A4窓口業務向けコンパクトスキャナー fi-800R 特長

窓口に最適な省スペース設計

窓口など限られたスペースでも快適に設置／利用できるようにコンパクトさを追求し、クラス最小サイズを実現しています。複数枚のA4書類を省スペースで連続読み取りできます。

(注1) A4縦送りで毎分30枚/60面以上の読み取りが可能なA4対応ADFタイプのイメージスキャナーの設置面積（スキャナー全閉時の幅と奥行きのカタログ値の積）において、PFU調べ（2019年9月5日現在）

上部に原稿が送り出されるUターンスキャンでは、読み取り開始に連動してスタッカーが自動で伸長し、排出された紙をきちんと整頓、片手でさっと回収できます。読み取りが終わるとスタッカーは自動的に収納されるため、次の原稿をスムーズにセットでき、効率的に業務を継続できます。

1度に20枚までセット可能なADF(自動給紙機構)を搭載し、毎分40枚（カラー両面200dpi/300dpi）のA4原稿を読み取ります。コンパクトなサイズでありながらも高速かつ効率的に様々な原稿を読み取ります。

Uターンスキャン読取速度（カラー／グレースケール／モノクロ二値）
解像度	200dpi	300dpi	600dpi
A4縦送り	40枚 / 80面	40枚 / 80面	9枚 / 18面

リターンスキャン読取速度（カラー／グレースケール／モノクロ二値）
解像度	200dpi	300dpi	600dpi
A4縦送り	3.5秒 / 枚	3.5秒 / 枚	14秒 / 枚

世界初(注2)の機構「自動スキュー補正」では、読み取り時に原稿の傾きを1枚ずつ補正して給紙。様々なサイズ(注3)・種類の原稿を混載し、原稿が斜めにセットされた場合でも正確で安定した読み取りを実現します。スキューによる原稿詰まりや画像欠けをなくし、読み直しの手間を最小化します。

原稿の厚みや状態に応じて圧力をかけるアクティブプレス構造を搭載し、適切な圧力をかけることでしっかりと原稿を分離、マルチフィードやスキューの発生を抑制します。スピードの求められる窓口での利用においても、手戻りの無い確実な読み取りを実現します。

アクティブプレス構造が原稿を分離

超音波センサーが2枚送りを検知

スキャナーの手前から挿入した原稿が手元に戻ってくる「リターンスキャン」では、原稿を搬送する上下のローラが両輪駆動することにより、パスポートや通帳など厚みが最大5mmの冊子やカード、2つ折り原稿を、キャリアシートに挟むことなくそのまま読み取りが可能です(注4)。

A4サイズより大きな原稿は二つ折りにして、そのまま読み取り可能です。ソフトウェアが表面と裏面の画像を合成し、1つのイメージデータとして出力します。

本人確認書類に多いプラスチックカードは、1回約1秒と高速で両面を読み取り、スキャナーの手前で操作が完結する優れた操作性で、窓口業務の効率化を支援します。

パスポートやIDカードにある顔写真を基に原稿の表裏を自動で判別。表裏逆に読み取った場合でも、自動的にイメージデータを入れ替えて顔写真のある表面を1枚目に出力します。

スキャンから保存までを3ステップ以内の簡単な操作で行えるソフトウェアを標準添付。煩わしい設定をする手間なく、すぐに使い始めることができます。

スキャン、画像確認、保存までを簡単な操作で行えるソフトウェアを標準添付。自動仕分け機能や、バーコード認識結果により効率的なデータ整理が可能です。

纏めて読み取った原稿をファイル分割

バーコード認識結果をファイル名に指定

パスポートやIDカードに含まれるMRZ(注5)を検出することにより、旅券番号や氏名、国籍などの情報を認識。メタデータとしてファイル名やインデックス出力に指定できます。(注6)

(注5) MRZ（Machine Readable Zone）：機械読取領域
(注6) 本機能では、ICAO（国際民間航空機関）の規格（Doc 9303のTD3フォーマット）に沿って、MRZに44桁2行で構成されるパスポート情報、またはMRZに30桁3行で構成されるIDカード（TD1準拠）の情報を認識可能です。