2013年6月10日
株式会社PFU
[PRESS RELEASE]
帳票OCRソフトウェア「DynaEye EX V4.0」を販売開始
~帳票識別機能の大幅な強化によりデータエントリ業務の効率をさらに向上~
株式会社PFU(社長:長谷川 清、東京本社:川崎市幸区)は、帳票OCR(注1)ソフトウェア「DynaEye(ダイナアイ)」を機能強化し、「DynaEye EX V4.0」として本日より販売開始いたします。
[関連リンク] DynaEye ホームページ
「DynaEyeシリーズ」は、高精度に文字認識する帳票OCRソフトウェアとして多くのお客様にご好評をいただき、1997年の発売以来、導入実績5,400社、国内トップのシェア54%(注2)の実績があります。金融・保険申込書のデータエントリ、地方自治体での介護保険認定審査の調査票入力、農産物の生産履歴管理におけるデータ入力、健康診断の問診票入力、高校・大学での入学願書受付処理、流通業でのギフト申込書入力など、様々なシーンで定型帳票データ入力に活用いただいております。
今回、DynaEye EXをバージョンアップし、お客様のご要望にお応えする下記の機能強化を実施いたしました。
機能強化のポイント
1. 高精度の帳票識別機能
従来の罫線情報による識別機能に加えて、帳票上の文字や色情報を利用した識別に対応しました。これにより、従来では識別困難であった罫線がない帳票や類似したレイアウトの帳票の識別が可能となり、帳票デザインの変更なしにデータ化できる帳票が大幅に増えました。また、最大550種類の帳票識別に対応しました。
これにより、多くの種類の帳票を一括して処理できるようになり、業務効率向上に貢献します。
2. お客様システムへの組み込み機能を強化
Visual Basic / Visual C# に対応したActiveXコントロールに加えて、様々な開発環境から呼び出し可能な関数ライブラリ形式のAPIを提供します。関数ライブラリ形式のAPIでは、帳票全体の認識機能に加えて、帳票識別機能や指定した領域だけを読み取る機能など、より詳細な操作が利用可能となり、お客様の業務アプリケーションへのOCR機能の組み込みやソリューションへの活用に柔軟に対応します。
3. 手書き日本語文字の読み取り字種を大幅に拡大
JIS第二水準の漢字のうち使用頻度の高い1,042字種を追加し、手書き日本語文字の読み取りとしては業界最高水準(注3)の合計4,870字種に対応します。
これにより、より多くの文字の認識が可能となり、手動入力工数が大幅に削減されます。
商品名/販売価格
商品名 | 内容 | 販売価格(税別) |
---|---|---|
DynaEye EX V4.0 | お客様のアプリケーションへのOCR機能の組み込み開発を行う場合の開発環境です。 | 450,000円 |
DynaEye EX ランタイム V4.0 | DynaEye EX を利用して開発したアプリケーションの実行環境です。 | 250,000円 |
DynaEye EX Lite V4.0 | DynaEye EXが提供するOCR認識アプリケーションのみをお使いいただけるパッケージソフトウェアです。OCR機能の組み込み開発はできません。 | 300,000円 |
DynaEye EX Lite 同時修正オプション V4.0 | DynaEye EX Liteの認識結果に対して複数のPCから同時修正作業を行うためのオプション製品です。 | 50,000円 |
※上記に加えてライセンス商品、サポート商品もご提供いたします。詳しくは弊社ホームページをご覧ください。
ホームページ(商品の詳細について)
- DynaEye EX 紹介ページhttps://www.pfu.fujitsu.com/dynaeye/
商標について
- DynaEyeは、株式会社PFUの登録商標です。
- Visual Basic、 Visual C#、 ActiveXは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における商標です。
- その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)OCR : Optical Character Recognitionの略で、光学文字認識のこと。
- (注2)帳票用OCRソフトウェアにおいて、2012年 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の集計に基づき、PFUにて推計。
- (注3)当社調べによる。
以上
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