[PRESS RELEASE]
2017年7月27日
株式会社PFU
未知の脅威を検知し、攻撃プロセスの見える化でSOC運用を効率化する
ネットワークセキュリティ製品「iNetSec MP 2040」を販売開始
株式会社PFU(社長:長谷川 清、横浜本社:横浜市西区、以下PFU)は、サイバーセキュリティを強化するiNetSecシリーズの新製品「iNetSec MP 2040」を販売開始します。
iNetSec MP 2040は、当社独自の標的型サイバー攻撃検知技術「Malicious Intrusion Process Scan」(注1)を搭載し、未知の脅威を検知すると共に、自動的に攻撃プロセスの全容を時系列で見える化するネットワークセキュリティ製品です。これにより、対処の際に必要となる情報を的確に把握することができ、検知後のSOC(注2)運用の大幅な効率化を実現します。
PFUは、今後も巧妙化するサイバー攻撃の脅威からお客様の情報資産を守るため、サイバー攻撃対策に向けた製品・サービスを開発、強化していきます。

iNetSec MP 2040
背景
サイバー攻撃はますます高度化・巧妙化しており、内部への侵入を完全に防ぐことはできません。また、外部からの通報によりはじめて被害が発覚するなど、侵入されたこと自体に気づかないケースが多く、攻撃を見つけることが困難な状況です。
また、攻撃を見つけたとしても発見後の対策には、侵入経路や拡散経路など、どのような攻撃が行われていたのかを把握することが必要です。しかし、攻撃の全容把握にはシステム上の様々なログを収集・分析しなければならず、SOC運用者は多くの時間と労力を要しています。
iNetSec MP 2040の特長
iNetSec MP 2040は、当社独自の標的型サイバー攻撃検知技術を搭載しており、攻撃プロセスを時系列に可視化することにより、検知後のSOC運用を効率化するネットワークセキュリティ製品です。
1.「見つからないを見つける」検知技術
当社独自の標的型サイバー攻撃検知技術「Malicious Intrusion Process Scan」を搭載。マルウェア自身の特性や振る舞いを検知するのではなく、通信データから攻撃プロセスを分析することで、従来のセキュリティ対策をすり抜ける攻撃も検知できます。
2.「見つけた後が違う」攻撃プロセスの見える化
PFUでは2016年1月より「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」(注3)を提供。当社SOCが24時間365日お客様のネットワークを監視し、脅威を検知した際はインシデント分析から対処支援までを実施することにより、お客様の運用負担軽減を実現しています。
今回、iNetSec MP 2040の製品開発に当社SOCの運用ノウハウを反映。これまで高度な専門知識と多くの時間を要していた、対処の優先順位付けやログの収集・分析など調査に必要な作業が自動化されており、容易に「攻撃プロセスの見える化」が可能です。これにより、対処の際に必要となる情報を的確に把握することができ、SOC運用の大幅な効率化を実現します。
3.iNetSec SF連携による自動対処(2017年秋 提供予定)
IT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF」と連携し、危険度が高い端末をネットワークから自動遮断します。これにより、迅速に一次対処することができ、感染被害を最小限に抑えます。

「見つけた後が違う」攻撃プロセスの見える化
<設置構成>
iNetSec MP 2040は、端末と外部との通信を監視して標的型サイバー攻撃を検知します。ミラーポートに接続し監視を行うため、既存のネットワーク構成を変更する必要はありません。

<商品構成>
種別 | 商品名 | 備考 |
---|---|---|
ハードウェア | iNetSec MP 2040 | |
ライセンス | iNetSec MP 2040用基本ライセンス | 年間利用ライセンス |
保守サービス | iNetSec MP 2040 基本サポート |
|
iNetSec MP 2040 オンサイト保守 | 平日9時から17時対応、もしくは24時間365日対応。 | |
iNetSec MP 2040 オンサイト保守24H365D | ||
付帯サービス | スタートアップサービス | お客様のご要件や環境を確認し、製品導入に向けた作業を実施します。 |
オンサイト設置サービス | 当社サービスエンジニアがラックマウント設置などの作業を実施します。 | |
ハンズオンサービス | SOC運用者、システム構築担当者向けに機器を用いた導入、運用教育を実施します。 | |
監視サービス | 当社SOCがお客様に代わり、24時間365日体制で機器やイベントを監視します。 | |
アナリスト分析サービス | 当社アナリストがログの調査を行い、脅威の分析と対処の支援を行います。 |
<出荷開始予定>
2017年8月
販売目標
今後3年間で30億円の売上を目指します。
商標について
- iNetSecは、PFUの登録商標です。
- その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- (注1)攻撃者の行動プロセスから標的型サイバー攻撃を検知する新技術。
・攻撃者の行動から標的型サイバー攻撃を検知する新技術を開発(2015年10月28日 プレスリリース) - (注2)SOC : Security Operation Center の略。
セキュリティ製品やネットワーク機器、サーバなどのログを監視・分析し、サイバー攻撃の検出・通知を行う組織。 - (注3)未知の脅威の検知から分析、対処支援までをワンストップで提供するセキュリティサービス。
・未知の脅威にも対応する「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」の提供開始(2016年1月27日 プレスリリース)
関連リンク
以上
<お客様お問い合わせ先>
<報道関係者お問い合わせ先>
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