DynaEye マイナンバーOCR
特長
『DynaEye マイナンバーOCR』は、通知カード・個人番号カードの認識処理を、業務システムやパッケージソフトウェアに組み込んで活用するための開発者向けソフトウェアです。
イメージスキャナー(注1)からスキャンした通知カード・個人番号カードの文字を認識し、業務システムやパッケージソフトウェアにマイナンバーの情報を直接取り込むことができるようになります。
セキュアなシステム構築を支援
当社イメージスキャナーfiシリーズにてスキャンしたデータはすべてメモリ上で処理することにより、PC上にマイナンバー、本人確認情報を含むファイルを作成することなく、安全なシステム構築を支援します。これにより、特定個人情報を扱う業務において重要な情報漏えいリスクを低減できます。
データ入力業務の効率化が可能
(1)マイナンバーに特化した高精度な文字認識
「DynaEye 11」、「DynaEye 運転免許証OCR」などで実績のある高精度な日本語活字認識エンジンを、通知カード・個人番号カード向け専用に開発しました。さらに住所辞書(約41万件)、氏名辞書(約21万件)を活用した知識処理により高精度な読み取りを実現しています。
(2)チェック機能による誤り防止
マイナンバーの読み取りではチェックデジット(注2)によるエラーチェックを行います。
- (注1)本製品では、「fi-70F / fi-65F / fi-800R / ScanSnap iX100 / ScanSnap S1100※」に対応しています。
※ 2021年8月31日をもって販売を終了しており、保守のみの対応となります。 - (注2)チェックデジットは総務省令第八十五号の「検査用数字を算出する算式」にもとづき、一定の計算に従って付加される数値を示します。
使用例
スキャナーからの読込みは、「RICOH Scanner Control SDK」または「ScanSnap SDK」を使用し、データ入力に「DynaEye マイナンバー OCR」を使用します。カードデータをテキスト化し、マイナンバーデータベースに登録します。
- (注3)RICOH Scanner Control SDK、ScanSnap SDKはfiスキャナー、ScanSnapから簡単な呼び出しで画像の読み込みが行えるツールキットです。本製品は無償提供(Webダウンロード)となります。サポートを受けるには、契約(有償)が必要です。
- (注4)RICOH Scanner Control SDKではスキャンデータをDIB(デバイスに依存しないビットマップ)としてメモリ上で取得することが可能です。
マイナンバーOCRの認識機能は、誤読やリジェクトが発生する場合があります。そのため、ユーザーアプリケーションの設計においては、認識結果の確認および修正を行う運用をご検討ください。
トピックス
2020年
2019年
- 11月8日
- 対応スキャナーにイメージスキャナー「fi-800R」を追加しました。
2016年
2015年
- 12月17日
- DynaEye マイナンバーOCRの販売を開始しました。
- DynaEyeは、株式会社PFUの日本国内における登録商標です。
- その他、記載されている商品などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。