ScanSnap Cloudとは
「ScanSnap Cloud」※1とは、コンピュータやタブレット、スマートフォンを使わずに、様々なクラウドサービス※2にスキャンデータを直接つなげるサービスです。
スキャンした原稿を「文書」「名刺」「レシート」「写真」の4つの種別に自動的に判別し、お客様がご利用するクラウドサービスに振り分けて保存します。
- iX2500/iX1600/iX1500/iX1300/iX100をご利用のお客様がご利用いただけるサービスです。
- 連携するクラウドサービスには、別途料金がかかる場合がございます。


「ワンプッシュ」の簡単操作
ScanSnap Cloudでは、原稿をセットしてスキャンするだけの「ワンプッシュ」操作を追求。コンピュータやスマートデバイスを使った読み取り前後の操作は不要です。

ScanSnap Cloud を支える基盤技術
Microsoft Azure
グローバルに数多くの企業で運用実績のあるMicrosoft Azureを基盤として採用しました。強固なセキュリティ基盤で、安全・安心のサービスを実現します。



「IIGA」/「GI」プロセッサー
自社開発のSoC「IIGA」(ScanSnap iX2500)/「GI」(ScanSnap iX1600/1300/100)が、Wi-Fi対応とスキャナ本体での画像処理を行うことで、クラウドサービスとの直接連携を実現しています。

クラウドに直接連携
必要なものはScanSnapとWi-Fi環境だけ。オフィスや家庭でコンピュータやスマートデバイスを介さず、便利なクラウドサービスを誰でも簡単に効率よくご活用いただけます。※1
- ScanSnap Cloudは、オフィスや家庭でのWi-Fi環境を前提としたサービスとなります。公衆無線LANサービスは未サポートです。
外出先では、モバイルルーターやスマートデバイスのテザリング機能でご利用いただけます。

自動振り分け
スキャンした原稿を「レシート(領収書)」「名刺」「文書」「写真」の4つの種別に自動的に判別し、お客様がご利用するクラウドサービスに振り分けて保存します。

検索可能なPDFファイルをクラウド上で作成
「ScanSnap Cloud」上で検索可能なPDFファイルを作成できます。クラウドサービス上でファイルを表示した後に指定した文字列で検索したり、テキストデータをコピーして再活用することができます。

自動ファイル名生成
原稿に記載されている文字から自動でファイル名を生成します※1。ファイル名設定の手間が減るとともに、簡単にファイルを検索/整理できます。
- タイトルとして適切な文字を抜き出す原稿は「文書」「名刺」「レシート」です。

名刺 | レシート | 文章 | |
---|---|---|---|
抽出項目 | 会社名、氏名、部署、役職、原稿種、スキャン日付、電話番号、Fax番号、郵便番号、住所、電子メール、URL、携帯電話 | 受領日、原稿種、支払方法、カード種別、カード番号、税額、金額、通貨 | 日付、文書タイトル、原稿種 |
自動イメージ最適化
これまでコンピュータ上で行っていた画像の最適化処理をScanSnap Cloud上で実現しました。スキャンの手間を減らすScanSnapの優れた特長を継承しています。




さらに、写真スキャンに最適な各種補正機能も対応しています。




「e-文書法(電子帳簿保存法)」の要求画質に対応
e-文書法(電子帳簿保存法)※1に定められた画質条件を満たすスキャン機能を搭載。e-文書法に対応したクラウド会計サービスと連携することで、ご利用頂けます。
これにより、領収書や請求書などの国税関連書類をスキャンして保存することで、紙の原本廃棄ができるようになり※2、検索性向上/保管スペース削減など、経理業務を大幅に効率化することができます。
- 電子帳簿保存法(正式名称:電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律)では、法人税法などにより、書面での原本保存が義務付けられていた税務関係書類について、スキャナで電子化したデータでの保存を認められています。
- 事前に所轄税務署への申請と承認が必要です。

- クラウド会計サービスの連携時期は、各社ホームページをご覧ください。
- 2016年4月19日以前にScanSnap Cloudをダウンロードされた方は、レシートや領収書の振り分け機能が強化されたアップデートを適応ください。
- e-文書法についてはこちらをご参照ください。
- PFUのe-文書法への取り組みについてはこちらをご参照ください。
スマートデバイスのカメラでもスキャン可能に
スマートデバイスのカメラで撮影した画像データを「ScanSnap Cloud」に取り込めます。オートフォーカス/オートシャッターにより素早くきれいに撮影。
最適な画像補正(背景除去/台形補正/縦横アスペクト比補正)を行います※1。
例えば、オフィスや自宅で「ScanSnap」をご利用のお客様が、出張先やお客様との打合せなど、外出先でも手軽に「ScanSnap Cloud」が利用できます。
- 斜めから撮影した場合に画像が台形として撮影されますが、台形補正と縦横アスペクト比補正により元画像に近い画像を出力します。

タッチパネル操作だけでスキャン&Eメール送信
タッチパネル搭載のScanSnap (iX2500 / iX1600 / iX1500) から直接スキャンデータをメールで送信できます。スキャンしたデータをScanSnap Cloud経由で指定したメールの宛先へ送信します。メールの宛先は、タッチパネル上にプロファイルのアイコンとして登録でき、タッチパネル上の操作のみでメール送信が可能です。

- 最新のバージョンのScanSnap Homeおよび最新のファームウェアを適用ください。
-
Eメール送信の機能(ScanSnap Mailサービス)によりお客様が送信されたメールの配信状況の確認方法については、下記リンク先を参照ください。
PC版ScanSnap Homeの場合
モバイル版ScanSnap Homeの場合 -
ScanSnap Mailサービスの機能範囲は以下の通りです。
1件あたり指定できるメールアドレスの数:10
1件あたり送信できるデータ容量:30MB
1か月で送信できるメール数:300回 -
ScanSnap MailサービスはTwilio, Inc.(以下Twilio)が提供するSendGrid機能を利用してメールを送信します。Twilioに保存されるデータの詳細については下記URL先を参照ください。
https://sendgrid.com/policies/security/
ScanSnap Cloud 導入前に知っておきたいポイント
ご利用いただける機種は、Wi-Fiを搭載したScanSnapシリーズです。
対象機種:ScanSnap iX2500/iX1600/iX1500/iX1300/iX100 (2025年10月現在)
ScanSnap Cloudサービスを利用するには、ScanSnapアカウントが必要です。
ScanSnapアカウントは、ScanSnapアカウント登録ページで登録してください。
1台のScanSnapに登録できるアカウント数は、機種によって異なります。
-
iX2500/iX1600/iX1500の場合
1台のScanSnap に複数のアカウントを登録できます。
※タッチパネルでプロファイルを切り替えることで、1台のScanSnapを複数のアカウントで共用できます。
-
iX1300/iX100の場合
1台のScanSnapに登録できるのは、1アカウントのみです。
別のアカウントで使用する場合は、登録済みアカウントのライセンス認証を解除する必要があります。
iX100は固定IPアドレスをサポートしていません。
iX100の場合は、自動でIPアドレスが割り振られるDHCP環境が必要です。
※iX2500/iX1600/iX1500/iX1300は、固定IPアドレス/DHCPの両方をサポートしています。
DHCP | 固定IPアドレス | |
---|---|---|
iX2500 | 可 | 可 |
iX1600 | 可 | 可 |
iX1500 | 可 | 可 |
iX1300 | 可 | 可 |
iX100 | 可 | 不可 |
外出先ではモバイルルータまたはスマートデバイスのテザリング機能でご利用可能です。
※公衆無線LANサービスは未サポート
テザリングでセットアップするには、テザリング用のスマートデバイスが別途必要です。
導入時

導入完了後

動作環境
Windows / macOSで、ScanSnap Homeを使用した場合
対応OS | Windows 11 | Windows 10 |
---|---|---|
ScanSnap Home | ○(対応) | |
CPU | IntelまたはIntel互換プロセッサ | |
ディスプレイ | 解像度1,024かける768ピクセル以上 | |
ディスク容量 | 3.8GB以上 | |
測定環境 | OS:Windows 10/CPU:Intel Core i3-10105 3.7GHz/メモリ:8GB/ストレージ:SSD |
- Windows 11対応の詳細については、コチラをご確認ください。
- Windows® 10 Enterprise 2015 LTSBでは、ScanSnap Homeを使用できません。
対応OS | macOS v10.15以降 | |
---|---|---|
ScanSnap Home | ○(対応) | |
CPU | IntelプロセッサまたはAppleシリコン | |
ディスプレイ | 解像度1,024かける768ピクセル以上 | |
ディスク容量 | 2.5 GB以上 | |
測定環境 | OS:macOS Sonoma/CPU:Apple M2チップ/メモリ:8GB/ストレージ:SSD/備考:Mac Mini(2023)使用 |
モバイルOSの場合
ソフトウェア | モバイル版ScanSnap Home | |
---|---|---|
対応OS | Android 10以降/ChromeOS 115.0.5790.182以降 | |
iOS 16以降/iPadOS 16以降 |
- 製品のダウンロードまたはアップデートを適用するには、インターネットに接続できる環境が必要です。ご利用に際してはインターネットに接続して最新版を適用することを推奨します。
導入準備
導入するため、事前に準備するものは以下のとおり
- ScanSnap iX2500 / iX1600 / iX1500 / iX1300 / iX100
-
無線アクセスポイント
※無線アクセスポイントのプライバシーセパレーター機能は無効に
導入
使用開始 - ScanSnap Cloud の使い方
使い方は、ScanSnap Cloudのマニュアルを参照してください。
困ったときには、ScanSnapよくあるご質問を参照してください。
Concur Expense連携 「代行入力」機能の顧客情報使用許諾の同意について
ScanSnap Cloudを経由して、複数社員の領収書を代理でスキャンする「代行入力」機能を使用する場合、顧客情報使用許諾の同意が必要です。

ScanSnap Cloudは
会計業務のワークスタイルを変革します。
青色申告は手入力が大変です。クラウド会計を使えば、スマートフォンで領収書やレシートを撮影するだけでデータ登録できるので、とても便利です。
でも、溜めてしまった紙を1枚ずつ撮るのは大変…
ScanSnapを使えば、大量の原稿も一度に電子化。ScanSnap Cloudがクラウド会計へ連携します。
連携するクラウドサービス

ScanSnap Cloudは
より簡単に資産管理を可能にします。
お小遣いの管理は面倒くさくてなかなかできません。クラウド家計簿を使えば、スマートフォンで領収書やレシートを撮影するだけでデータ登録できるので、とても便利です。
でも、溜めてしまった紙を1枚ずつ撮るのは大変。
ScanSnapを使えば、大量の原稿も一度に電子化。ScanSnap Cloudがクラウド家計簿へ連携します。 これで時間をかけずに簡単に資産管理が行えます。支出を抑えて溜まったお金で旅行に出かけましょう。
連携するクラウドサービス

ScanSnap Cloudは
名刺を探す時間と手間を減らし、営業活動をスムーズにします。
多くの名刺からお目当ての人を探すのって大変です。クラウド名刺管理を使うと、スマートフォンで名刺を撮影するだけで簡単にデータ登録や管理ができます。
でも、溜めてしまった名刺を1枚ずつ撮るのは大変。
ScanSnapを使えば、大量の名刺も一度に電子化。ScanSnap Cloudがクラウド名刺管理へ連携します。 いつでも、どこでもスマートフォンで確認できるので、営業活動もスムーズに進みますね。
連携するクラウドサービス

ScanSnap Cloudは
ドキュメント管理の手間を減らし、社内のペーパーレス化を支援します。
名刺や議事録や領収書、ビジネスマンは様々な紙に囲まれています。時間がなくて、なかなか整理ができません。
そこで、クラウドドキュメント管理。フラットベッドスキャナや複合機でも電子化できますが、操作や管理が大変です。
ScanSnapを使えば、大量の原稿も一度に電子化。ScanSnap Cloudが自動で最適なクラウドサービスへ連携します。これで文書もすっきり管理。仕事がどんどん片付きますね。
連携するクラウドサービス

ScanSnap Cloudは
思い出の写真を簡単に共有でき収納スペースを削減します。
学校の遠足での写真が配られました。お父さんに写真を早く見せたいなあ~。
でも、写真の送り方が分からない!どうしよう…。
そこで、クラウド写真管理。写真をScanSnapにセットしてワンプッシュ。電子化されたデータはScanSnap Cloudがクラウド写真管理へ連携します。
連携するクラウドサービス
サポート情報
ScanSnap Cloudのサポート情報をご案内いたします。
ダウンロード
ScanSnap Cloudのダウンロードはこちら。
お知らせ
ScanSnap Cloudのメンテナンス情報をご確認いただけます。
お問い合わせの前に
ScanSnap Cloudのよくあるご質問をご確認いただき、お客様がお求めの情報を得られなかった場合は、以下よりお問い合わせください。
サポート情報
ScanSnap Cloudのご相談/ご質問/ご意見/ご要望などは、「お問い合わせフォーム」をご利用ください。
ご不明な点は、以下のサポートセンターまでお問合せください。
ScanSnap Cloud 対象製品
ScanSnap Cloud を利用するためのソフトウェア
