2014年 6月11日
株式会社PFU
[PRESS RELEASE]
ネットワークセキュリティを強化する「iNetSec」シリーズ新製品を発表
~ 独自のマルウェア振る舞い検知エンジンを搭載した標的型サイバー攻撃対策製品 ~
株式会社PFU(社長:長谷川 清、東京本社:川崎市幸区)は、標的型サイバー攻撃による未知のマルウェア活動を検知し、感染端末の自動遮断を実現する、標的型サイバー攻撃・内部対策アプライアンス「iNetSec Intra Wall(アイネットセック イントラウォール)」を2014年10月より販売開始いたします。
[関連リンク] iNetSecシリーズホームページ
PFUは、お客様の安心・安全なネットワーク環境を実現するネットワークセキュリティ製品として「iNetSec」シリーズを展開しています。これまでPFUでは、iNetSec Smart Finder(持込端末の不正接続防止アプライアンス)、iNetSec Inspection Center(脆弱端末の遮断ソフトウェア)をオフィス内の情報漏えい対策として発売し、安心・安全なネットワーク環境の実現に貢献してまいりました。中でも、国内ネットワークセキュリティ市場における検疫ツール部門においては、2年連続で国内トップシェア(注1)メーカーとなっています。
近年、特定の企業や組織を標的とするサイバー攻撃が増加しています。その対策として、ゲートウェイ型製品を導入し外部への情報漏えいを防ぐ、入口・出口対策が主流となっていますが、攻撃が巧妙化しており入口・出口対策だけでは限界がありました。一方、ワークスタイル変革に伴い端末を持ち出す機会が増加し、オフィス外でマルウェアに感染するリスクが高まっています。それにより、オフィス内に持ち込んだ感染端末を起点としたマルウェア活動による情報搾取や感染拡大のリスクが高まっていることから、内部対策が重要視されています。
PFUでは、iNetSecシリーズで培ったノウハウをベースに、株式会社富士通研究所の技術(注2)、および総務省から委託を受け富士通株式会社が研究開発している技術(注3)を採用し、標的型サイバー攻撃・内部対策向けに「iNetSec Intra Wall」を提供いたします。「iNetSec Intra Wall」は、標的型サイバー攻撃によるマルウェアの活動を、端末間の通信の振る舞いに着目することで効率的に検知し、感染端末を自動的に遮断できる製品です。これにより、既存のセキュリティ対策製品や最新のセキュリティパッチの適用だけでは防ぎきれない未知のマルウェアの「検知」「自動遮断」を実現いたします。
新製品の特長
1.マルウェア活動をリアルタイムに検知
ネットワーク内の通信を監視し、標的型サイバー攻撃による未知・既知のマルウェア活動の振る舞いをリアルタイムに検知します。更に、マルウェア活動を検知後、管理者/利用者へリアルタイムに通知することで、迅速な対処が可能です。
(なお本機能は、あらゆるマルウェアの検知を保証するものではありません。)
2.マルウェア感染端末を自動的に遮断
標的型サイバー攻撃によりマルウェアに感染した端末をネットワークから自動的に遮断。感染端末自体を遮断することで、オフィスネットワーク内へのマルウェア拡散を未然に防止します。
3.禁止アプリケーション利用を防止
ファイル共有ソフトやSNSなど、業務での利用を禁止しているアプリケーションの利用を検知。禁止アプリケーションが利用されている端末をネットワークから遮断することで、セキュリティポリシーを統制すると共に、更なる情報漏えい対策の強化を実現します。
商品構成
iNetSec Intra Wallは、マネージャーとセンサーから構成されます。
- マネージャー
センサーを統合管理するソフトウェアです。システムに1つ必要です。 - センサー
マルウェアの検知や感染端末の遮断を行うためのアプライアンスです。監視するセグメントのスイッチに接続します。(1センサー最大16VLANまで監視できます)
上記の商品構成に加えて、年間利用ライセンスの購入が必要です。
年間利用ライセンスには、アップデートプログラム提供、辞書提供(注4)、およびQ&A対応などが含まれます。また、センサーセンドバック・センサーオンサイト保守やマルウェア感染端末の復旧支援など、様々なサービスの提供を予定しております。
販売目標
今後3年間で10億円の売上を目指します。
イベント
今回発表の「iNetSec Intra Wall」を下記展示会に出展いたします。
Interop Tokyo 2014
会期 | 2014年6月11日(水曜日)~6月13日(金曜日) |
---|---|
会場 | 幕張メッセ (富士通ブース) |
主催 | Interop Tokyo 実行委員会 |
「PFU IT Fair 2014」
会期 | 2014年6月13日(金曜日) |
2014年7月4日(金曜日) |
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会場 | 目黒雅叙園 (東京会場) |
ホテル阪急インターナショナル (大阪会場) |
主催 | 株式会社PFU |
※ご来場に際しては、当社ホームページ(https://www.pfu.fujitsu.com/itfair/2014/)にて事前登録が必要となります。
ホームページ(商品の詳細について)
- https://www.pfu.fujitsu.com/inetsec/products/iw/ iNetSec Intra Wall ホームページ
- https://www.pfu.fujitsu.com/inetsec/ iNetSec シリーズ ホームページ
商標について
- iNetSecはPFUの登録商標です。
- その他、本文中の会社名・商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)出典:株式会社富士キメラ総研「2013ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」。
- (注2)本製品は、株式会社富士通研究所が開発した「マルウェアの感染拡大で特徴的に見られる端末間の通信を検知する『感染拡大検知技術』」を富士通株式会社よりライセンスを受けて使用しています。詳細は株式会社富士通研究所のプレスリリース(2014年4月15日)を参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2014/04/15-1.html - (注3)本製品は、総務省委託研究「サイバー攻撃の解析・検知に関する研究開発」の成果である「マルウェアの諜報活動段階での通常と異なる不正意図を持った端末間通信を検知する『諜報活動検知技術』」を富士通株式会社よりライセンスを受けて使用しています。
- (注4)禁止アプリケーションの情報や機器の情報をファイル化したものを、PFUより提供するサービスです。システムにインポートすることで最新の情報を利用することができます。
以上
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