スマート家電でできることは?スマートホーム化のメリットとおすすめ製品を紹介
スマートホームは、IoT技術を活用して便利で快適な生活を実現した家です。
出かけているときにも、ペットや留守番している子どもの様子を確認できたり、外出先から家電を操作できたりすると便利だと思いませんか?
その希望を叶えてくれるのが、スマート家電です。導入にはコストと手間がかかるものの、導入後の生活は一変します。あなたの「こうだったらいいな」という細かな希望を実現してくれるでしょう。
この記事では、スマートホームの実現によって私たちの毎日がどう快適になるのかを解説するとともに、生活を便利にしてくれる商品を紹介します。
目次
1. スマートホームとはどんな家?
近年話題のスマートホームとは、情報技術の活用によって便利で快適な暮らしを実現した家のことです。
ここでの情報技術とは、IoT(Internet of Things)やAIを指します。
「AIが搭載されていたり、インターネットを通じてスマホから操作できる家電を導入し、快適な生活ができるよう工夫された家」という意味です。
スマートホームと似た言葉に「スマートハウス」という言葉があります。スマートハウスは、家庭の電力消費量や利用料金の「見える化」によって、快適な環境と省エネの両立を目指したものです。
スマートハウスは新築時に導入を検討するケースが多い一方、スマートホームは現在住んでいる人がライフスタイルに合わせて部分的に導入を検討できます。自分たちの希望の生活を考慮した上で、どんなAI家電を導入するかを選ぶイメージです。
2. スマート家電でできることは?メリットを解説
「スマートホーム」と言葉で聞いただけでは具体的にイメージしにくいかもしれません。
まずはスマートホームでできること、スマート家電が暮らしを快適にする事例とメリットを解説します。
2-1.家電を直接インターネットに接続できる
家電が直接インターネットにつながることで、家電と離れた場所とのデータ通信が可能になります。
たとえば家電を制御するファームウェアを、メーカーがネットワーク経由でアップデートできるため、製品を買い替えたり店舗に持ち込んだりしなくても最新の機能を使えます。
また家電が取得したデータをインターネット上に直接送信することも可能で、私たち1人1人のライフスタイルに対応することができます。
それまで必要だった「ひと手間」がなくなることに慣れてしまうと、その快適さは手放せないものに感じられることでしょう。
2-2.外出先から自宅の家電を操作できる
自宅の家電がインターネットに接続されていれば、外出先からでもスマホを使って家電を操作できます。
- 帰宅する30分前にエアコンのスイッチを入れ、室内を快適な温度にする
- 消し忘れた電化製品の電源を外出先からオフにする
- 家族が出かけたタイミングで、職場からロボット掃除機をオンにする
「職場や外出先から帰宅した際に感じる、夏のこもった熱や冬の底冷え感が苦手...」という方は多いでしょう。帰宅時間に合わせて外出先からスマホでエアコンのスイッチを入れるだけで、こうした悩みは解消できます。
もちろん外出先から電源を切ることもできるので、電源の切り忘れによる電気代の心配もありません。
共働き家庭が増えた今「帰宅後の時間に余裕がない...」と悩む方も少なくありません。外出先から便利家電を活用できるようになれば、家事の時間短縮につながるでしょう。
2-3. スマホや声が家電のリモコン代わりに
さまざまな家電をスマートホーム化すると、手元のスマホをリモコン代わりに使えるようになります。
便利な家電は私たちの生活に欠かせないものです。しかしその一方で、家電を操作するためのリモコンの数も増え、管理も煩雑になってきます。
スマホをリモコン化すると、機器ごとのリモコンを使う必要がなく、リモコンを探す手間も省けます。
また近年人気が高まっているのが「スマートスピーカー」の導入です。
購入したスマートスピーカーに自宅内のさまざまな家電を接続すれば、音声入力が可能になります。
「OK Google、照明をつけて」などと話しかけるだけで操作ができ、とても便利です。
以下のような場面でも非常に便利に使えます。
- リモコン操作が難しい子どもに
- スマホの操作に慣れていない方に
- 両手がふさがっている際のリモコン操作に
声だけで操作できたら、生活スタイルそのものが大きく変化していきそうですね。
2-4.外出先でも自宅のセキュリティ対策が可能
スマートホーム化は自宅のセキュリティ対策にも役立ちます。
具体的な活用例には以下があります。
- 鍵が閉まっているかどうか、外出先から確認する
- 鍵の開閉記録を、外出先から確認する(子どもの帰宅確認など)
- ネットワークカメラを使い、外出先から家の内部の様子を確認する
出かけた後に「きちんと鍵をかけたか?」と不安になったときに鍵を遠隔操作できると安心です。
手元のスマホから施錠状況を確認できたら、万が一鍵を締め忘れていた場合でもタップ一つで施錠が可能です。
また、鍵の施錠・開錠記録が残る製品なら、留守番中の子どもが何時に帰宅したのか(鍵を開けたのか)もチェックできます。
さらにネットワークカメラを使えば、自宅で問題が起きていないか、自分自身の目で確かめられます。
例えば、
- 共働き家庭のため、子どもだけで留守番する時間が長い
- ペットの様子を確認したい
というようなご家庭においては、とくにメリットを実感しやすいでしょう。
ただスマートホームには「導入時にコストがかかる」というデメリットがあります。設置の段階では、Wi-Fi設定などの手間も発生するでしょう。
それでも、子育て世帯や一人暮らし世帯など、手軽にセキュリティ対策をしたい方にとっては導入メリットの方が大きいと考えられます。最初の設置・設定が終われば、快適な環境を維持していけます。
3. スマートホームにおすすめの家電は?導入したい5製品
家族にとって理想のスマートホームを実現するには、自分たちのニーズに合った家電を導入する必要があります。
ここではおすすめ製品を5つ紹介します。これらが家にあると、いまの暮らしがどう便利になりそうか、具体的にイメージしてみてください。
商品名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
5,478円 | スマートロックの中でも特に安価、外出先からの利用には別売りのWi-Fiモジュール(3,278円)が必要 | |
9,980円 | さまざまな条件で家電を操作できるスマートコントロール、各種センサー付き、mornin' plus、Qrio Lockに対応 | |
37,400円 | ワンタッチで書類をスキャンしてデータ化、Wi-Fi対応でクラウドサービスにも直接連携、スキャンした書類は一元管理可能 | |
2,780円 | スマホやスマートスピーカーからオン・オフ操作が可能、電化製品の買い替えなしでIoT化が可能 | |
8,980円 | Alexaに話しかけるだけで各種家電の操作が可能、カメラ内蔵で外出先からも自宅内を確認可能、Alexaアプリとのビデオ通話可能 |
※価格はすべて編集部調べ・税込
3-1.お手頃価格でスマートロック導入「セサミ4」
CANDY HOUSE / セサミ4
5,478円(税込)
後付け可能なスマートロックの相場は、10,000~20,000円程です。そんな中で、5,000円台で購入できる「セサミ4」は、圧倒的にリーズナブルです。一人でも多くの人の手にスマートロックを届けたい、というメーカーの想いが価格に現れています。
黒のシンプルな本体は、さまざまな鍵タイプに適合します。合わせて別売りのWi-Fi接続機器を購入すれば、外出先からの操作も可能です。
履歴管理・手ぶら解錠・オートロック施錠・QRコードを使った鍵シェアなど、安価なモデルとは思えないほど機能も豊富です。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
3-2.外出先から家電をコントロール「Nature Remo」
9,980円(税込)
「Nature Remo 3 Remo-1W3」を自宅内に設置すると、エアコンやテレビ・照明など、リモコンで操作できる家電を外出先からスマホでコントロールできます。
Nature Remo 3 Remo-1W3のポイントは、温度・湿度・照度・人感の4つのセンサーを搭載していること。「部屋が暗くなったら自動で照明をつける」「温度が〇度以下になったらエアコンをオンにする」など、センサーを活用した使い方が可能です。
他にも、さまざまな機器と連携できる点も魅力です。カーテンを自動で開閉できる「mornin' plus」、スマホから鍵を操作できる「Qrio Lock」といった機器とセットで導入すると、簡単にスマートホーム化できます。
3-3.紙媒体を手軽にデジタル化「ScanSnap」
PFU / ScanSnap iX1300
37,400円(税込)
子どもが学校から持ち帰るプリント類や仕事で必要な書類、資格取得のためのテキストなど、自宅にはさまざまな紙媒体があふれています。
家庭でも使えるスキャナー「ScanSnap」があれば、これらを手軽にスキャンすることが可能です。
ScanSnapには複数のモデルがありますが、特に「iX1300」は多彩なシーンで活用できるコンパクトモデルです。
Wi-Fi対応なので、どこでも好きな場所で使用可能です。スキャンしたデータはクラウドに保管でき、スマホやパソコンからいつでもデータを引き出せます。
さらに「ScanSnap Home」を活用すれば、スキャンからデータ整理、活用までの一元管理も可能です。
3-4.その他の家電も便利に「+Style スマートWi-Fiプラグ」
自宅で日常的に使う家電には、リモコン操作がないものも少なくありません。
サーキュレーターや超音波式加湿器・間接照明・スマホの充電などを「+Style スマートWi-Fiプラグ」を介して電源につなぐことで、既存の家電をスマート家電に変身させられます。
専用アプリ上でオン・オフのスケジュール化や、条件による作動、遠隔操作も可能です。
※安全のため、こたつやストーブ、電気カーペットなどの暖房器具類には使用できませんので、あらかじめご注意ください。
+Style スマートWi-Fiプラグは、プラグを差し込んでWi-Fiを設定するだけで使用できるお手軽アイテムなので、これまでスマート化を諦めていた家電でも活用できるかもしれません。3-5. モニター付きスマートスピーカー「Echo Show 5」
8,980円(税込)
Alexa搭載のスマートスピーカーの中でも、2メガピクセルカメラを搭載しているのが「Echo Show 5 第2世代」です。
Alexaアプリを入れたスマホや、同じくモニター付きのEcho Show同士でビデオ通話が可能、さらにモニターを通じて自宅内の様子を確認できるので、子どもだけの留守番のお供として使えます。
他にも照明やエアコンの操作はもちろん、今日の天気やスケジュールの確認も、Alexaに話しかけるだけで操作できます。
※2024年5月現在、Echo Show 5 第2世代→Echo Show 5 第3世代となります。
4. まとめ
スマート家電を上手に活用すると、たとえば一人暮らしでも、帰宅時間にあわせて明かりや空調のついた快適な状態にしておくことができます。
また、リモコンを探すことも、外出先で「スイッチをオフにしたかな?」と不安になることもなくなるはずです。
さらにスマートロックやネットワークカメラの活用で、セキュリティ向上も見込めるでしょう。
子育て世帯においては、学校から配られるプリント整理が負担になってしまうこともあると思います。そこでScanSnapのようなスキャナーを活用すると、手軽に書類をデータ化して管理できるので、日々の負担を軽減できるかもしれません。
家電のIoT化によって、さまざまなことができるようになりました。便利で快適な暮らしを実現するスマートホーム化を、ぜひ検討してみてください。
ScanSnap iX1300
毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
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