ワークスペースをカラーで区切る。老舗の手掛けるデスクマットの話

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通勤電車に乗らずに仕事がしたい。
10年前には本当に一部の仕事に携わるサラリーマンしかできなかった「在宅勤務」や「リモートワーク」と呼ばれる働き方。
なんだかんだ会社には出勤するものだし、出勤する以上は通勤時間から逃れられない。
かといって、日本の会社が一気にリモートワークを容認する時代なんてまだまだ先だよな......と思っていたらコロナ禍が訪れ、私達の働き方が一新されたのはまだ記憶にも新しいと思う。
ノートパソコンとインターネット回線さえあれば仕事ができるのだから、自宅でもいつでも仕事ができる。
通勤時間も通勤電車の煩わしさもないから最高!となるかと思いきや、実際にやってみると職場と自宅が同じ場所だと意識の切り替えができない。
そんなデメリットも少なからずあることがわかり始めた。

そんなタイミングでうちのお店がSNSで情報発信して、たくさんの反応をいただいたのがMIWAXさんの「THE DESKMAT」だった。
昔ながらのオフィスで使われてきた透明なデスクマットも手掛けてきたMIWAXさんは、デスクマット界の老舗ともいえる存在だ。
そんなMIWAXさんの提案するTHE DESKMATは、透明なデスクマットよりも少し小さく、A3サイズの長い辺をもう少し伸ばしたようなサイズ感をしている。

デスクトップタイプのパソコンの前で使えば、大きなマウスパッドのようにして使えるので、普段は食事をするダイニングテーブルでノートパソコンで仕事をする際に広げても、天板を傷つけずにマウスを使用することができる。

適度なクッション性は、紙を置いてメモをとる際にも心地よい書きやすさを提供してくれる。
サイズもA4サイズの紙を置いても余裕があるので、コピー用紙をメモ代わりに使う際にも使いやすい。
もちろん、メモを取り終えたコピー用紙はそのままScanSnapでスキャンしてしまえば、アナログメモもデジタルデータに変換して保管することができる。

すべてがデジタル化されていない現代の環境下で、時折必要な押印の際にもこのクッション性は役に立つ。
そして、押印したあとでScanSnapでスキャン......という流れも、なんだかんだでまだまだ公的な書類のやり取りではよくあることなので重宝する。

更に、インターネットでの商品写真の発信が不可欠な現代においては、撮影の際の背景としても役に立つこともありがたいポイントだ。
このようにデスクマットと一言で言っても、様々な分野での活用が可能となる。

カラーはなんと12色と充実のラインナップとなっている。
自宅での仕事は、どうしても頭を切り替えづらいけれど、好きな色を選びつつ仕事スペースを目で見てわかるように色で区切ってあげることで、ちょっとした意識の切り替えを助けてくれる。
素材は高級PVCレザーになり、本革に比べてお手入れ楽ちん。
水などこぼしてもさっと拭き取れるのも気軽に使いやすいポイントだ。

パッケージも、紙管に収まったおしゃれな仕上がりになっており、使用しない時は丸めてしまっておくこともできる。
これだけ良い商品なのだけど、実はコロナ禍以前は「いい商品だけど、私は家で仕事しないからな〜」と、購入までには至らないことが多かった商品でもある。
全く同じ商品であっても、世の中の動きや働き方の変化で、デスクマットという存在の見え方が変わってくるというのは興味深い。
ぜひ、自宅でのワークスペースがちょっと不便だったり、意識の切り替えに悩んでいたら、「THE DESKMAT」を試してもらえれば嬉しい。
この記事を書いた人

docket store(ドケットストア)店主。文具と収納用品のセレクトを中心としたお店を大阪府箕面市で2018年にスタート。スマホカメラでの紙もの撮影を快適にする『レシートスキャンボード』など、オリジナルアイテムも展開する一人文具メーカー。マツコの知らない世界に出たい。
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