「A4文具」への情熱の原点はScanSnapだった | A4文房具マニアの店長厳選、A4文房具のススメ
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気づけばA4コピー用紙を活用する文具を展示するためにドイツにいた。
なんのことかわからないかもしれないけれど、これは2024年2月に本当に私の身に起きた出来事だ。
私達が仕事をするうえで当たり前のようにプリンターにセットされている「A4コピー用紙」のサイズは、DINというドイツ工業規格で、1922年8月18日に定められた。
そう。さりげなく100周年を迎えて更に2年経っている歴史の長い規格なのである。
日本で「ドケットストア」という日本で一番A4コピー用紙を活用する文具に熱を注いだお店をやっている私は、そんなA4サイズ発祥の地であるドイツのベルリンにある無印良品さんとの縁を得て、はるか東の日本で育ったA4文具を展示する「A4文具展」を小さく開いた。
日本でもJIS規格として採用されたA4サイズは、ドイツから遠く離れた日本でももはや当たり前の存在になっている。
そして近年、日本でも様々なデザイナーや企業が独自の切り口で様々なA4コピー用紙活用文具を作って販売しているのだ。
でも改めて私自身は、なぜA4コピー用紙にこんなにも熱を注いできたのだろうと、このごろふと思った。
そんな時に思い至ったのが「ScanSnap」の存在だった。
ScanSnapはデジUP!をご覧の皆さんがご存知の通り、とても優秀なスキャナーだ。
私自身も10年以上ユーザーとしてお世話になっている。
世の中にApple社から「iPad」が発表された時、この世から紙の資料がなくなって、全部タブレットで済むような未来がやってくるのかとワクワクしていた。
そんな時に出会ったのがScanSnap。
来たるべくデジタルな時代に向けて、身の回りの紙の資料もデジタルにしておかねば!
そんな気持ちに、ScanSnapは最も答えてくれる端末だった。
それこそ、ScanSnapさんのサイトで展開していた文具王こと高畑正幸さんの記事を読みながら、社会人に成り立ての私は育ってきた。
A4コピー用紙に印刷して配られた資料をデジタルデータにする機会そのものは、そもそもPDFでデータが配布されることも増えたので減っては来たものの、最終的にデジタルにできる存在を考えれば真っ先にScanSnapが思い浮かぶし、人にすすめられる信頼感もある。
更に、ScanSnapの現在のモデルにはタッチパネル対応のディスプレイまで付いている。
Wi-Fiに繋いでいれば、ScanSnap Cloudというシステムで書類の種類に合わせて自動で提携できるサービスにスキャンデータが割り振られていただけでも便利だったのに、プロファイルを選択してからスキャンすれば、更にカスタマイズしたスキャン設定と登録先にスキャンデータが収まってしまう。
この記事を書いた人
docket store(ドケットストア)店主。文具と収納用品のセレクトを中心としたお店を大阪府箕面市で2018年にスタート。スマホカメラでの紙もの撮影を快適にする『レシートスキャンボード』など、オリジナルアイテムも展開する一人文具メーカー。マツコの知らない世界に出たい。
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