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RPAとクラウド型キャプチャーサービスの連携でルーティンワークから人的パワーを解放

日本全国で店舗を展開されている小売業のN社様。さらなる業務効率化を目指し、RPAの導入を検討されていました。
全社的に導入した際の効果を検証するため、まずは情報システム部門の業務から適応を進められることになりました。



お客様の課題

手作業によるルーティンワークが本来の業務を圧迫

N社様の情報システム部門においては、担当業務の多様化に伴う業務量・業務範囲の拡大により、本業以外のルーティンワークに、多くの人的パワーを割いていました。特に数十社から毎月150~200件届く紙の請求書の処理は全て手作業。加えてその作業が属人化していたこともあり、一連の作業をRPA適用により自動化し、業務の効率化を図りたいと検討を進められていました。

PFUのご提案・取組

拡張性の高いRPAに加えて、紙の業務を効率化するクラウド型キャプチャーサービス(PSCS)を組み合わせご提案PFU Smart Capture Service

01 拡張性の高いRPAサービス

今後の適用範囲の拡大を視野に入れ、拡張性の高いRPAサービスをご提案。連携するサービス・システムに手を加えることなく、業務を自動化することが可能で、スモールスタートによる効果を実感後、適用範囲を拡げることができます。

02 高いOCR技術のキャプチャーサービス

RPA導入による効果を最大限に発揮するためには、精度の高い請求書のインプットが重要です。クラウド型キャプチャーサービスPSCS(PFU Smart Capture Service)は、取引先ごとにフォーマットが異なる請求書を電子化する際に、最適なOCRエンジンを自動選択し、高精度に文字を読み取ります。また、チューニングを行い精度を高めることで、大幅な効率化が実現できます。


導入のポイント

作業ミスがなくなり、本来の業務に専念

これまで全て手作業で行っていた台帳転記、経理提出用ファイル作成がPSCS+RPAで自動化され、作業ミスが削減できました。お客様からも「人為的な作業ミスもなくなり、システム部門としての本来の業務に専念できるようになった」との声も頂いており、今後他の業務へ適用することにより更なる業務効率化が実現できます。


チューニングによる認識率向上

請求書の情報を確実に抽出するために、まずは処理件数の多い取引先数社を対象としチューニング作業を実施した結果、現時点で90%の認識率を実現しました。今後、他社帳票への適用も進めており、更なる認識率向上を目指しています。


属人化していた業務を自動化・平準化

台帳転記、経理提出用ファイル作成作業は、今まで特定の人が独自の方法で行ってましたが、RPA導入による作業の自動化・平準化で、「誰でも」同じ業務を遂行できる仕組みができました。

導入効果

月に24時間程度の工数がかかっていた請求書処理業務が2時間へと90%以上の工数削減を実現。情報システム部門がPSCS+RPAによる導入効果に確信を持たれたことで、今後はID管理、インシデント管理等部門の業務へのRPA適用拡大や、大量の紙文書を取り扱う経理部門へのPSCSの横展開も進めており、情報システム部門でスモールスタートした仕組みの全社展開を目指します。


お客様概要

業種 小売業
従業員数 約5,000名
対象部門 情報システム部
対象業務 請求書処理、ID管理 等


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