組込みソフトウェア
お客様の課題について広く深いソフトウェア技術でサポート致します
PFUでは高品質、長期供給可能な組込みコンピューティングハードウェア製品を自社開発・製造していることはもちろんのこと、組込みシステムで必要となる様々なレイヤーのソフトウェア技術についても、専門のエンジニア組織による開発・サポートを行っております。
インダストリー4.0を進めるために欠かせない産業用ネットワークインタフェース EhterCAT®カード を例に取ると、カードハードウェアはもちろんのことハードウェア層のFPGA内プログラム/制御ファームウェア、プラットフォームごとに対応するドライバと全ての層において自社で一貫した開発を行うことで、ハード・ソフト両面の細部までを弊社エンジニアは把握しています。そのため、お客様の装置開発(組込みシステム)における課題、高品質への要望など、広く深いソフトウェア技術でサポートすることが可能です。
ソフトウェア技術でお客様の課題・要望を解決
組込みシステムに求められるソフトウェア技術
24時間365日安定稼働が求められる組込みシステムは、高品質なハードウェアの上で、組込みに特化したシステムを構築することが最良です。
ハードウェア、プラットフォームから制御・管理層まで、組込みシステムに求められるソフトウェアを自社開発・サポートしているPFUだからこそ、お客様に最適なカスタマイズ提案やサポートを通じて、安定した組込みシステムの実現に貢献することが可能です。
例① システム起動のトラブルをBIOSカスタマイズで解決
トラブル | : | お客様ご用意の拡張カードをPFU製組込みコンピュータに搭載したが認識しない。 |
原因 | : | PFUが調査した結果、BIOSの認識処理の一部でお客様カードが初期化応答しないうちに、次のフェーズに遷移していた。 |
提案 | : | BIOSの認識処理のタイミングをお客様カードに合わせてカスタマイズ |
例② Linuxのお客様要望をシステムカスタマイズで解決
ご要望 | : | LinuxでWindowsのセーフモードと同様な機能を実現したい。 |
提案 | : | BIOS、ブートローダ、OS起動状態の管理機能、セーフモード用Linuxの4つのソフトウェアカスタマイズを組み合わせる。 |
組込み用途に特化した自社開発ソフトウェア
ソフトウェアRAID
エンタープライズ向けRAID開発の実績・経験を活かし、組込みソフトウェア「ソフトウェアRAID」として製品化しました。
通常、産業向けのコンピュータではストレージ冗長化のためにはRAIDカードを搭載する必要がありました。PFUでは組込み開発で最も課題となる「長期供給」「拡張スロットの不足、小型PCへの対応などの実装スペース問題」に着目し、ソフトウェアでこの課題を解決しました。
組込みに特化した機能「高速リビルド」「リビルド負荷コントロール」により、組込みコンピュータの24時間365日安定動作へ機能強化を行います。
今後、ご要望の多い、お客様アプリからの制御を容易に行うことが出来る専用APIの提供を予定しています。
開発体制・実績
BIOS
組込みベンダー最大規模となるBIOS専任の開発組織を有しています。20年に及ぶ開発実績を持ち、Intelアーキテクチャ10世代以上の経験がございます。
専任エンジニアの知見および、専任エンジニアからBIOSベンダーへ直接コンタクトすることで、課題の早期解決を行います。
OS
WindowsやLinuxはもちろんのこと、INtimeなどのリアルタイムOSについても豊富なサポート実績があります。
ドライバ
カスタムボード開発や機能拡張カードについて、通信制御を中心に豊富なドライバ開発の実績がございます。
機能拡張カードAIシリーズについては、ドライバのカスタマイズ受託開発も承っております。
- お客様が使用するOS用のドライバを開発する(OSポーティング対応)。
- 機能追加や性能調整などのカスタム対応。
監視ツール
環境監視、電源制御の専任開発者による開発・サポートを行っております。SSD寿命予測監視などのカスタマイズや、独自ログによるトラブルシュート対応など、お客様の課題・要望に対応いたします。
RAID
完全自社開発のソフトウェアRAIDをはじめ、RAIDドライバ開発25年以上の実績があります。