暮らし ScanSnap

【2023】本の自炊や写真のデータ化におすすめのスキャナー4選

本の自炊や写真のデータ化におすすめのスキャナー4選

書棚に収まりきらなくなった本や漫画。スッキリ片付けたいけれども捨てるには忍びない...。

断裁したくないけれど、自炊で電子化したい本がたくさんある...。

大量の本を断捨離しながら自炊したい「裁断する派」と、絶対に裁断したくない限定本を自炊したい「裁断しない派」。どちらも、まずは用途に合ったスキャナーを選ぶ必要があります。

この記事では、自炊のタイプ別に適したスキャナーのほか、自炊以外にも名刺やレシート、写真などを幅広くデータ化したい方にもおすすめの手軽に使えるスキャナーを紹介します!

目次

    ※ 価格はすべて編集部調べ(2023年6月現在)

    紙の情報を、もっと自由に 情報整理に長けたスキャナーScanSnap

    1. 利用シーン別おすすめスキャナーと便利ツール

    自炊 写真 イラスト ビジネス 利用シーン別おすすめスキャナーと便利ツール

    1-1. 書籍・漫画をサクサク自炊~「裁断する派」のADF(自動給紙)スキャナー~

    本の断捨離やデジタル勉強を目的とした「裁断する派」の自炊にはADF(自動給紙機構)搭載のスキャナーがおすすめです。断裁した原稿をまとめてセットして一度に大量のスキャンが可能なので、たくさんの本や漫画を裁断して自炊するのに向いています。

    ScanSnap iX1600ScanSnap iX1600 56,100円(税込)

    ScanSnap iX1600は、A4なら最大50枚の原稿を一度にセット。わずか1分間で両面・片面40枚の原稿をスキャンできます(自動解像度モードの場合)。

    タッチパネルからPCを使わずにワンタッチでスキャンできるほか、スキャンした原稿をそのままOCR処理して検索可能なPDFに変換したり、ご利用のクラウドサービスへ直接連携することもできます。

    一緒に揃えると便利<断裁機>

    コンパクト断裁機 PK-213

    コンパクト断裁機 PK-213

    大量の本を時間をかけずにスキャンしたい方向けにおすすめなのが断裁機。
    プラス株式会社ステーショナリーカンパニーのコンパクト断裁機 PK-213は、断裁機のイメージ(重い、場所をとる、断裁に力が必要、刃先が危険)を一新。
    軽い力で断裁できる切れ味と小型・軽量、安全設計を実現した折りたたみ式断裁機です。

    1-2. 限定本・イラスト・写真をそのまま自炊~「裁断しない派」のオーバーヘッドスキャナー~

    絶対に裁断したくない限定本や写真集、洋書など厚みのある本、大きな原稿などを自炊できるのが、オーバーヘッド(スタンド型)スキャナーです。

    ほかにも以下のような、紙面に触れることなくスキャンしたい原稿も読み取ることができます。

    • クレヨンや絵の具で描いた絵
    • 鉛筆書きのノート
    • 紙焼き写真

    スキャナー上部の読み取り部から光を照射して原稿を読み取るため、様々な原稿をそのまま置いてスキャンできます。画像のゆがみを自動的に補正する機能を搭載している機種がおすすめ。

    ScanSnap SV600

    ScanSnap SV600 67,100円(税込)

    ScanSnap SV600は、離れた位置から原稿を読み取っても画質のムラを最小限に抑え、均一で読みやすいイメージデータを生成します。

    ページをめくったことを自動で検知して次の読み取りを開始する「ページめくり検出」機能や、読取り間隔を設定できる「タイマースキャン」機能により、複数ページを連続して効率よくスキャンできます。

    本や雑誌を開いたときに発生する中央部の歪みを自動的に補正(ブック補正機能)したり、補正結果を読み取り後の画面で確認・修正することも可能です。

    1-3. 名刺・レシート・写真の整理にも活躍~コンパクトタイプのスキャナー~

    書籍の自炊ほど大量ではないものの、名刺や会議資料、経費精算や確定申告用の領収書やレシートなど、データ化したい書類はいろいろあるもの。

    家の押し入れに仕舞い込んだままのプリント写真も、データ化するとデジタルフォトフレームやアルバムアプリで見返すことができます。

    手軽なコンパクトタイプのスキャナーは、仕事でも家庭でも、場所を選ばず幅広く活躍してくれるのでおすすめです。ScanSnap iX1300

    ScanSnap iX1300 37,400円(税込)

    ScanSnap iX1300は、コンパクトなボディに充実の機能を備えています。

    カバーを閉じた状態で2リットルPETボトル大、カバーを開いてもA4サイズほどの省スペース設計。さらに排紙スペースの確保が不要な「Uターンスキャン」と、原稿の給紙・排紙をスキャナー前面で行う「リターンスキャン」が可能です。

    digiup121a-3.jpg

    リターンスキャンでは、身分証などのプラスチックカード、通帳、パンフレットなどの小冊子も、カバーを閉じたままコンパクトにスキャンできます。

    それほどページ数が多くない小冊子を手軽に自炊したい方、領収書やレシート、学校プリントなど、仕事や家庭の書類を幅広くスキャンしたい方におすすめです。

    ScanSnap iX100

    ScanSnap iX100 26,400円(税込)

    ScanSnap iX100は、わずか400gの軽量コンパクトボディー。バッテリー内蔵でケーブル接続による給電の必要がないWi-Fi対応のモデルです。オフィスはもとより、外出先やリビングや書斎など、場所を選ばず、どこでもすぐに使うことができます。

    1-4. 1枚ずつ高精度に読み取る~フラットベッド型スキャナー~

    ガラス面に原稿をセットしてスキャンするタイプです。原稿をそのままガラス面に乗せて読み取ります。1枚ずつスキャンする必要があるため時間はかかりますが、読み取り精度が高く書類や写真をなるべく傷つけずに気軽にデータ化できます。

    フラットベッド型スキャナー fi-70f

    フラットベッド型スキャナー fi-70F

    2. これだけはおさえておきたい!自炊用スキャナー選びのポイント5つ

    ページ抜けしない自炊のためにマルチフィード(原稿の重なり)検出は重要!おすすめは超音波センサー搭載モデル

    全ページを自炊したはずなのに読み返したらページ抜けがあった...なんてショックですよね。自炊用スキャナーで一番大切なのが実は「正確性」です。

    2枚以上の原稿が重なったまま紙送りされた(マルチフィード)場合はスキャンを停止し、抜けたページからスキャンし直す必要があります。そのためマルチフィードを検知する機能は自炊用スキャナーにおいて重要です。

    マルチフィード検出には、読み込まれた原稿の長さの違いを検知する方法と、搬送された原稿に超音波をあてて原稿の厚みの違いを検知する方法があります。

    特に本を断裁して自炊するとき、ぴったり重なったページがあると、長さによる検知だけでは原稿の重なりを検出できないことがあります。

    マルチフィードをより正確に検出するには、超音波方式のマルチフィードセンサーが搭載されているモデルがおすすめです。

    自炊にかかる時間はスキャンだけじゃない!①設定の「簡単さ」は優先度高め

    スキャンする内容が細かい文字や絵であれば解像度を高めに設定する必要がありますが、あまり解像度を高くしてしまうと読み込み速度が遅くなり、データ容量も大きくなってしまいます。

    原稿に応じて解像度の設定を調整するのはちょっと面倒かもしれませんが、標準的な設定がテンプレートとして用意されていると設定が簡単になります。

    またスキャン速度はもちろんのこと、大量の枚数をスキャンする場合は特に「一度にセットできる原稿枚数」が多い方が自炊がラクです。

    給紙カバーを開けてから読み取り可能となるまでの起動が速いとさらにGood!

    自炊にかかる時間はスキャンだけじゃない!②サイズや色(カラー/白黒)、向きが違っても自動判別できると便利。画像補正機能もチェック!

    たとえば次のような自動処理機能があると、スキャン前後の手間を減らすことができます。

    サイズ自動検出

    読み取る原稿のサイズを自動的に検出する機能があると、読み取り設定を都度変更する必要がなく、サイズの異なる原稿を一括で読み取ることができます。

    カラー自動判別

    本の表紙や帯はカラーで、本文は白黒で、とページによってカラー設定を変えたいことがあります。

    読み取る原稿の色(カラー/グレー/白黒)を自動的に判別し、原稿と同じようにデータ化する機能があると便利です。

    白紙ページ削除

    読み取る原稿に含まれる白紙を検出して自動で削除する機能があると、仕分けの手間を省けます。

    向き傾き補正スキャンした原稿に「1枚だけ向きが逆になってた!」「原稿が傾いていた!」というページが紛れていたとき、縦横の向きや傾きを自動で補正する機能があると便利です。

    自炊したデータをキーワード検索するには?OCR機能は使えるか

    せっかく自炊するならキーワード検索できるPDFにしたいですよね。

    OCR機能が使えるスキャナーなら、スキャンしたデータから文字を認識して検索可能なPDFにできます。

    クラウド連携は超便利!スキャンしたデータをクラウドサービスにも保存

    自炊したデータはクラウドサービスに保存しておくと、どのデバイスからもアクセスできて便利です。また、プリント写真やレシート、名刺など、データをクラウドサービスに保存して活用したいということはよくありますよね。

    スキャンしたデータをクラウドサービスに連携できる機能があると、色々なサービスをより楽に利用できます。

    3. ScanSnapシリーズのモデル別おすすめポイントと比較表

    ScanSnapモデル別比較表

    モデル おすすめポイント 読取方式 読取速度※1

    ScanSnap iX1600

    ScanSnap iX1600

    大量にサクサク自炊したい方におすすめ。仕事でも大活躍!
    • 複数ユーザーが自分専用の設定で利用可能(タッチパネル使用)
    • 超音波方式マルチフィードセンサーで複数枚の紙送りを確実に検出
    • ワンタッチでスキャンデータをメール送信
    • Wi-Fi / クラウドサービスへの直接保存※2に対応
    両面

    自動給紙機構(ADF)
    両面・片面 40枚/分(A4縦)

    ScanSnap iX1300

    ScanSnap iX1300

    小冊子の自炊&レシートや学校プリントを手軽にデータ化したい方におすすめ!
    • 省スペースで書類を連続スキャン(Uターンスキャン)
    • 身分証、通帳もスキャンできる(リターンスキャン)
    • Wi-Fi / クラウドサービスへの直接保存※2に対応
    両面

    Uターンスキャン:
    自動給紙機構(ADF)

    リターンスキャン:
    単走リターンスキャン方式
    両面・片面 30枚/分(Uターンスキャン・A4縦)

    両面・片面 5秒/枚(リターンスキャン・A4縦)

    ScanSnap SV600

    ScanSnap SV600

    裁断できない様々な原稿をそのまま置いて自炊したい方におすすめ!
    • A3横サイズまでクリアに読み取るVIテクノロジーを搭載
    • 本や雑誌を開いたときに発生する中央部の歪みを自動的に補正
    • ページめくりを自動で検出して次の読み取りを開始
    片面

    オーバーヘッド読取方式
    片面 3秒/枚(A3横)

    ScanSnap iX100

    ScanSnap iX100

    持ち歩き&外出先でも使いたい方におすすめ!
    • バッテリー搭載で、持ち運びやすいコンパクトボディー
    • プラスチックカードの読み取りにも対応
    • 小さな原稿は2枚並べて同時読み取り可能
    • Wi-Fi / クラウドサービスへの直接保存※2に対応
    片面

    手挿入

    (連送可:CDF)
    片面 5.2秒/枚(A4縦)

    ※1. 読み取り設定を、モード:スーパーファイン|カラー/グレー:300dpi、白黒:600dpiにした場合の速度※2. ScanSnap Cloudで保存先のクラウドサービスを指定しておく必要があります。

    4. まとめ

    心に適うスキャナーはありましたでしょうか?

    サイズや色で置く場所や使用感をイメージし、用途に合わせて機能や速度でご自身に合ったスキャナーをご検討下さい。

    ※ 著作権の対象となっている新聞、雑誌、書籍等の著作物は、個人的または家庭内、その他これらに準ずる限られた範囲内で使用することを目的とする場合を除き、権利者に無断でスキャンすることは法律で禁じられています。また、スキャンして取り込んだデータは、私的使用の範囲でしかご使用になれません。

    ScanSnap_iX1600

    ScanSnap iX1600

    毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現し、簡単操作のタッチパネルを搭載。Wi-Fiの5GHzに対応し、原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。 驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。
    ScanSnap_iX1300

    ScanSnap iX1300

    毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。
    ScanSnap_iX100

    ScanSnap iX100

    バッテリー・Wi-Fiを搭載しながら、わずか400gのコンパクトボディ。場所を選ばず原稿を電子化でき、手軽に情報の保管や共有が可能。
    ScanSnap SV600

    ScanSnap SV600

    厚みのある本や雑誌、新聞などの電子化に最適な非接触スキャナー。原稿を均一に読み取るVIテクノロジーやブック補正機能により、A3サイズまでしっかりクリアに読み取れます。

    この記事を書いた人

    おすすめ記事

    digiup170-1.jpg

    ScanSnap

    仕事・暮らしの「あの作業」がラクになる!スキャナー「ScanSnap」とは?

    「スキャナー」と聞くと、多くの人は"オフィスで使うもの"というイメージを抱くのではないでしょうか。 確かに職場で使う機会も多いですが、働き方が多様化した今、自宅に1台あると大活躍! 資料の共有・確認依

    digiup85-1.jpg

    仕事 ScanSnap

    夫は技術書の「自炊」に、妻はテレワークの編集作業に。ソフトウェアエンジニア・白山文彦さん夫妻のScanSnap活用法

    IT技術の世界で若くして頭角を現し、現在はアメリカの大手テック企業の社員としてソフトウェア開発に携わる白山文彦さんが、ScanSnapのヘビーユーザーでもあるという情報を耳にしました。Twitterの

    簡単データ化で写真整理!~家族で思い出を楽しもう~ 網野千代美さん

    暮らし ScanSnap

    簡単データ化で写真整理!〜家族で思い出を楽しもう〜

    今や日常写真の撮影はほぼスマホ、写真を見るのも配るのもデータ、というのが一般的ですね。家族の写真もご多分に漏れず、旅行やイベント、日常生活の一コマも、ほとんどがデジタル写真になっているのではないでしょ

    digiup119-1.jpg

    暮らし 学び

    電子書籍と紙の本はどう使い分ける?記憶の定着に有利なのはどちら?

    読書が習慣化し、通勤・通学の途中や就寝前などに本を読んでいる人も多いのではないでしょうか。最近では電子書籍も普及し、スマートフォンやタブレット端末、電子書籍リーダーなどを利用して読書を楽しむ人も増えて