PRESS RELEASE

2023年7月27日
株式会社PFU

DXを支えるIT環境をやさしく見える化する
「iNetSec FC」機能強化版の提供開始

トラブル時の原因切り分けをさらに迅速化!属人化の解消も実現

株式会社PFU(代表取締役社長:村上 清治、以下 PFU)は、機器/ネットワーク見える化装置「iNetSec FC」を機能強化し、2023年7月31日より提供開始します。

iNetSec FCは、工場を中心としたIT環境の管理・トラブル解決にかかる業務の負荷を軽減し、ITに詳しくない担当者でも直感的な画面と簡単操作で現場の状況を正確に把握できるため、販売開始以降、導入いただいた多くのお客様に効果を実感いただいています。

一方、引退などで担当者が変わり過去のIT環境の情報が引き継がれず、現担当者では対応しきれないという声も多数いただいております。

今回の機能強化では、誰でも一目で現状把握ができることで属人化を解消し、トラブル時の機器を探す時間・原因切り分けをさらに迅速化する機能を搭載します。

  1. 『機器の設置場所の管理』で機器を探す時間を大幅に削減
  2. ネットワーク構成の『過去と現在の差を確認』でダウンタイムを短縮
  3. 基幹となる重要なネットワークで利用される環境も見える化

工場の生産現場だけでなく、医療や自治体などの現場でも、新型コロナウイルス感染拡大が引き金となり、DXに向けた取り組みが加速し、それを支えるネットワークの重要性が高まっています。DXが進むにつれて増加した機器やネットワークの管理は、手作業での棚卸やトラブル時の現地での目視確認が必要であり、担当者への負荷が重くのしかかっています。

iNetSec FCはDXの足かせとなる現場課題にやさしく寄り添い、今後もお客様の持続的な変革の実現に向けて進化しつづけます。

背景

工場を始めとし、医療・自治体など、さまざまな現場でデジタル化が加速し、生産性・稼働率の向上に向けた取り組みが進む一方、これまで属人的に熟練者のみが構築していた既存システムのブラックボックス化、また、デジタル基盤を支えるIT人材の確保が難しいことは、DX推進を阻害する深刻な経営課題となっています。

iNetSec FCは、既存のIT環境をやさしく見える化し、ネットワークトラブル対応など担当者を悩ます割り込み作業の負荷を軽減でき、さらに属人化も解消します。

機能強化の特長

1.『機器の設置場所の管理』で機器を探す時間を大幅に削減

iNetSec FCは、ネットワークに接続するだけで、自動で機器とネットワーク構成を見える化し、レイアウトが変更されても常に最新状態で把握ができ、現場での管理の負荷を大幅に軽減します。

ネットワークに接続されたあらゆる機器を自動で検出し、詳細情報を自動識別する基本機能に加え、今回の機能強化では、対象機器の「写真登録」が可能となりました。

ネットワークトラブル発生時は、発生箇所と影響範囲の確認をし、原因となる機器を特定した後、その機器が実際にどこに設置されているかを探すことに時間がかかる場合もあります。その課題に対応すべく、機器の写真登録により、機器の外観情報はもちろん、設置している場所の柱番号・棚番号、棚卸として貼付されたシール情報なども写真で保存しておくことで、設置場所を誰でもすぐに特定できるようにしました。機器を探す時間を大幅に削減することで、トラブル解決を迅速化します。

また、機器の設置情報に加え、正常時の機器のLEDランプ情報などを写真として登録しておくことで、担当者が変わった場合でも、機器の情報を一目で把握することができ、容易な引継ぎが可能です。

2.ネットワーク構成の『過去と現在の差を確認』でダウンタイムを短縮

iNetSec FCは、どのネットワークスイッチにどの機器が接続されているかを自動で検出し、一目で機器同士の接続構成が分かります。接続構成はどのスイッチのどのポートに接続されているかも表示するため、トラブル時に機器を探す時間、ケーブルを辿って調査する時間を大幅に削減します。

今回の機能強化では、ネットワーク構成のスナップショット保存が可能となり、現在のネットワークマップと、過去の正常時のネットワークマップを比較して差を確認することができます。

トラブル発生時から解決までの作業において、多くの時間を費やすのが原因の切り分け作業です。一般的に、トラブルはネットワークの増設や機器の付け替えなど、変更を行った際に多く発生しています。iNetSec FCでネットワークマップの過去と現在の差を確認することで、変更箇所を一目で確認し、トラブル原因の切り分けをさらに迅速化し、ダウンタイムを短縮します。

3.基幹となる重要なネットワークで利用される環境も見える化

iNetSec FCは工場の生産現場だけでなく、医療や自治体などさまざまな業界での利用が広がり、幅広いIT環境で導入されています。より安定したネットワークを実現するため、基幹となる重要なネットワーク環境では、BCP対策としてリンクアグリゲーション・スタック構成が採用されています。

今回の機能強化では、リンクアグリゲーション・スタック構成の環境も表示可能となり、よりさまざまなIT環境のお客様でご利用いただけます。

リンクアグリゲーション・スタック構成は、アイコンや線で分かりやすく表示するため、iNetSec FCでネットワーク構成全体を一目で把握できます。

今後の展開

工場、医療、自治体などDXを推進するさまざまな現場において、経営者や推進担当者が直面する悩みや課題に目を向け、お客様の声に応えながら、今後も誰でも使えるやさしい製品・サービスを提供していきます。

提供開始日

2023年7月31日

無償評価機

2023年7月31日より機能強化版の無償評価機を提供開始します。iNetSec FCの基本機能も含むすべての機能をご利用いただけます。お客様の環境にて、iNetSec FCの効果をぜひご検証ください。評価をご希望される方は以下の評価機貸出フォームよりお申込みください。

https://www.pfu.ricoh.com/inetsec/fm-trial_fc-1-c.html

商標について

  • iNetSecは、PFUの登録商標です。
  • その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

お客様お問い合わせ先

株式会社PFU
インフラカスタマサービス事業本部 第一インフラマネージドサービス事業部
ネットワークプロダクト部
E-mail:inetsec-pro@ml.ricoh.com

報道関係者お問い合わせ先

株式会社PFU
コミュニケーション戦略室 広報部
E-mail:pfu-press@ml.ricoh.com

PFUについて

PFUは1960年の創立以来、石川県かほく市に本社を構え、グローバルにビジネスを展開しています。2022年よりリコーグループの一員となりました。コンピュータ開発で培った技術を基に、イメージスキャナー、エンベデッドコンピュータなどのハードウェアおよび、セキュリティ・文書管理などのソフトウェアやサービス、ITインフラ構築や他企業と提携したマルチベンダーサービスなど、ICTに関する製品・サービスをトータルにご提供しています。
詳細はWebサイト(https://www.pfu.ricoh.com/)をご覧ください。

リコーグループについて

リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。