[お知らせ]
2025年6月19日
株式会社PFU
PFU社員が提案したプロジェクトがIPA「2025年度 未踏ターゲット事業」に採択
株式会社PFU(社長執行役員:平原 英治)は、独立行政法人 情報処理推進機構(以下 IPA)が実施する「2025年度未踏ターゲット事業(リザバーコンピューティング技術を活用したソフトウェア開発分野)」において、当社社員の冨田 教幸と砂山 洋祐が提案したプロジェクト「多目的最適化を用いたリザバー設計支援ソフトウェアの開発」が採択されたことをお知らせします。
未踏ターゲット事業の概要
IPAは、ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイディアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した人材を発掘・育成することを目的とした未踏事業(注1)を実施しています。未踏事業には、若い人材の発掘・育成を行う「未踏IT人材発掘・育成事業」、ITを活用したビジネスや社会課題の解決につながる人材を育成する「未踏アドバンスト事業」、次世代ITを活用し先進分野の人材を育成する「未踏ターゲット事業」の3つの人材育成プログラムがあり、このたび未踏ターゲット事業(リザバーコンピューティング技術を活用したソフトウェア開発分野)(注2)において当社社員が提案したプロジェクトが採択されました。
採択されたプロジェクトの概要
リザバーコンピューティング(RC)は Echo State Networkなどのモデルを用い、時系列予測や異常検知に活用がされていますが、実利用にはリザバー層のサイズやネットワーク構造を適切に設定する必要があり、経験的・属人的な調整が必要になっています。本プロジェクトでは、経験的・属人的な手動の調整を最適化の手法を用いることで、RCの各種パラメータとネットワーク構造を自動で探索・評価するソフトウェアの開発を行います。これにより、ユーザーが望むRCモデルを迅速に設計できることを目指します。
採択者
- 冨田 教幸(事業開発本部 次世代事業開発室 技術開発部/リコーフューチャーズBU インキュベーションセンター)
- 砂山 洋祐(法務・知財統括部 知的財産権部/次世代事業開発室 技術開発部)
プロジェクト採択者の声
未踏ターゲット事業に挑戦できることを大変うれしく思います。本プロジェクトでは、リザバーコンピューティングが持つ特徴とユーザーが望む性能を満たすリザバー設計支援ソフトウェアの開発を行います。大規模モデル一辺倒ではなく、用途に応じた適材適所のAIを実現するとともに、現場で活用できる AI の選択肢を広げることで社会に貢献することを目指します。
注釈
- 未踏事業(https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/about.html)
- 未踏ターゲット事業(リザバーコンピューティング技術を活用したソフトウェア開発分野)公募概要(https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/target/2025_reservoir/koubo.html)
報道関係者お問い合わせ先
株式会社PFU
コミュニケーション戦略室 広報部
E-mail:pfu-press@ml.ricoh.com
- お知らせに掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。