PRESS RELEASE

2023年10月25日
株式会社PFU

ポインティングスティック、ジェスチャーパッドを搭載した「HHKB Studio」新登場
HHKB配列の継承とカスタマイズ性を合わせ持つAll-in-Oneモデル

株式会社PFU(代表取締役社長:村上 清治、以下 PFU)が開発・販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)シリーズは、新たにAll-in-Oneのコンセプトを加えた「HHKB Studio」をPFUダイレクト(注1)にて本日2023年10月25日より販売開始します。

「HHKB Studio」はPFU の米国拠点であるPFU America, Inc.にて企画し、Huge Design LLC.(米国カリフォルニア州)にデザイン協力を得て開発した新しいラインナップのHHKBです。

「HHKB Studio」は、HHKBの合理的なキー配列を継承し、ポインティングスティックとジェスチャーパッドの機能を搭載。ホームポジションから手を離すことなく、思考を止めずにクリエイティブな活動へ没入できます。ジェスチャーパッドでは、画面スクロールやウィンドウ切り替えといった直感的操作が可能。また、ソフトウェア独自のショートカットをさまざまに割り当てることで、ユーザーのクリエイティブな活動をアシストします。

本商品はリニアタイプのメカニカルスイッチを採用。HHKBオリジナルのスムーズな静音リニアスイッチ(押下圧45g)の採用により、創造的なアウトプットをお手伝いします。さらに、キーマップ変更ツールを使うことで自分好みのカスタマイズを実現することができます。

HHKB シリーズは1996年の発売開始以来、プログラマーやエンジニアの方々を中心にご愛顧いただき、世界累計出荷台数67 万台(2023年5月現在)を超え、ロングライフデザイン賞(注2)を受賞したベストセラー商品です。
プロフェッショナルに選ばれ、プロフェッショナルに磨かれて進化を遂げてきたHHKBシリーズは、これからもお客様の創造性をさらに高める最高のインタフェース、「馬の鞍」(注3)を目指し続けます。

背景

働き方の多様化が急速に進む現代では、スマートフォンやウェアラブルデバイスなど新たなコンピューティング環境や開発ツール・アプリケーションも多様化しており、「さまざまな入力操作」を快適に利用できるインタフェースの進化が求められています。「HHKB Studio」は「正確な高速タイピングを最小動作で奏でる」というHHKBの基本コンセプトを踏襲しつつ、「マウス機能」や「ジェスチャー機能」を1つのキーボードに統合しました。「HHKB Studio」のコンセプトは、「最小の動きで、無限大の創造を」。真のプロフェッショナルの道具として、ホームポジションを崩さずすべての入力操作を完結できる「All-in-Oneの新たな入力デバイス」としてご提供します。

特長

1.合理的なキー配列を継承したコンパクト設計

「HHKB Studio」は、東京大学名誉教授「和田英一」氏が発案したHHKBの基本コンセプトである合理的なキー配列とコンパクトサイズを継承。さらにシリンドリカルステップスカルプチャ構造も継承し、ホームポジションから手を移動させる必要がなくスピーディーなタイピングが可能です。
また、BluetoothとUSB Type-Cによるハイブリッド形式のマルチペアリング機能も搭載。バッテリーは乾電池を採用することにより一生モノとしての「馬の鞍」哲学を踏襲しました。さらに電池ボックスはキーボード筐体に完全収納のスタイリッシュなデザインを採用しています。

合理的なキー配列
シリンドリカルステップスカルプチャ構造

2.ポインティングスティック、マウスボタンを搭載

キーボード中央にポインティングスティック、スペースキーの下にマウスボタンを搭載。ホームポジションから手を移動させることなくカーソル操作が可能となりました。従来のマウスのようにキーボードと持ち替える手間も無くなり、思考を止めず作業に没入できます。
また、タッチパッドやマウスを置くスペースが不要になるため手狭なテーブルやカフェなど外出先でも快適に作業を行えます。

マウスが置けない狭いスペースでも便利に

3.快適な入力環境を実現するジェスチャーパッドを搭載

装置側面左右、前面左右の合計4ヶ所にジェスチャーパッドを搭載。画面スクロールやウィンドウ切り替えといったアナログ操作も、ホームポジションを維持しながらスピーディーかつ直感的に操作可能です。さらにジェスチャーパッドにソフトウェア独自のキー操作を割り当てる(※)ことで、コーディング時のデスクトップ切り替えやオンラインミーティング時のボリューム調整、写真や動画編集時の調整などを直感的に行うことができ、クリエイティブな活動をアシストします。
(※)「キーマップ変更ツール」を用いることで割り当てることが可能です。

ジェスチャーパッドのデフォルト設定

4.HHKBオリジナル押下圧45gリニアタイプの静音メカニカルスイッチを採用

キーを押していることすら感じない究極のスムーズさ。滑らかに指が動く躍動感で創造的な思考のアウトプットをお手伝いします。

HHKB Studioリニアスイッチ
押下圧とキーストロークの関係

「HHKB Studio」はホットスワップ方式を採用。通常プロファイルのMXスタイルの3ピンおよび5ピンメカニカルスイッチ(Cherry、Gateron、Kailh社製)と互換性があり、ユーザー自身でお好みのキースイッチへ変更も可能です。

  • 市販品と交換する場合は、事前に「HHKB Studio」との互換性があることをよくご確認ください。
  • ポインティングスティック周辺のキースイッチ(G/B/Hキー)を市販品と交換するときは、スイッチの突起部分がポインティングスティックと干渉する可能性があるため、スイッチの形状を事前によくご確認ください。
工具を使って簡単に交換が可能
(※本体に工具は付属しません)

5.キー配列カスタマイズ機能でオンリーワンの“マイ・キーボード”に

「HHKB Studio」専用として今回新たに提供するキーマップ変更ツールでは、従来のキーマップ変更機能に加え、以下の4点の機能拡張を実施しました。

  1. ポインティングスティックジェスチャーパッドの設定・変更が可能
  2. カスタマイズしたプロファイルは4つまで「HHKB Studio」本体に保存可能
  3. 複数キーを同時押しするショートカットを1キーに割当可能な機能を搭載
  4. ファンクションキーによるコンビネーション入力のレイヤーを拡張し、「標準」「Fn1」「Fn2」「Fn3」の4レイヤーが設定可能

今回の大幅な機能拡張により、仕事や趣味で慣れ親しんだ操作や好みの反映、使い勝手を追求したカスタマイズで、まさにオンリーワンの“マイ・キーボード”の構築が可能になります。

キーマップ変更ツールの操作画面

価格・商品構成

(1)本体

商品名 価格 備考

HHKB Studio 英語配列/墨
(型名:PD-ID100B)

44,000円(税込)
40,000円(税抜)
●付属品
  • 単3電池×4本
  • USB Type-Cケーブル
    • 長さ:1.8m
    • 端子:USB Type-C(両端)
    • 形状:片側ストレート、
      片側L字
  • ポインティングスティックキャップ×4個

HHKB Studio 日本語配列/墨
(型名:PD-ID120B)

(2)オプション(HHKB Studio専用)
※HHKB Professionalシリーズとは互換性はありません。

商品名 価格 備考

HHKB Studioキートップセット(墨)英語配列
(型名:PD-ID100KTB)

6,600円(税込)
6,000円(税抜)
●付属品
引き抜き工具
(キートップ、スイッチ兼用)

HHKB Studioキートップセット(墨)日本語配列
(型名:PD-ID120KTB)

7,590円(税込)
6,900円(税抜)
●付属品
引き抜き工具
(キートップ、スイッチ兼用)

HHKB Studioリニアスイッチ(黒)
(型名:PD-ID100KSLB)

3,300円(税込)
3,000円(税抜)
リニアスイッチ10個入り

●付属品
引き抜き工具
(キートップ、スイッチ兼用)

パートナーオプションについて

PFUダイレクトにて「HHKB Studio」と一緒にご利用いただける以下のオプションを販売します。

商品名 価格 備考

HHKB用 キーボードルーフ
(型名:RF-HH3-CM)

4,730円(税込)
4,300円(税抜)
株式会社バード電子製

HHKB用 キーボードポッド2
(型名:KC2-HHK)

5,940円(税込)
5,400円(税抜)
株式会社バード電子製

2色展開
  • ブラック
    (型名:KC2-HHK-B)
  • グレー
    (型名:KC2-HHK-G)

HHKB Studio専用 タイピングベッド
(型名:PW-HHT-3)

4,950円(税込)
4,500円(税抜)
株式会社バード電子製

HHKB Studio専用のオプション品は順次拡大していく予定です。

販売開始日

2023年10月25日

  • PFUダイレクト各店舗(本店、Amazon、楽天、Yahoo!)での販売は準備が整い次第、順次行います。

タッチ&トライスポット

「b8ta Tokyo - Yurakucho(東京有楽町)」にて、「HHKB Studio」を期間限定で出品します。
店舗ではPCに接続した「HHKB Studio」を体験いただくことが可能です。ぜひ店舗にてお試しください。

設置期間:2023年10月26日~2024年1月25日

また、現在HHKB Professionalシリーズを展示している常設のタッチ&トライスポットにも順次「HHKB Studio」を展示予定です。

ゲオあれこれレンタル

株式会社ゲオが運営する「ゲオあれこれレンタル」にて、「HHKB Studio」を手軽にお試しいただけます。
「価格が高いからいきなり買うのは不安」「配列が自分に合うか心配・試したい」「ジェスチャーパッドなどの使用感が気になる」という方はぜひレンタルをご利用ください。
レンタルサービスをご利用したお客様限定で9泊10日間の通常レンタル料金が実質無料で新品のHHKBをご購入いただけるプログラムも実施します。併せてご利用ください。

  • ・運営会社

    株式会社ゲオ

  • ・サービス

    ゲオあれこれレンタル

  • ・レンタル料金

    9泊10日 5,480円(税込)※往復送料無料(北海道、沖縄県は除く)

  • ・対象機種

    HHKB Studio 英語配列/日本語配列

  • ・開始時期

    2023年10月25日 11時頃

また、HHKB Studioラインナップ追加に合わせて「HHKB シリーズ2台同時レンタルで20%OFF」キャンペーンを実施します。詳しくはゲオあれこれレンタルのページをご確認ください。

【レンタルはこちら

キートップ3Dデータの公開について

カスタマイズをより楽しんでいただくため、キートップの3Dデータを今後提供していく予定です。具体的なご提供方法や手順は2024年3月頃を予定しています。

商標について

  • HappyHacking、HHK、HHKB、HappyHacking Keyboard Studio、HHKB Studioは、株式会社PFUの日本における登録商標です。
  • その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • PFUダイレクトは、当社が運営するオンラインショップの名称です。
  • ロングライフデザイン賞(主催 公益財団法人日本デザイン振興会)は、長年にわたり作り手と使い手、社会との対話の中で醸成され、暮らしや社会の礎となり、未来においてもその役割を担い続けてほしいデザイン、時代と共に変化する価値観を超えて、スタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞です。
  • 当社では、HHKBシリーズの発売当初より、製品コンセプトを象徴する以下のメッセージの中で、キーボードをカウボーイにとっての「馬の鞍」に準えてきました。
    「アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。」
    【東京大学 名誉教授 和田英一】

お客様お問い合わせ先

株式会社PFU
イメージング サービス&サポートセンター
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/contact.html

報道関係者お問い合わせ先

株式会社PFU
コミュニケーション戦略室 広報部
E-mail:pfu-press@ml.ricoh.com

PFUについて

PFUは1960年の創立以来、石川県かほく市に本社を構え、グローバルにビジネスを展開しています。2022年よりリコーグループの一員となりました。コンピュータ開発で培った技術を基に、イメージスキャナー、エンベデッドコンピュータなどのハードウェアおよび、セキュリティ・文書管理などのソフトウェアやサービス、ITインフラ構築や他企業と提携したマルチベンダーサービスなど、ICTに関する製品・サービスをトータルにご提供しています。 詳細はWebサイト(https://www.pfu.ricoh.com/)をご覧ください。

リコーグループについて

リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高3兆1,341億円)。
”はたらく”に歓びを創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在のものです。
    その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。