また、院内ネットワークに接続したいIT機器自身からネットワークの利用申請ができるため、紙の申請などに比べて管理者の負担を軽減、効率的にIT機器の管理が行えます。
「iNetSec
SF」なら、ネットワーク内の通信の振る舞いを監視することにより、エージェントレスで自己拡散型マルウェア(ワーム)を検知し、自動的に遮断可能。また、ウイルス対策ソフトのようなパターンファイルの更新が不要なので、HISネットワーク、部門ネットワークのような閉域ネットワークの対策も行えます。
被害の早期検知による迅速な対処で、感染の被害を局所化することができます。
※ iNetSec
SF(オンプレミス版)のみ用意している「標的型サイバー攻撃振る舞い検知セグメントライセンス」(オプション)の購入が必要です。詳しくはこちらをご参照ください。
※ すべてのランサムウェアの検知を保証するものではありません。
iNetSec SFは、「パトライト社」のネットワーク監視灯と連携。院内ネットワークへの不正端末の接続やマルウェア感染を検知したら、監視灯と音でお知らせ。周囲に異常を知らせて、迅速な対応が行えます。
「iNetSec SF」なら、IT機器管理はもちろん、万が一、保守端末やUSBメモリが接続されたことで、自己拡散型のマルウェアが侵入してしまった場合でも院内ネットワークを守ります。ぜひ、病院・医療機関への豊富な導入実績を持つPFUにご相談ください。
ネットワークに接続されたすべてのIT機器を見える化し、
不正持ち込みIT機器など、リスクのあるIT機器をネットワークから遮断する
セキュリティ対策アプライアンス(ハードウェア)製品です。
導入を検討されているお客様に、
2週間、iNetSec SF 510(オンプレミス版・クラウド版)
を無料で貸し出しいたします。
無料貸し出しユーザー様向け専用サイトから、
ご利用に必要な様々な情報をご提供しています。
1週間ほど繋げておくだけで、
管理外機器のネットワーク接続実態を見える化します。
簡単に導入でき、すぐに効果を実感いただけます。
購入/導入をご検討されているお客様につきましては、ご質問/お見積/システム導入など、何なりとご相談ください。
「お問い合わせ」より、お気軽にお問い合わせください。カタログ、紹介資料などは「資料請求」よりご依頼ください。