2024.11.14 |
【業務用スキャナーfiシリーズが選ばれる理由】安定した給紙性能で紙詰まりや重送を防ぎ、スキャン業務を止めない
世界シェアNo.1(*1)の業務用イメージスキャナー「RICOH fi Series(fiシリーズ)」が選ばれている理由をシリーズでお伝えいたします。
今回は、スキャン業務を止めないための、安定した給紙性能についてご紹介します。
1. スキャン業務のトラブル
自動給紙機構(ADF:Automatic Document Feeder)を備えたスキャナーで紙書類をスキャンするときに多いトラブルと、その発生要因について簡単に説明します。
1-1. スキャン業務で多いトラブルとは
書類をスキャンしているときに起こりやすいトラブルに、「紙詰まり」と「重送」があります。重送とは、複数枚の原稿が重なったまま搬送されてしまうことです。
紙詰まりや重送が発生すると、スキャンの中止や再スキャンが必要になるだけでなく、紙詰まりによって原稿が破損する恐れもあります。
1-2. 紙詰まりや重送が発生する要因
スキャン時に紙詰まりや重送が発生する主な要因として、次のことがあげられます。
① 原稿の紙質や状態による要因
次のような原稿をスキャンすると紙詰まりや重送が発生しやすくなります。
- カールしている、または折り目がついている原稿
- 薄紙伝票(複写伝票など)
- 再生紙などザラザラした紙
- 厚さが一定でない原稿(シールなどが貼られている原稿など)
- 紙の一部が破れている原稿
- 申込書や伝票控えなど、端にミシン目がある、または切り口がガタガタな原稿
② 原稿のセットの仕方による要因
原稿が次のようにセットされていると紙詰まりや重送が発生しやすくなります。
- 原稿が傾いた状態でセットされている
- 複数枚の原稿をスキャンする場合、原稿の先端がそろっていない
- サイズや厚さが異なる原稿を混載している
③ 排紙の乱れによる要因
排出された原稿がトレイで散らばり、排出部をふさいでしまうと、紙詰まりが発生しやすくなります。特に、丸まりやすい薄紙や、サイズの小さい紙の場合は注意が必要です。
このような要因をできるだけ回避し、スキャン業務を止めずに業務を行うためには、安定した給紙性能を備えたスキャナーを使用してスキャンすることが大切です。
fiシリーズは、この安定した給紙性能を備えており、選ばれる理由の1つになっています。
次にfiシリーズの給紙性能に関連する機能や特長についてご紹介します。
2. 安定した給紙性能でスキャン業務を止めないfiシリーズ
fiシリーズは安定した給紙で紙詰まりや重送などのトラブルを抑制します。万が一、紙詰まりした場合でも、原紙を傷つけない保護機能を備えています。
ここでは、給紙性能に関するfiシリーズの特長(*2)をご紹介します。
2-1. fiシリーズの機能
安定した給紙を支える主な機能を3つご紹介します。
- ① 1枚ずつ正確に分離する「自動トルク制御」
- ② 原稿の散らばりと排出部での紙詰まりを防ぐ「スタッカーサポーター」
- ③ 原稿の傾きを防ぐ「傾行補正機構」
① 1枚ずつ正確に分離する「自動トルク制御」
自動トルク制御は、原稿の種類や状態、ローラーの摩耗・汚れの状態を判断し、給紙時の原稿分離力が最適になるよう自動的に制御する機能です。薄紙や摩擦の強い配送伝票を読み取る場合でも、紙詰まりやピックミス、重送などの発生を抑制して給紙します。
そのため、大量の原稿を一度にセットした場合でも安定した高速読み取りが可能です。
自動トルク制御による安定した給紙について、次の動画でご確認ください。
② 原稿の散らばりと排出部での紙詰まりを防ぐ「スタッカーサポーター」
スタッカーサポーターを使用すると、レシートや領収書、伝票などサイズの異なる原稿をスキャンしても散らばりを抑えて排出してくれます。排出された原稿の順番が入れ替わる心配もありません。
また、原稿の押し出しや排出部での原稿詰まりも防止できます。
サイズが異なる原稿をまとめて読み取った際の、散らばりのない排出の様子は、次の動画からご覧いただけます。
③ 原稿の傾きを防ぐ「傾行補正機構」
左右のローラーが独立して動き、回転を調節することで、1枚目の原稿が傾いて給紙された場合に、2枚目の原稿へ傾きが累積することを防ぎます。様々なサイズの原稿をまとめてスキャンする際も、イメージデータの端が欠けるトラブルを防ぎ、スキャンのやり直しを減らします。
2-2. こんな原稿もADFで読み取れる
一般的に、次のような原稿は、紙詰まりを避けるためにフラットベッドスキャナーを使用するか、ADFスキャナーを使用するときはキャリアシートに原稿をはさんでスキャンする必要があります。
- 複写伝票
- 封筒
- A3サイズの二つ折り原稿
- 付箋付き原稿
一方で、fiシリーズのADFは「手差し・単送モード」により、キャリアシートなしでスキャンできます。 さらに、パスポートや年金手帳などの厚さがある冊子も、手差しすることでキャリアシート不要で読み取れます。
封筒や複写伝票など多様な原稿を読み取る様子を次の動画でご確認ください。
2-3. 他社スキャナーと紙詰まりと重送の発生率を比較
次の「紙詰まりと重送の発生率」の比較一覧のとおり、PFUのfiシリーズは安定した給紙搬送性能で、原稿を正確に電子化できます。
2-4. 紙詰まりが発生しても原稿保護機能で大切な紙を守る
紙詰まりが発生すると、スキャンのやり直しなどの作業が発生するだけでなく、詰まり具合によっては原稿が破損する可能性もあります。
fiシリーズは、音と画像の2つの技術を組み合わせた原稿保護機能を搭載しています。 紙詰まり発生のリスクがある場合は、原稿搬送を停止し、大切な原稿の破損やダメージを防ぎます。
① 異常音検知(iSOP)
紙詰まりなどの異常音を検知して搬送を止める機能です。 大きく傾いて搬送された原稿や、ステープル留めされた原稿の紙詰まり音を検知すると、搬送を止めて原稿を保護します。
② 原稿監視
原稿の傾きを監視する機能です。傾き量が安全な範囲を超えた場合に、搬送を止めて原稿を保護します。
3. お客様の声をご紹介
ここまでで、fiシリーズの給紙性能についてご紹介してきました。
実際に使用されているお客様の生の声を聞いてみたいと思われた方もいらっしゃると思います。
ぜひ、次の導入事例でfiシリーズの性能や効率化についてご確認ください。
● 慶應義塾大学病院様
● 朝日生命保険相互会社様
● サッポロビール株式会社様
fiシリーズが選ばれる理由をもっとお知りになりたい方は、次のバナーから実際に導入された「お客様の生の声」をご確認ください。
4. まとめ
今回は、スキャン業務を止めないための、fiシリーズの安定した給紙性能についてご紹介しました。
PFUでは、fiシリーズを最大2週間、無料でお試しいただける「デモ機貸し出しサービス」を行っています!
スキャン時に起こる紙詰まりや重送にお困りの方、ご紹介したfiシリーズの安定した給紙性能にご興味を持たれた方は、普段お使いの書類や帳票を実機で読み取り、その給紙性能の高さを実感してください。
*1:ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE社(InfoTrends)により集計(2023年実績)。ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Microを除く6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm以上のドキュメントスキャナー全体)欧州はinfoSource社(2023年実績)の集計に基づき、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。
*2:各機種の特長・仕様は各機種の紹介ページを参照ください。製品一覧はこちら。