ScanSnap

袋から出した「A4コピー用紙」を、美しくかつ使いやすくストックする箱

袋から出した「A4コピー用紙」を美しくかつ使いやすくストックする箱

目次

    A4コピー用紙を袋から出す。
    それはプリンターのある職場で働いたことがある人ならば誰しも経験したことがある、普通の行為だ。

    digiup257-01.png

    だが、大きなプリンターなら紙袋から出したコピー用紙1束(500枚)をドカンと収納することができるけれども、棚の上に収まるような機種ではなかなかそうはいかない。
    結果として入り切らなかったコピー用紙がプリンターの横に置かれて、なんとなく視界の端でごちゃごちゃっとしている風景が生まれることになる。

    なにか引き出し式のケースでも用意すればいいのだけど、既製品だとなんだかスムーズに用紙の補充ができない。
    そんなことに15年近くもやもやとしてきたのは、A4文具マニアの私だけかもしれない。
    だが、そんなことに悩み続けるのも嫌になった私は、最高のA4コピー用紙ストック用の箱を作ることにした。
    そうやって生まれたのが「DOCKET PAPERS BOX(ドケットペーパーズボックス)」だ。

    digiup257-02.JPG

    DOCKET PAPERS BOXはダンボール素材で作られた箱だ。
    印刷も行わず、オフィスの中で整然とプリンター横に佇む「脇役」として作り上げた。

    digiup257-03.jpg

    まず特筆したいのはこの収納力。
    A4コピー用紙が包み紙ごと500枚収まることを前提として作り上げているから当然なのだけど、プリンターに入り切らなかったコピー用紙は間違いなくスッキリ収まる。
    トレイそのものはA4サイズのクリアホルダーも収まる程度の余裕を持たせているので、印刷した書類をクリアホルダーに入れるといった連携を受け入れるだけの汎用性も持っている。

    digiup257-04.jpg

    引き出し式のトレイは、前面のフラップに指をかけられる穴を設けているので、ストレスなく引き出すことができる。
    はじめは、引き出す機能はつけていなかったのだけど、試しにつけてみた所取り出しやすさは雲泥の差だった。
    狭いところに手をいれることなく、開けた場所で作業できるのはこのボックスの使い勝手に貢献してくれている。

    digiup257-05.jpg

    また、一般的な引き出し式ケースと違って、前面がフラップ式で倒れてくれるため、コピー用紙の深い所にも指がかけやすいのも特徴だ。
    プラスチックケースの底の方にコピー用紙があると、指をいれにくいことが多いのだけど、DOCKET PAPERS BOXにおいてはその心配はない。

    digiup257-06.jpg

    更にこだわり抜いたのがこの「マグネット式の前トビラ」構造だ。
    ダンボール素材の収納は、だいたいフタをのせる形だったりと単純な構造のものが多い中で、このマグネットを採用したトビラは見かけをスッキリとしつつもすぐに内部にアクセスできるスピード感、更には開閉の際のマグネットの感触まで気持ちいい。

    一連の構造を組み合わせるとこの通り。
    非常にスピーディに開閉し、中身を取り出せることがわかると思う。

    digiup257-08.jpg

    他にもスタッキング時には爪で上段と下段を繋げて簡易固定できるなど、様々なギミックを搭載しているが、これも創業60年を超えるパッケージの老舗企業「タマパック株式会社」の経験と技術によるもの。
    この箱も私が作ったというより、私が欲しいものをひたすらタマパックさんにお伝えして、実現していただいたといった方が正しい。

    ただ、いろいろなA4コピー用紙を活用できる文具を探し回り、果てはドイツまでたどり着いた私でなければ、そもそもこんなことが不便だと言って商品を作り始めないと思う。
    そして、小さく不便を感じる私の感覚は、全人類同じだとは思わないけど0.01%の方の共感があれば商売として成立すると思っている。
    そして、言語化されていない不満こそが、AIが出せない答えにつながっているのではないかとすら勝手に思っていたりもする。

    digiup257-09.jpg

    もちろんScanSnapでスキャンを終えた裏紙や、これからスキャンしなければならないプリントの一時保存場所としても、この箱はしっかりと役立ってくれる。
    ぜひScanSnapの本体カラーとあわせて並べておいて頂けると嬉しい。

    digiup257-10-1.jpg

    「DOCKET PAPERS BOX」はMakuakeにてクラウドファンディングを実施。
    初日から目標を大きく超えて人気を集めています。
    ぜひ興味のある方はプロジェクトもご覧いただければ幸いです。

    ScanSnap_iX1600

    ScanSnap iX1600

    毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現し、簡単操作のタッチパネルを搭載。Wi-Fiの5GHzに対応し、原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。 驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。

    この記事を書いた人

    ドケットストア 山下義弘

        x 個人サイト

    docket store(ドケットストア)店主。文具と収納用品のセレクトを中心としたお店を大阪府箕面市で2018年にスタート。スマホカメラでの紙もの撮影を快適にする『レシートスキャンボード』など、オリジナルアイテムも展開する一人文具メーカー。マツコの知らない世界に出たい。

    おすすめ記事

    A4文具のススメ-「A4コピー用紙」はノートにもなる
    書類整理がはかどる!おすすめファイル6選とファイリングのコツ

    仕事 暮らし

    書類整理がはかどる!おすすめファイル6選とファイリングのコツ

    デスク周りや自宅に散乱する書類。必要な書類をスグに取り出せなかったり、大事な書類がどこにあるかわからず焦ったりした経験がある方も少なくないでしょう。また、急な予定で誰かに代わってもらいたいとき、書類が

    タスク管理が上手い人の頭の中|優先タスクに集中するコツ

    仕事

    タスク管理が上手い人の頭の中 | 優先タスクに集中するコツ

    ものすごく忙しそうなのに、スケジュールは必ず守るし仕事にもモレがない。なんなら「これについてはどうしますか?」と先回りの確認もしてくれて。あぁこの人がいてくれて助かる!... そんなタスク管理が上手い

    カレー沢薫のなりゆきデジタル化ぐらしVol.9