1. 用語集

業務用スキャナー

業務用スキャナーとは

手書き原稿、印刷された書類、写真やイラストなどの 紙文書を読み取り、デジタルの画像データに変換してPCなどに転送する装置です。
大きく分けると「フラットベッドスキャナー」と「シートフィードスキャナー(ADFスキャナー)」の2種類です。
また、複合機にもスキャン機能がありますが、業務用スキャナーはスキャン専用機なので、後述の特徴のような、業務に特化した機能を保有しています。

業務用スキャナーの特徴

業務用スキャナーには以下の特徴があります。

  • 大量の紙を高速に読み取れる
    大型の装置では、原稿搭載容量:750枚、読み取り速度:150枚・300面/分が可能
  • 用途に合わせたサイズがある
    大量の原稿を高速で読み取れる大型の装置から、受付窓口やカウンターなど、限られたスペースに設置できる超コンパクトタイプがある
  • 薄紙やシワがついた原稿も安定して読み取れる
    丸まったクセのついた原稿や、郵送で届いた折り目のついた原稿も、紙詰まりせずに読み取り可能
  • OCRに適した視認性が高い画像データを生成できる
    原稿背景の地紋や汚れを除去、視認性が高いモノクロ画像へ変換

スキャンしたデータの活用

スキャナーで読み取ったデータは、共有フォルダーに保存して参照したり、メールで添付したりするなど電子データとして活用できます。データ化することで、スキャンしたあとの原本(紙)の廃棄が可能になります(ペーパーレス化)。

また、各種画像加工ソフトウェアで加工したり、OCR機能を持つソフトウェアを使って画像の文字をテキストデータに変換したりして活用できるようになります。

複合機のスキャン機能との違い

複合機には、コピー、印刷、FAX、スキャンなどの機能が集約されています。オフィス業務に必要な機能が揃っているのでさまざまな業務に対応できて便利です。
複合機のスキャン機能で紙の原稿を画像データにできますが、大量の書類を一気に読み取ったり、読み取ったデータをテキストに変換したりする場合は、前述した特徴を持つ業務用スキャナーを利用した方が効率化につながります。

関連用語

フラットベッドスキャナーシートフィードスキャナー(ADFスキャナー)複合型スキャナー(一体型)ペーパーレス化OCR

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