できることから始めよう!デジタル整理で紙ストレスのない生活を/整理収納アドバイザー金井さんにインタビュー
PFUが主催する整理収納アドバイザー向けイベントで行われたScanSnap iX1300プレゼント企画に、みごと当選された金井 美和さん。
スキャナーを使ったデジタル整理を始めて「紙ってストレスだったんだ!」と気が付いたという金井さんに、紙の整理方法の変化、デジタル整理の始め方、これから挑戦したいことなどをお聞きしました。
目次
1.紙のデジタル化で生活と心に変化が
―金井さんは、「整理収納」と「生前整理」のアドバイザーをされていますが、この2つの違いはなんでしょうか?
「整理収納」は一般的にモノの片づけですよね。
「生前整理」はモノと心と情報をすべて整理して、後悔のない幸せなエンディングを迎えましょうというものです。
どんなお葬式をあげたいか、これから行きたい場所や欲しいものは何かなど、自分の希望を整理します。モノの整理という意味では、整理収納も生前整理の中に含まれますね。
―整理収納のどんな場面でスキャナーを使っているのですか?
実は、デジタル整理はそれほどやってこなかったんです。
整理収納の書類整理では、書類を分類して保管してくださいとお伝えしています。生前整理の写真整理では、残したいものを100枚、50枚、30枚と絞っていって1冊のアルバムに残してもらいます。
―「書類を分類して保管する方法」を、もう少し詳しく教えてください。
家でもスキャナーを使った書類整理をあまりしてこなかったんですね。紙をバインダーに分類してファイルボックスに入れ、棚にしまっていました。家計簿をつけたあとのレシートも封筒に入れて保管していましたね。
―今は、どのようにデジタル化されているのですか?
ScanSnap iX1300で最初にスキャンしたのはレシートなんですよ。
捨てられないから取っておいただけなので、スキャンするようになったら原紙を捨てられるようになって・・・。それからは、健康診断の結果、コスメの説明書、倉敷市の広報の気になるページだけをスキャンして、「とりあえず取っておきたいもの」をデジタル化しています。
ScanSnap iX100でもレシートは読めますが、ScanSnap iX1300のほうが速くて便利です。
ダイレクトメールもデジタル化しておくと便利ですよ。「これ、あとで注文しよう」と思ったものをスキャンして、移動中にさっと注文したり。ちょっとした空き時間に注文できるので便利です。
―ちなみに、どれくらいのペースでスキャンしていますか?
もう毎日!
郵便受けを開けると何かしら、いらないものが届いているでしょ。(笑)
だからほぼ毎日です。
以前は、紙を保管する前に、どのバインダーに入れるかを考えていたんですけど、今はその時間が不要になって、かなり楽です。
―それでも紙のままで保管した方が良かったものはありますか?
締め切りがある提出物とか、回答期限があるアンケートですかね。
前に、アンケートをスキャンして、原紙を捨てたことがあったんです。あとで印刷して回答すればいいや、と思って。だけど、まあ回答するのを忘れちゃいますよね。(笑)
印刷するのも面倒だし、やっぱりそういうものは紙で保管した方がいいですね。
―なるほど、いろいろ試しながらデジタル化されているのですね。ところで、金井さんの生活は、デジタル整理するようになって変わりましたか?
大きく変わりましたね。
感覚的にですが、取っておく紙の量が8、9割はなくなったんじゃないかな。あと、原紙を捨てるようになって、「やっぱり紙ってストレスだったんだ」とすごく感じます。取っておくべきかと迷う時間がストレスになるんですね。
それに、ScanSnap iX1300は、検索可能なPDFで保存できるので、分類しておかなくても探せるという安心感がすごく大きいですよ。もっと早く始めていればよかったです。
2.デジタル整理はできることから!
―デジタル整理を考えている方に、始めるためのアドバイスはありますか。
まずは「無理しないこと」ですね。捨てるかどうか迷ったら取っておく派です、私。(笑)
迷っている時間がもったいないのでね。
これからデジタル整理を始めよう、というときは、「今ある書類をどう整理するか」に悩むよりも、「これから入ってくる書類を増やさないようにしよう」って。そのくらいの楽な気持ちで始められたら良いんじゃないかと思います。
あとは毎日の生活リズムの中に組み込んじゃうこと。
私の場合は、ScanSnap iX1300をリビングに置いていて、家に帰ってきたら、郵便受けのものをとって、椅子に座る前に、中身を開く。捨てるかどうか迷ったら、スキャンしちゃう。
ふだんの生活の場所にスキャナーを置いてね、いちいちパソコンの部屋まで行かなくてもいいようにして。とにかく「(家に帰ったら)椅子に座る前に」がコツです(笑)。
―ScanSnap iX1300をリビングに・・・。置いた雰囲気はどうですか?
違和感なく収まっていますよ。
デザインも調和しているし、奥行きも取らないからリビングに置いても気にならないんです。そこも気に入っています。
3.ScanSnap iX100とScanSnap iX1300の違い
ScanSnap iX100はなんと言っても小さいのでね。持ち運びが楽なんですよね。
整理収納アドバイザーとしてお客様宅を訪問するときは、スーツケースに収納用品とScanSnap iX100を入れていくんです。電車移動が多いので。そんなときはScanSnap iX100が便利なんですよ。
だけど、おうちで使うんだったら、もう絶対ScanSnap iX1300を薦めますね。私自身もScanSnap iX1300はほとんど毎日使うようになりましたし。
今後もし書類整理をメインで頼まれたりしたら、今度からScanSnap iX1300を持って行くかなぁ。スーツケースにも入りそうだし、車移動だったら断然ScanSnap iX1300ですね。
4.デジタル整理でこれから挑戦していきたいこと
―これから改善したいことはありますか?
スキャンしたその場で、タグ付けしてタイトルを変えること。
その方が検索のときに楽だってわかってるんです。それでも怠ってしまっているので、より快適に使うために習慣化したいですね。
それから「とりあえずフォルダ」を作りたいです。
スキャンしたデータって、どんどん溜まってしまいますから。タイミングがきたら削除しやすいように、長期保存しないデータを入れるフォルダを作って管理したいですね。
―最後に、今後、デジタル整理で挑戦していきたいことを教えてください。
1つは、過去の資料。
資格を取るために受講したセミナーの資料を整理していきたいですね。たくさんありますので。
もう1つは、思い出の整理ですね。
手書きの手紙や年賀状なんかは捨てるに捨てられないし、どうしたらいいか迷っていたんです。チケットやパンフレットもスキャンして整理したいなと思います。
お客様の中には子どもの作品の整理とかで困っている方もいらっしゃって、小さめのものならスキャンして残せるかな。それもお伝えしていけたらと考えています。
これら以外にもデジタル化に向いているものがあると思うので、いろいろ試していきたいですね。
とにかく明るく答えてくださった金井さん、これからもストレスをためない整理収納を笑顔と共に広げてください。取材のご協力、ありがとうございました。
ScanSnap iX1300
毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
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