[PRESS RELEASE]
2017年5月9日
株式会社PFU
サイバー攻撃に対する製品/サービスを強化・拡充
~日々増大するセキュリティ運用の負荷軽減、対策の効率化を目指して~
株式会社PFU(社長:長谷川 清、横浜本社:横浜市西区、以下:PFU)は、サイバー攻撃が高度化・巧妙化し、セキュリティ運用の負荷が増大する中、お客様の運用負荷軽減や、セキュリティ対策の効率化を目的に、セキュリティ対策製品およびサービスを順次強化、拡充していきます。
今回、新たに、ネットワークに接続した機器の把握やネットワークからの遮断、各端末への対処等を一元化するIT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF」を販売開始します。 また、「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」に、全国120拠点の当社サービスエンジニアがマルウェア隔離などの対処支援を直接実施するオンサイト対処支援を追加します。
これにより、お客様は技術者不足が課題となっているセキュリティ運用において、より効率的な対応が可能となります。
PFUは、今後も巧妙化するサイバー攻撃の脅威からお客様の情報資産を守るため、サイバー攻撃対策に向けた製品・サービスを開発・強化していきます。
背景
PFUでは2004年以来、iNetSecシリーズとしてオフィスネットワークを中心に、お客様の様々なセキュリティ上の課題に対する製品を提供してきました。しかし、標的型攻撃に代表されるサイバー攻撃は高度化、巧妙化しており、単一の対策製品のみで全てに対応する事は難しく、複数の製品やサービスを組み合わせて運用していく統合的なセキュリティ対策が求められています。
一方、高度なスキルを持つ情報セキュリティ人材は慢性的に不足しており、セキュリティ対策で増大し続ける運用負荷に対応しきれないという課題があります。
これらの課題を解決するため、PFUはセキュリティ運用の負荷軽減と対策の効率化を目指し、「より早く」「より近くに」のコンセプトで製品/サービスを強化、拡充します。
より早く | 様々なリスクのある機器を迅速にネットワークから遮断 ~ IT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF」提供開始 ~ |
---|---|
より近くに | 「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」を強化 ~ サービスエンジニアがお客様先で直接対処を支援 ~ |
IT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF」 ~より早く~
パソコン、スマートフォン、プリンター、Webカメラなど、ネットワークには様々なIT機器が接続されています。一方、私物端末の持ち込み、マルウェアの感染、セキュリティパッチの未適用、禁止アプリケーションの利用など、IT機器に対するセキュリティリスクは多岐にわたります。 これらのセキュリティリスクに対し、これまではリスク毎に対策製品を導入する事が一般的であり、更に、発見したリスク毎の対応が必要でした。
「iNetSec SF(アイネットセック エスエフ)(注1)」は、ネットワークに接続した機器の把握や遮断、利用者による利用申請等、各端末への対処を一元化します。
これにより、他社製品を含む、様々なセキュリティ対策製品で発見されたリスクのある端末をネットワークから遮断し、迅速な対処を実現します。 また、機能追加ライセンスを導入する事により、「iNetSec SF」だけでマルウェアの検知や、最新のセキュリティパッチ未適用端末のネットワーク遮断なども可能となります。

<商品構成>
「iNetSec SF」は、マネージャーとセンサーから構成されます。
- マネージャー
センサーを統合管理するソフトウェアです。システムに1つ必要です。 - センサー
IT機器の見える化やリスクのある端末をネットワークから遮断するアプライアンスです。
タグVLAN構成の場合、32VLANまで管理できます。監視するスイッチのアクセスポート(またはトランクポート) に接続します(注2)。

<標準価格>
種別 | 商品名 | 標準価格 |
---|---|---|
製品 | iNetSec SF V1.0 マネージャー | 240,000円 |
iNetSec SF 510センサー | 180,000円 | |
iNetSec SF 510センサー ラックマウントキット | 35,000円 | |
ライセンス | iNetSec SF 追加セグメントライセンス | 35,000円~ |
<出荷開始日>
2017年6月30日(金曜日)
<販売目標>
今後3年間で20億円の売上を目指します
オンサイト対処支援 ~より近くに~
「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」は、2016年1月の提供開始以来、当社独自の標的型サイバー攻撃検知技術や24時間365日監視を行うセキュリティ運用により、お客様の運用負荷軽減を実現しています。
実際に攻撃を検知した際には、当社SOC(注3)より端末の対処を実施するお客様に対し、メールや電話による対処支援を実施していますが、全国に拠点をお持ちのお客様においては、発生した場所によって迅速な対処が難しい場合がありました。
今回、マルチベンダー保守で培った全国120拠点のサービス網を活用し、お客様の情報システム部門では対応が難しい場所へ当社サービスエンジニアを派遣。マルウェア隔離などの対処支援を直接実施する「オンサイト対処支援」を追加しました。
これにより、お客様は、どんな場所で発生したリスクにも迅速に対応する事が可能となります。

<提供開始日>
2017年5月9日(火曜日)以降に「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」をご契約いただいたお客様より提供開始。
展示会
今回発表の商品は、下記展示会に出展します。
名称 | 第14回 情報セキュリティEXPO【春】 |
---|---|
期日 | 2017年5月10日(水曜日)~12日(金曜日) 10時~18時 ※ 最終日のみ17時終了 |
会場 | 東京ビッグサイト (当社ブース:小間番号 東40-17) |
商標について
- iNetSecは、PFUの登録商標です。
注釈
- (注1)「iNetSec SF」は、「iNetSec Smart Finder」および「iNetSec Intra Wall」の後継機種です。
- (注2)2017年秋リリース予定のマルウェア検知ライセンス、アプリケーション監視ライセンスの機能を利用する場合は別途、ミラーポートへの接続が必要です。
- (注3)SOC : Security Operation Center の略。
セキュリティ製品やネットワーク機器、サーバなどのログを監視・分析し、サイバー攻撃の検出・通知を行う組織。
関連リンク
以上
<お客様お問い合わせ先>
<報道関係者お問い合わせ先>
※プレスリリースに掲載されている製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。