1. 【業務用スキャナーfiシリーズが選ばれる理由】再現性・視認性に優れた画像を生成
2024.10.3

【業務用スキャナーfiシリーズが選ばれる理由】再現性・視認性に優れた画像を生成

世界シェアNo.1(*)の業務用イメージスキャナー「RICOH fi Series(fiシリーズ)」が選ばれている理由をシリーズでお伝えいたします。 今回は、用途に合わせた高品質な画像を生成する特長を「再現性」と「視認性」の観点でご紹介します。

1. fiシリーズが選ばれる理由

fiシリーズが選ばれる理由の1つとして、「再現性」と「視認性」の高い画像の生成に優れている点があげられます。

● 再現性とは

どれだけ実物に近い画像を生成するかということです。
スキャンする機器やドライバーの特性などによって再現性に違いがでますが、fiシリーズは、傷や微妙な色の違いなどをより実物に近い状態で画像生成できます。

● 視認性とは

OCRに不要な背景やノイズを除去して文字を認識しやすい画像を生成することです。
fiシリーズは、高度な画像処理技術でテキスト抽出しやすい画像を生成します。

このあと、それぞれについて詳しくご紹介します。

2. 再現性が高い画像を生成

fiシリーズは、傷や修正跡が電子化後もそのまま残るようにしたり、トレーディングカードの価値に関わる微妙な光り方をより実物に近い状態で再現したりすることができます。

2-1. 光学系技術「クリアイメージキャプチャ」で高精細な画像を生成できる

一般的に読み取り方式はCIS (Contact Image Sensor:密着光学方式)とCCD(Charge Coupled Device:光学縮小方式)の2つがあります。fiシリーズのクリアイメージキャプチャはCISとPFU独自の画像処理技術を組み合わせております。これにより、色ずれの発生を抑え、再現性の高い画像を生成します。さらに、CCD製品と比較して省エネを実現しています。

一般的なCISとクリアイメージキャプチャの画像比較
光学技術ごとの特徴
比較観点 一般的なCIS CCD クリアイメージキャプチャ
解像度
色再現性
色ずれ ×
罫線ぶれ
消費電力 △(CIS比:+10W)

2-2. 改ざん跡もしっかり残せる

fiシリーズでスキャンして生成した画像は再現性が高いので、例えば、領収書の金額を修正テープで訂正した場合でも、消した跡を確認できます。

デフォルトでの読み取り結果

法令要件への対応が容易!

領収書や契約書などの国税関係書類の保存を紙原本から電子データに代えるには、電子帳簿保存法 / e-文書法の要件を満たす必要があります。
fiシリーズでは「e-文書モード」を装備しているので、解像度・階調性・圧縮強度などの設定を一つ一つ変える必要がなく、一括で法令要件に対応する読取設定に切り替えられます。
詳しくお知りになりたい方は、「法令用件を満たす画像を出力できるe-文書対応スキャナー」をご参照ください。

2-3. 色や微妙な光の加減を実物に近い状態で生成できる

次のトレーディングカードのように、同じ種類でも印刷や表面加工の違いによって色合いや光り方の違いが生じる場合があります。fiシリーズは、その違いを判別できる画像を生成できます。

光り方などに微妙な違いがあるトレーディングカード

画像は、株式会社テイツー様の導入事例から転載しています。

2-4. 再現性が高い画像の利用シーン

資料などを保存するアーカイブ用途の場合、基本的に再現性が高い画像での保存が求められます。次のような利用シーンでメリットがありますのでご紹介します。

  • 書類の電子化代行
    電子化代行サービスやBPO(Business Process Outsourcing)業務で紙を電子化する場合は、再現性が高いとお客様にデータの品質を担保することができます。
  • 電子交換所へのデータ送付
    金融機関にて小切手や手形を電子化し、電子交換所に送る際はカラー画像であることが求められます。
  • 自治体での過去書類のデータ化
    書類に写真が貼りつけられているケースがあり、写真は特に再現性が求められます。
  • 昔の写真や古文書の色合いなどを残して電子化
    昔の写真や古文書、図面やポスターは、色合いなどを現物に近い状態で電子化する必要があります。

2-5. 導入事例

再現性が高い画像について解説してきました。
実際にどのように利用されているの?と思われた方は、ぜひ次の導入事例をご覧ください。

● 株式会社富士ロジテックホールディングス様

書類のデータ化から紙原本の保管・廃棄までを一貫して請け負う、倉庫会社の新サービス「電子倉庫」で「fiシリーズ」が活躍

● 株式会社テイツー様

中古トレカをスキャンし自動で査定。人に依存しない正確・迅速な査定で売上増へ

3. 視認性が高い画像を生成

fiシリーズは、高度な自動二値化機能によって画像からテキスト抽出する際に問題となる、不要な背景やノイズを除去して文字の視認性を高めた画像を生成できます。

3-1. 原稿の背景にある地紋などを除去して二値化

背景に地紋や汚れがある原稿は、OCRで文字を認識できないことがあります。fiシリーズは、背景と文字を識別し、背景の地紋や汚れだけを除去して二値白黒に変換。文字の視認性の高い、OCRに適したイメージデータを生成できます。

地紋除去イメージ

※地紋除去機能を使用した場合、「Copy」マークが自動的に画像内へ追加されます。

汚れ除去イメージ
他社製品との比較

※fiシリーズはfi-8040でスキャンした画像

上記は原稿がきれいな状態ですが、ビジネスの現場では必ずしもそうとは限りません。製造現場を回ってきた書類や物流現場で輸送されてきた帳票、くしゃくしゃになった領収書やレシート、折りたたまれて郵送された書類など、いろいろな場所や人を経由することで紙の状態は悪くなり、汚れも蓄積します。fiシリーズならこのような過程で付いてしまった折り目などの線や汚れなどを除去することができます。

3-2. 文字抽出機能でOCR精度を高める

白抜き文字や、文字に網かけや印影が重なっている場合は、OCRの精度が低くなります。 fiシリーズは、原稿内の白抜き文字を反転したり、網かけ・印影などを除去して文字を抽出しやすいイメージデータを生成できます。この技術により、OCRの認識率が高くなります。

fiシリーズの文字抽出機能のサンプル fiシリーズの文字抽出機能のサンプル
他社製品との比較




※fiシリーズはfi-8040でスキャンした画像

3-3. 視認性が高い画像のメリット

視認性の高い画像を利用することで、OCRできなかった文書がOCRできるようになったり、OCRの精度が向上したりします。そのほかにも、次のようなメリットがありますのでご紹介します。

  • OCR精度が向上することで、データ修正作業が削減
    認識したテキストの修正作業にかかる手間や時間を削減できます。
  • ファイルサイズが小さくなる
    画像ノイズを少なくし、OCRしやすい二値白黒で保存することでサイズが小さくなり、取り扱いやすくなります。業務システムでもストレージを圧迫しません。

3-4. 導入事例

視認性が高い画像について解説してきました。
実際にどのように利用されているの?と思われた方は、ぜひ次の導入事例をご覧ください。

● 深澤会計事務所様

記帳代行業務を自動化し大幅時短と顧客増対応を実現

● 朝日生命保険相互会社様

スキャナーとAI-OCR/RPAツールの連携で一般財形「払出請求書」のシステム入力を自動化

4. まとめ

今回は、fiシリーズの高品質な画像を生成する特長をご紹介しました。
fiシリーズが選ばれる理由をもっとお知りになりたい方は、次のバナーから実際に導入された「お客様の生の声」をご確認ください。

また、fiシリーズを最大2週間、無料でお試しいただける「デモ機貸し出しサービス」を行っています!
スキャンしたイメージデータの品質に課題をお持ちの方、fiシリーズが生成する高品質なイメージデータにご興味を持たれた方は、お手元で実機を使って効果を実感してください。

*:ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE社(InfoTrends)により集計(2023年実績)。ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Microを除く6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm以上のドキュメントスキャナー全体)欧州はinfoSource社(2023年実績)の集計に基づき、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。

関連記事

Top of Page