紙を減らしておうちをスマート化!小1の壁突破プロジェクト!~第4回定例会~

 
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紙を減らしておうちをスマート化!小1の壁突破プロジェクト!~第4回定例会~

紙を減らしておうちをスマート化!小1の壁突破プロジェクト!~第4回定例会~

公開日 2024.3.19


小1の壁突破プロジェクト概要

イラストレーターのねここあんな。さんに半年間密着し、ScanSnapを活用した学校プリントなどの情報整理から、家族が助け合う仕組みづくりまで、PFUがサポートを行います。


また、公募で集まった小1のお子さんをもつプロジェクト参加メンバーの皆様が、ねここあんな。さんと共に小1の壁に挑みます!


今回で最後となる第4回定例会では、この小1の壁突破プロジェクト全体を通してやってきたことや、これから小1の壁を迎える方に向けたメッセージについて伺いました。


目次

  1. 1. 前回の定例会のあとにどのような変化があったか聞いてみました
  1. 2. 小1の壁に対してやってきたこと・お子さんやパートナーの変化
  1. 3. 竹部礼子さんによるセミナー「ScanSnapを使い続けておうちをスマート化するには?」
  1. 4. これから小1の壁を迎える方向けのアドバイス

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1. 前回の定例会のあとにどのような変化があったか聞いてみました

前回の宿題は、お子さんが参加できる仕組み作りや工夫を凝らしてみようという取り組みでした。現実としてどのようなことがあったか、理想に近づけるために試してみた工夫、その結果はどうなったかをお答えいただきたいと思います。


ねここあんな。さん:


現実として、朝の準備がすごく遅いことに困っています。


私が「あれこれしなさい」と言わないと動かなくて、私の声がBGM化しちゃっているなという感じです(笑)


遅刻せずに周りに迷惑をかけないでほしいという理想があったので、家族会議を開いて話をしました。


具体的には「このままでは何がいけないのか?」と伝えました。目を見て伝えることがうちの子にはすごく響きやすくて、どうしていくか時計を見ながら考えました。


7時半出発をゴールとして、そこから5分間隔で何をしていくかのメモ書きをよく見える位置に貼って、スマートフォンのアラームをかけています。



アラームがなるたびに「次は歯磨きだよ」「次は朝ご飯だ」のように、できる限りゲーム感覚で早く終われたことを成果にしています。


時間までにできたらハイタッチして進めるようにしてからは、スムーズに朝の準備ができています。



うまさん:


埼玉県にお住いのうまさんは、小学1年生と年中さんのお子さんのお父さんです。


うちは学童保育に6時過ぎぐらいに迎えに行っているので、紙に書く宿題は終わっているのですが、音読など親の確認が必要なことが終わっていないことが課題でした。


理想は、帰ってきてすぐやってもらうことですが、現実はテレビやゲームで遊ぶことを優先してしまっています。


その際、テレビがついているとそのままダラダラしてしまうので、できる限りその時間で終わらせるためにタイマーをつけて次のことをやっていくことや、テレビの電源を遠隔で切るなどの工夫もしています。



さるさん:


岐阜県にお住いのさるさんは、小学1年生と年少さんと保育園に通うお子さんのお母さんです。


現実として、日曜日の夜に給食セットを出してなかったとか、事前にすべきことをしていなくてバタバタと夜に準備させてしまうなどが、小学1年生でよくありました。


加えて、習字やダンスの習い事もするようになって、習い事の洗い物で出すべきものが、机の周りにあるような現状で、なるべく自分で出してほしいというのが理想でした。


そこで前回の定例会の話を聞いて「とりあえずなんでも入れていいボックス」の用意や、プリントや作品を子どもと一緒に整理するなどに取り組んでみました。


「これを習慣にしようね」と子どもに話をして、給食セットや給食袋は帰ってきてすぐプリントと同時に一緒に出すとかいう話をしたあとの2週間はルーティンとして回せたと感じています。


ただ、親が声かけを忘れてしまうと止まってしまうので、親の根気もいるなと感じました。


子どもだけにさせるよりも、親も巻き込んで一緒にしていく姿勢や工夫が大事だなと思っています。



ユニコーンさん:


東京都にお住いのユニコーンさんは、小学1年生と年中さんのお子さんのお母さんです。


困っていることは、学校からのプリントや連絡帳がグシャグシャになってしまっていることです。連絡帳にも必要な内容を書いていなかったり、雑だったりしています。


自己管理をしておかないと、後から自分が困るということを理解して、自分から必要な準備などが必要だと気付いてほしいという理想があります。


スキャンをルーティン化したかったのですが、毎日の確認が難しいという現状がありました。そのため、長期的に保管しておきたいプリントや子どもが書いた絵などを自分でさせるという工夫をしています。


そうすることで、大切にしているものは自分でスキャンするという意識を持たせるようにしました。


スキャンした後に自分の書いた絵などは、iPadに反映されるようになっているので、スキャンした後の絵を自分で見て楽しんでいます。


学校の準備に影響するようなプリントのスキャンは任せられない状況なので、今後は子どもが自己管理できるようになればと思っています。




――皆さま、お子さんと話し合いをした上で、時間管理で工夫をされていて素晴らしいと思います。一度ちゃんと子どもと向き合って話をすることの効果がありそうですね。やってくれたお子さんをぜひ褒めてあげてください!



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2. 小1の壁に対してやってきたこと・お子さんやパートナーの変化



――今回が最終の定例会というところで、これまでの定例会の小1の壁に対してやってきたことの振り返りと、それによるお子さんやパートナーが変化したことの2点についてお伺いします。

うまさん:


まずは、プリントを全部データ化できたので検索しやすくなり、捨てたプリントも全部確認できる状況になったので、この1年間貯めたものが来年確認しやすくなりました。


言葉ではなく、ファイルで送れるようになったので、お互いが違う認識にならずに統一した認識にできたと思っています。


また、別の方のお話でも出ていた「とりあえずなんでも入れていいボックス」を作ったので、まず帰ってきて「プリント出しといてね」という声かけも習慣にできています。


ただ、子どもがプリントは無いと言っていても、探しに行くと実はあるということも。


自分のやりたいことが優先になっているので、その意識をもう少し変えていければなと思っています。



――プリントのデータ化や共有をとても使いこなしていますね!お子さんも2年生になったらもっと成長して上手になってくるかなと思います。

さるさん:


初めは小学校の仕組みがわからないので、私としてもドキドキした1年でしたが、小学校は、スマート連絡帳というアプリ連絡もあって、思っていたよりもスケジュールに関するプリント配布は少なくなったのだなという実感もあります。


ただ、テストや子どもの作品を整理するときにScanSnapがあると、捨てるか残すかの判断がしやすくなりました。その結果、すごく楽になっただけではなく、最近汚かった机が綺麗になっています。


子どもも綺麗にしていて、勉強する場所がないほど溜まっていたものが、やはり整理ができるようになってきたのは、ScanSnapとそのルーティンを教えてくれたこのプロジェクトのおかげだと思っています。


あと、うちは主人の方が管理型なのでそういう意味では携帯に直接送れるのはすごく助かっています。


例えば、子どもの発表会の持ち物が書いてある紙なども管理できるようになったので、紙を探す時間もなくなったので情報の共有が混乱せずにできたなと感じています。



――紙のお片付けをデータ化したことで、夫婦間の連携もうまくいっていますね。

ねここあんな。さん:


小1の春は「もうどうしたらいいの!」と思うほどのプリント量だったのですが、2学期からは少なくなったという印象です。


それでも、テストや提出物はあるので、前回の定例会で学んだ「何でも入れていいボックス」を参考にして用意しました。


子どもも何も考えずに入れられるのが良かったみたいです。これは今後6年間ずっと続けていくのだろうなって思っているほど助かっています。


ボックスの紙をスキャンして、いらない紙を処分するという流れになっているので、仕事のようにシステム化されている部分もすごくお気に入りです。


また、当初は夫婦間で全部のプリントを共有していましたが、事前に私がプリントの仕分けをして必要な情報だけを夫にLINEで送るという流れにしてからスムーズに進められるようになりました。



――紙の流れが明確になり、最小限のタスクにシステム化できたということですね。全体の負荷が下がっていて素晴らしいと感じました!

ユニコーンさん:


夏休み前に配られるプリントなど、中長期で見返す必要のあるプリントを中心にスキャンしていました。


スキャンしておけば、出先などで買い物が必要なものを確認したり、おばあちゃんの家に行ったりしているときにも「何が必要だったっけ?」と確認できています。


作文用紙など、書いた後に書き直しの可能性がある宿題でも、データとして予備があることで安心して取り組めました。


また、データは夫婦で共有しているので、お互いの安心感にもつながっていると思います。


子ども自身も、これまでは何でもかんでも捨てずにとっておくという感覚がありましたが、スキャンを始めてからは感覚が変わってきました。


いる・いらないの判断が、子ども自身でもできるようになってきたと感じています。



――外出先での夫婦の安心感や、お子さまがプリントの必要性を自分で判断できるようになってきたということですね!



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3. 竹部礼子さんによるセミナー「ScanSnapを使い続けておうちをスマート化するには?」


ここからは、建築士でもあり整理収納アドバイザーとしても活躍されている竹部礼子さんに、ScanSnapを今後も使い続けて快適なおうちを続けていくためのコツを教えていただきます。



――プリントを確認する場所の近くにScanSnapを置くことが大切

竹部さん:


まずScanSnapを置くおすすめの位置とその考え方を解説します。


整理収納の基本は「よく使うものは使う場所のできるだけ近くに置くこと」なので、使う頻度で置き場所を考えていく必要があります。


そのため、ScanSnapを置く位置は、プリントを確認する場所の近くがおすすめです。


ScanSnapは、毎日使うような使用頻度が高いものなので、他の使用頻度が低いものよりも優先して良い場所にするのが良いといえます。


家族で使う場合に理想的なのはやはりリビング空間です。例えば、ダイニングの近くでプリントを確認する場合、キッチンや対面カウンターの下などがおすすめの場所だといえるでしょう。



――スキャンしたあとの紙の回収ボックスもセットで用意しよう


ScanSnapの近くに読み込んだ紙を処分する雑がみの回収ボックスもセットで用意することがおすすめです。


家の中に紙が入ってくる量はコントロールできませんが、この出口側の管理は仕組みを作ることでコントロールできます。そのためには、回収ボックスや雑がみのゴミ箱などの仕組みが必要です。


例えば、ダイニングの近くで確認する場合、一緒に使うものをセットで置いておくためにワゴンなどを利用して、ScanSnapと回収ボックスをセットで置くというのも一つ案として良いかなと思います。



――家族への浸透のコツは親だけが頑張らないこと


楽しい暮らしを維持していくためには、やはり家族間の協力が必要不可欠だと思っています。家族みんなが助け合うこと、家庭の中でそれぞれが自分の役割を見つけていくことが大切です。


1年生だと自分のことに精一杯で、できることは限られていますが、徐々に身につけてもらうためにも、親だけが頑張らないというスタンスで接することが大切だと思っています。


それが家事の分担にも将来的につながってきますし、お子さんの自律の助けにもなると考えているからです。


例えば、プリント整理という部分だけを分担するのではなく、お互いの得意不得意というのがあると思うので、それらをすり合わせしながら、家庭全体として徐々に分担が広がっていくのがベストです。



――家族への浸透のコツは「力になってほしい」という伝え方

「ルールだからやってね」というよりも「パパとママが困っているので力になってほしい」という言い方の方が子どもは受け入れやすいのかなと思います。


口に出して言っていかないとなかなか伝わりません。


例えば、帰宅後バタバタしてパパもママも時間がなかなか無い場合は「ママがこれをやっている間にこれ手伝ってほしいな」とか、より具体的な行動として伝えていけると良いかなと思います。



――ScanSnapを使っておうちをスマート化するための活用方法

続いて、ScanSnapを使っておうちをスマート化するための活用方法についてのご紹介です。ScanSnapの力は無限大ということをお伝えしていきます。


我が家で実際に使っているScanSnapの活用例


1.家電の取扱説明書をスキャン


2.年賀状のスキャン


3.毎年同じことを書く提出書類のデータ化


4.繰り返しやりたいテキストなどのデータ化


5.診察券をデータで持ち歩く


6.旅の記録のスキャン


7.昔のプリント写真をスキャン


このように、ScanSnapを活用して紙やプリントを減らすことで、家族の時間を生み出していきましょう。



――子どもの思い出保存での活用で力を発揮してくれる

ScanSnapの使い方で特におすすめしたいのが、子どもの思い出保存です。


従来であれば紙ベースで残す必要のある思い出を、スリムにデータで残せるというのが一番力を発揮するところなのかなと思います。


これは、自分自身を振り返ったり、元気がないときに過去の子どもの頃の自分からパワーをもらったりできるような成長記録を残してあげたいと思ったことがきっかけです。


例えば、娘が小学1年生のときの自由帳がすごくかわいかったので、裁断して読み込んでいます。かわいいイラストを書くのは本当に小さい頃だけなので、後から見返して親の宝物にもなるかもしれません。


このように、何気ない紙もスキャンで手軽に残せるのでご活用いただければと思います。



――プリントの分け方で困ったら時間軸を指標にすると分けやすい


プリントを分けるときは、下記のように仕分けの指標を時間軸にすると分けやすくなります。


今=1ヶ月以内で使うようなプリント


未来=情報として先々まで使うプリント


過去=ただの報告や結果、思い出のプリント


不要=情報として必要のないプリント


この「過去」の部分を原本保管していると紙の量が膨大になってくるので、大きく減らせるポイントだと思います。


紙として残さなくて良いものはスキャンで原本を処分して身軽になっていきましょう。



――継続のコツはすぐに処理すること

最後に、継続のコツをお伝えします。プリントが溜まってしまう主な原因は、シンプルにすぐに処理していないことです。


すぐ処理するために大事な目線が、プリントをあくまで情報として見ることです。それがプリント仕分けをしていくときに大事な目線となります。


基本的には、日々のスキャンを習慣化することが大切で、我が家では、手にプリントを持ったらその場でやることを「ワンタッチルール」と呼んでいます。


疲れていて時間がないと、精神的な負担から後からやろうと思ってつい置いてしまうこともありますが、一旦どこかに置いてしまうと、やり残しや二度手間の原因になってしまいます。


紙をさっと分けて必要なものをスキャンするのは、おそらく5分以内の時間だと思うので、できるだけワンタッチでやれる時間を増やしていきましょう。




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4. これから小1の壁を迎える方向けのアドバイス

――最後に、半年間の定例会にご参加いただいた皆さんから、これから4月に小1の壁を迎える親御さんに向けたアドバイスをお伺いしました。

ねここあんな。さん:


ScanSnapを取り入れてプリントをデータ化することで、部屋が片付くことがメリットです。


また「子どもに一番合う管理方法は何だろう?」という工夫を考えるきっかけにもなるのも良いと思っています。ぜひ活用してみてください。


うまさん:


小1は、最初の4月頭は一番プリントが多く、親自身もどうしたらいいのか?どうなっていくのか?がまだ理解できない部分も多かったです。


その時期を何とか頑張ることができれば、その後の5月6月が少しは楽になるのかなと思っています。


今回のプロジェクトに参加したのも4月を過ぎてからのことだったので、そのときにScanSnapがあったら過去の資料も全部PDF化できたと思うので、できるだけ早く導入できたらいいと思いました。


さるさん:


小1の4月は、子どもも親もスケジュールに慣れるのに大変で、子どもを学校に送り出すことが大変でした。


例えば、4月にまとめて配布される年間スケジュール行事のデータ化など、ルーティンを確立できる4月からの1~2ヶ月間にScanSnapを用意して一緒にスケジュールを確立していけたらもっと管理が楽になると思います。


また、子どももスタートダッシュの時期として親と一緒に頑張れることも良いと思います。


ユニコーンさん:


保育園や幼稚園のときは、先生と親が毎日顔を合わせて様子を確認できますが、小学校になると顔を合わせる機会が少なくなることが一番の壁になると思います。


それは、子どもと向き合う良いきっかけにもなるので、親だけが頑張るのではなくどうやったら子どもが一緒にやってもらえるかを考えていくことがおすすめです。


私も、子どもがこれから2年生に進級するにあたって、さらに一緒に考えていけたらいいなと思っています。


最初は、小学校に入学する前との変化が大きく、戸惑ってしまう親御さんも多いはず。


でも、子どもと一緒に親も成長していく気持ちで、やり方を見つけていけばうまく小学校生活を送っていけると思います。諦めずに小さなことから頑張っていきましょう!



――ScanSnapを使った小1の壁突破プロジェクト。ねここあんな。さんや参加者の皆様が、攻略法を学んで成長していっていることが伝わってきました。今後さらなる効率化や家族との信頼関係を強めるために活用していってください。

とらさんは、能登半島地震の影響で当定例会を欠席されていますが、ご無事を確認しております。元日に発生した令和6年能登半島地震により被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。





 

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