PRESS RELEASE

2025年10月21日
株式会社PFU

HHKB Professional Classic Type-Sを発売

高速タイピング性と静粛性に優れ、キーマップ変更ツールにも対応

株式会社PFU(社長執行役員:平原 英治、以下 PFU)が開発・販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)シリーズは、「HHKB Professional Classic Type-S」をPFUダイレクト(注1)にて本日2025年10月21日より発売します。

今回、有線接続のみ対応のシンプルな構成である「Classic」に、最上位モデルと同じ打鍵感で静粛性に優れたキー構造を採用しました。電池不要で、筐体も極めてミニマルなHHKBの原点のフォルムをそのままに継承しています。本体は従来の英語配列に加え、日本語配列をラインナップに追加。本体色はそれぞれ墨・白・雪の3色、計6モデルをご用意しました。
また、「HHKB Professional Classic Type-S」はキーマップ変更ツールにも対応し、ユーザーの好みに合わせて使い勝手を高めることが可能となりました。

なお、本商品の投入にあわせ、Professionalシリーズのラインナップを刷新。全てのモデル(※1)でキー構造を高速タイピング性と静粛性に優れた“Type-S”に統一します。

これからもHHKBはキー配列やサイズといった変わらない基本コンセプトを大切にしながらも、技術の進化やお客様のニーズに合わせて進化を続けてまいります。

  • Professional Classic 英語配列/白(PD-KB401W)については初代モデルの継承として継続販売いたします。
    またProfessional HYBRIDおよび、Professional Classicの墨、無刻印については在庫限りで販売終了といたします。

背景

HHKBシリーズは、無駄を削ぎ落とす「ミニマライズの理念」のもとに、「プログラマーが生涯使える理想的なキーボード」を目指して開発されました。1996年12月の発売以来、プログラマーやエンジニアの方々を中心にご愛顧いただき、世界累計出荷台数75万台(2025年7月現在)を超え、ロングライフデザイン賞(注2)を受賞したベストセラー商品です。
近年のリモートワークの浸透により、卓上ディスプレイや外付けキーボードとノートPCを接続して使用する方が増加しました。また、ディスプレイの多機能化によりキーボードのような周辺機をディスプレイに接続し、ノートPCからはUSB Type-Cケーブル1本でディスプレイをハブとして接続するスタイルが広がっています。HHKBユーザーでも無線接続が出来るモデルにも関わらず、あえて有線接続で使用している方も3割いることが分かっています。
さらに、オンライン会議時やカフェといったサードプレイスで仕事をする機会など、静粛性が必要とされる場面も増えていることから、Professionalシリーズでは最上位モデルの”Type-S”が圧倒的な支持をいただいてきました。
一方、「価格がやや高く購入に踏み切れない」「シンプルな有線モデルの”Type-S”版が欲しい」という声もいただいていたことから今回製品化となりました。

特長

1.高速タイピング性と静粛性に優れたキー構造を採用

2011年にHHKBシリーズで初めて採用された“Type-S”は、静電容量無接点方式のキー内部構造を従来の設計からアップデートし、高速タイピング性と静粛性を実現しました。その革新性は現在も最上位モデル HHKB Professional HYBRID Type-S に継承されており、本商品でも同様の構造を採用しています。高速タイピング性、静粛性、そして心地よい打鍵感をそのまま継承した、“Type-S”の感動をぜひ体感ください。


"Type-S"の特長

  • タイピングの安定性
    キー駆動部のかみ合わせをよりタイトにすることにより、キー押下時のブレを極限まで抑え打ち損じを低減。
  • タイピングの軽快さ
    押下圧(45g)とキーストローク(3.8mm)のバランスを最適化し、しなやかで心地よいキータッチはそのままに、より軽快なタイピングが可能。
  • 静粛性
    キー内部に緩衝材を取り入れることで打鍵音を30%低減(当社規定の測定方法による)
筐体の右上にはロゴ刻印を施し、洗練されたデザインの中でType-Sの証をさりげなく表現しています。

2.ファーストモデルをオマージュしたミニマルデザイン

有線接続のみに絞ったシンプルな構成により電池が不要。HHKBの初代モデルを継承したミニマルなフォルムです。本体色は墨・白・雪の3色で、ライフスタイルに合わせて選択いただけます。 また、Professionalシリーズでは初めて、墨・白でも中央印字キートップを標準搭載しました。

3.日本語配列をラインナップ

英語配列のみだったClassicモデルのラインナップに日本語配列を追加しました。日本語配列ユーザーの方でも、初代モデルをオマージュしたオリジナルのフォルムをお使いいただけます。

日本語配列/墨
日本語配列/白
日本語配列/雪

4.キーマップ変更ツール対応でカスタマイズ可能に

従来、Professional HYBRID Type-SモデルとProfessional HYBRIDモデルに限定して対応していたキーマップ変更ツールの適用範囲が広がり、「HHKB Professional Classic Type-S」で使用可能になります。(※2)
制御キーや文字キー全般(※3)のキーマップをカスタマイズ出来るようになり、好みを反映したり、使い勝手を追求したマイ・キーボードを構築できます。変更したキーマップは本体が記憶するため、他のデバイスでも同じキーマップで使用することが可能です。

  • 「HHKB Professional Classic」ではキー配列の変更ができません。
  • 特別な機能を割り当てられた一部のキーを除く。

今後の計画:キーマップ変更ツールのさらなる機能強化

Professionalシリーズ向けに提供しているキーマップ変更ツールの機能強化を今後計画しています。(2026年3月を予定) HHKB Studio 専用キーマップ変更ツールで好評いただいた機能を中心に、以下を新たに取り入れる予定です。公開は別途お知らせいたします。

【機能強化内容(予定)】

  • 複数キーを同時押しするショートカットを1キーに割当可能な機能
  • スリープに入るまでの時間の任意設定機能
    など。

HHKB Professional キーマップ変更ツールは提供開始以降、随時アップデートをしております。
今後もユーザーの皆様の利便性向上を目指し、アップデートをしてまいります。

HHKB Professionalシリーズ:今後のラインナップ

従来 今後
HYBRID Type-S:10機種 【継続】HYBRID Type-S:10機種
HYBRID:6機種 在庫限りで販売終了
【新規:本製品】Classic Type-S:6機種
Classic(白):1機種 【継続】Classic(白):1機種
Classic(墨、無刻印):3機種 在庫限りで販売終了
合計:20機種 合計:17機種

タッチ&トライについて

レンタル
「HHKB Professional Classic Type-S」は、本日よりゲオあれこれレンタルでもレンタル開始いたします。

スポット
HHKBシリーズの商品を実際に見て触れていただけるスポットが全国にございます。
詳しくはこちらよりご確認ください。

購入の前に試してみたいという方は上記の各店舗・施設やサービスをご利用ください。

その他

来たる11月27日にファン交流イベント「HHKB ユーザーミートアップ vol.9」を開催いたします。

イベント概要
日時  : 2025年11月27日(木)18:30~21:00(開場17:30)
場所  : LINEヤフー株式会社 本社内イベントスペース「LODGE」
〒102-8282 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー17F LODGE
(LINEヤフー株式会社 2F受付)

イベント詳細については、特設ページよりご参照ください。

商標について

  • HappyHacking、HHK、HHKB、Happy Hacking Keyboard Studio、HHKB Studioは、株式会社PFUの日本における登録商標です。
  • その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • PFUダイレクトは、PFUが運営するオンラインショップの名称です。
  • ロングライフデザイン賞(主催 公益財団法人日本デザイン振興会)は、長年にわたり作り手と使い手、社会との対話の中で醸成され、暮らしや社会の礎となり、未来においてもその役割を担い続けてほしいデザイン、時代と共に変化する価値観を超えて、スタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞です。「これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えスタンダードであり続ける商品・サービス」に与えられます。広くユーザーや生活者から支持・信頼を得ている商品やサービスで、これまで10年以上継続的に提供され、今後も継続して提供されるものが選考対象となっています。

お客様お問い合わせ先

株式会社PFU
イメージング サービス&サポートセンター
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/contact.html

報道関係者お問い合わせ先

株式会社PFU
コミュニケーション戦略室 広報部
E-mail:pfu-press@ml.ricoh.com

PFUについて

PFUは1960年の創立以来、石川県かほく市に本社を構え、グローバルにビジネスを展開しています。2022年よりリコーグループの一員となりました。コンピュータ開発で培った技術を基に、イメージスキャナー、エンベデッドコンピュータなどのハードウェアおよび、セキュリティ・文書管理などのソフトウェアやサービス、ITインフラ構築や他企業と提携したマルチベンダーサービスなど、ICTに関する製品・サービスをトータルにご提供しています。
詳細はWebサイト(https://www.pfu.ricoh.com/)をご覧ください。

周年記念サイト(https://www.pfu.ricoh.com/anniversary/65th/)をご覧ください。

リコーグループについて

リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2025年3月期グループ連結売上高2兆5,278億円)。 ”はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在のものです。
    その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。