「オールfreeeデイ×ScanSnap体験会 」を開催! ~会計事務所が運営するコワーキング、LUPO下北沢のScanSnap活用術~

楽しさを感じるとき、多くは「仲間」の存在があります。1人だと気が進まないことも、誰かと一緒なら、ひと頑張りできたりしますよね。
会計ソフトfreeeが毎月オンラインで開催している「オールfreeeデイ」は、仲間と一緒に経理作業を楽しくできるイベントです。そしてfreeeには全国各地にパートナー拠点(コワーキング)があり、いくつかの拠点で「オールfreeeデイ」にオフラインで参加できるそうです。
2025年2月、freeeパートナー拠点のLUPO下北沢で「オールfreeeデイ」と「ScanSnap体験会」をコラボ開催しました。LUPO下北沢は会計事務所LOOK UP ACCOUNTINGが運営するコワーキングスペースで、ScanSnapを普段から会計業務に活用しています。
「ScanSnap体験会」では、freeeユーザーにとってScanSnapがおすすめの理由をお伝えし、実際にスキャンを体験してもらいました。当日の様子と、LOOK UP ACCOUNTINGのScanSnap活用についてレポートします!
目次
経理作業が楽しくなる「オールfreeeデイ」とは?
個人事業主たるもの、逃れられない経理作業。とはいえ「そもそも経理の知識がなくて分からないことが多い」「ちょっとしたことを誰かに相談できたら」「月に1日は経理作業できるといいんだけど」などなど、経理にまつわるモヤっとした悩みを感じている方は多いのではないでしょうか。
そんな悩みを軽くするイベントが「オールfreeeデイ」です。
参加者は全員freeeユーザー。つまり「freee仲間」で集まって経理作業しようぜ!の日が「オールfreeeデイ」なのです。
毎月最終水曜日、全国のfreeeユーザーがGoogle Meetで繋がるオンラインイベントで、税理士の方から経理に関するTipsを聞くことができます。
個人事業主が知っておくべき、役に立つ情報を毎月インプットできるだけでなく、素朴な疑問を質問できたり、各自もくもくとfreee会計で領収書を整理したりする時間もあります。

特にレシートや領収証の整理は「あとでまとめて...」「気が向いたら...」と、つい溜めてしまいがちですが、「オールfreeeデイ」には、もくもくと領収書を整理するための時間もあるので、毎月参加することで月次の経理処理をラクに習慣化できそうですよね。
オンライン開催されるオールfreeeデイの参加方法は、freeeのサイトでご確認ください。
「オールfreeeデイ」でScanSnap体験 !~溜まったレシートをScanSnapからfreeeへ~
「オールfreeeデイ」にはfreeeで毎月の領収証を各自もくもくと整理する時間があります。作業内容は人それぞれで、持参したノートPCを開いて入力作業をする人も、溜まった領収証の仕訳からはじめる人もいます。
この時間の冒頭、freeeでの領収証整理を効率化するスキャナー「ScanSnap」を紹介しました。

長いレシートも、大量の領収証も、ワンタッチで一気にデータ化!

スマホでの撮影、レシートの枚数が5~6枚を超えたあたりから、なんとなく面倒に感じてきませんか。さらに1度の撮影では画面に収まりきらない長めのレシートがあると、余計なひと手間が軽くユーウツだったりしますよね。
毎月きちんと経理作業をするのは大事と理解しつつ、日々忙しいフリーランスの方にとっては「少しの時間も惜しい」のが正直なところではないでしょうか。

ScanSnapがあると、レシートをセットしてボタンを押すだけの簡単な操作でスピーディにデータ化できます。長いレシートもボタンの長押しでモードを切り替え、ワンタッチで全体を鮮明にスキャンすることができます。

長押しでモードを切り替え、長いレシートもワンタッチでスキャン
スキャン後のデータは、標準添付のソフトウェア「ScanSnap Home」上でまとめて選択し、freeeファイルボックスにドラッグするだけで簡単にアップロードが完了します。

クラウド連携でScanSnapからfreeeに直接保存が可能

Wi-fi対応モデルのScanSnapなら、PCを置けない場所にも設置でき、複数のスタッフとの共有も可能。またPCやスマートフォンを使わず、ScanSnapから直接クラウドサービスに保存するサービス(ScanSnap Cloud)により、スキャンするだけでfreeeファイルボックスに自動で登録することができます。
仕事にも、家庭にも、紙の情報をもっと自由に
もちろんScanSnapの活用シーンは、レシートや領収書のスキャンだけではありません。紙の情報をデータで保管、デジタルで活用したいと感じる様々な場所でスキャナーが役に立ちます。
ScanSnapについて簡単にご紹介したあとは、実際にスキャンを体験してもらいました。

参加者の1人で「フリーランスになったばかり」というデザイナーの方が、「超古いMacなんです」と言いながらScanSnap HomeをインストールしてScanSnap iX1600を接続します。Scanボタンを押し、持ってきたレシートが次々にデータ化されていく様子に「速いっすね~」。
たくさんのレシートをスキャンしたあと「名刺もスキャンしていいすか?」と名刺のデータ化も体験してもらいました。
カフェ+コワーキング+会計事務所。ビジネスをシステム化で加速させる。
今回「オールfreeeデイ×ScanSnap体験」を開催したLUPO下北沢は、ちょっとユニークなコワーキングスペースです。まず同じスペースには会計事務所があり、徒歩30秒の場所にはカフェ『LOOK UP COFFEE』があります(いずれも株式会社LOOK UPが運営)。
代表の米満建太郎さんは、大学在学中に公認会計士試験に合格し、最初はカフェ『LOOK UP COFFEE』を創業。その後コワーキングスペースの運営を引き継ぎ、3つ目の事業として会計事務所を設立しました(開業にあたって公認会計士資格を再登録し、税理士資格を登録したとのこと)。
カフェ、コワーキングスペース、会計事務所。分野の違うビジネスを効率よく運営する秘訣やfreee×ScanSnap活用について、PRマネージャーのローンダーエマさん、会計スタッフの大崎優花さんにお話を伺いました。
LUPO下北沢のテーマは「利用者のビジネスを加速させる」こと
――「会計事務所が運営するコワーキング」というのはユニークですね。特に税理士さんが常駐されているという点で、フリーランスの方にとってLUPO下北沢は非常に心強い場所なのではないかと思いますが、利用者さんからはどういった相談が多いですか?
エマさん: よくある疑問点としては、経費の仕訳や経費の考え方の部分が多いですね。リモートワークされている方ですと、家事按分のこと、事業に関する経費としてどこまでを経費とするかなどの質問もよくいただきます。また、1人で悩むより誰かと相談できる環境があると心強い、という声もかなり聞きます。
会計経理をしっかり行うことはビジネスの基本ですが、個人事業主はそもそも経理・会計が苦手な方が多いんです。
コワーキングスペースの利用者さんから会計や経理の相談を受ける中で、「個人事業主や経営者が本来やりたいと思っている業務を支援できるようなサービスを提供したい」という思いが大きくなり、会計事務所も立ち上げることにしました。

PRマネージャー ローンダー・エマさん
――そういった個人事業主の方にとって、毎月の「オールfreeeデイ」はとてもためになるイベントと感じます。また、こういった雰囲気のよいコワーキングで他の個人事業主と一緒に参加できるのが、オフラインならではの良さでしょうか。
エマさん:これはfreeeパートナー拠点として定期的に開催しているものですが、おっしゃるとおり、オフライン開催の「オールfreeeデイ」は参加者の方の交流の場にもなりますし、また月次の経理作業を楽しく習慣化できる機会になります。
みなさん事業に関していろんなお悩みをお持ちで、そういった細かな内容についてはLUPOの「TAX相談」という別のイベントで直接税務スタッフに相談いただける場も設けているので、こちらも活用いただければと思います。
会計事務所LOOKUP ACCOUNTINGはfreee×ScanSnapでビジネスを加速
――会計事務所LOOKUP ACCOUNTINGでは、freeeとScanSnapを活用されているということですが、どのような経緯で導入されたのでしょう?
エマさん:まずScanSnapについては、会計事務所の業務のために性能の高いスキャナーが必要だったため、会社設立のタイミングで導入していました。
freeeについては、UXが優れていて非常に使いやすい点、またfreeeアドバイザーのサポートがしっかりしている点、さらにセミナーなどでもご一緒するなかで「進化し続ける」というマインドセットや価値観にも共感し、freee会計に統一することにしたんです。
――会計事務所でのfreeeとScanSnapの活用についてお聞きしてよろしいですか?
大崎さん:普段の業務で多くのお客様の仕訳業務を行っています。弊社はDX化を推奨してはいるのですが、どうしても紙の証憑をなくすことはできませんので、やはり大量の書類と毎月戦っているような状況です。
いろいろな業者の方、クライアントの方から月初に届いたものをひたすらScanSnapでスキャンしてfreeeに取り込み、仕訳をしていくというのが日常の流れになってます。

――ScanSnapからクラウド連携で直接freeeにアップロードされているのでしょうか?
大崎さん:いえ、まずScanSnapからGoogleドライブに入れています。
クライアントによって作業が異なる部分があるので、freeeのファイルボックスに一括で入れる場合もあれば、ひとつひとつの証憑を銀行の明細と紐付ける作業をしたほうが効率がいい場合もあります。
またクライアントからお預かりする証憑にはデータもあり、ほとんどのお客様で紙とデータが混在しています。
データの場合はクライアントにそのままGoogleドライブに入れてもらい、紙の証憑は弊社でスキャンして同じフォルダに入れる。最終的には全部の証憑がそのクライアントのGoogleドライブに入っている、という状態にしています。

会計スタッフ 大崎 優花さん
――なるほど。毎月だいたい何枚くらいスキャンされていますか?
大崎さん: 私ひとりで月に1,000枚は超えてるんじゃないかと。担当のクライアントさんによって証憑の量も変わってきますので、他のスタッフがどのくらい紙の領収書を使ってるかは把握できてなくて合計の枚数はわからないのですが。
普段からフリーアドレスで仕事をしているので、1台のScanSnapをいつも固定の場所に置いてあって、必要な人がそれをデスクに持って行く、という形で使っています。コンパクトなスキャナーなのでそういう使い方ができていますね。
ビジネスを加速させる「システム化」の本質とは
――カフェ、コワーキング、会計事務所と分野の異なるビジネスを展開されていますが、freeeやScanSnapを活用した効率化のほかにも何か秘訣のようなことはありますか?
エマさん:やはり「新しいことにチャレンジし続ける」というマインドセットは重要で、その中でも会計経理をシステム化するのが大事、ということはお客様にもお伝えしています。
ごく単純にいうと、データ収集やデータ分析の仕組みをできるだけ自動化すること、それが可能なシステムを利用することでしょうか。
たとえばお客様から大量の証憑をいただく場合、会計ソフトやスキャナーがないとすると、一枚一枚写真を撮って、アップロードして、手動でデータ記入して...とワークフローが長くなってしまいますよね。そういったデータの流れを、できるだけ短く完結させる方法を考えます。

同じ情報を何度も入力しなくても、データを自動で集められるようにする仕組み、そして集めたデータを分析できるような仕組み、さらに一度作成したシステムをビジネス領域が拡大していく中で柔軟に拡張していけるような仕組みがポイントです。
――ただ単に「紙を使わずデータでやりとりする」というだけではなく、データそのものの流れを自動化する仕組みが重要ということですね。具体的にはどんなツールをお使いでしょう?
エマさん:一例ですが、カフェの店舗ではAirレジを導入しています。Airレジとfreee会計を連携すると、売上データが自動でfreeeに取り込まれ、経理処理がスムーズになります。クレジットカードや現金などの決済手段ごとに仕訳が作成され、入金処理がより効率的に行えます。
Squareという請求書作成ツールも便利ですね。1回作成すれば毎回入力する必要がなく、定期的に同じ内容で送信するようにできるので、請求書作成の時間を削減できています。
ただし、そういったツールの導入でいったん仕組みができたとしても、時にはメンバーから新しい提案がでてくることもあります。
既存の仕組みがあっても改善の可能性があれば前向きに検討しますし、実際に採用することもあります。進化し続けるためのマインドとはそういうことだと信じています。
――下北沢は、長く続く店から時代の先を行く店まで、雑多なビジネスがあふれていて、挑戦し続けるフリーランスがよく似合う街だと感じました。
自分の強みを最大限に活かしてビジネスを加速させるために、苦手な経理への不安を足かせにしない環境があると安心できますね。
LUPO下北沢さま、「オールfreeeデイ×ScanSnap体験会」開催とインタビューへの対応、ありがとうございました!
この記事を書いた人

LUPOは、freeeパートナー拠点として「オールfreeeデイ」をオフライン開催するほか、メンバー同士が交流できる「LUPO HAPPY HOUR」(月に1回)、英会話教室LUCEE(週に1回)も開催。公認会計士・税理士事務所 LOOK UP ACCOUNTING が常駐し、税務や経理のプロに直接相談できる。LUPOメンバーは特典価格で、個別相談、決算・確定申告、顧問契約サービスを利用できる。一緒に上を向いて、踏み出せる世界を目指しています。
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