[お知らせ]

2025年4月17日
株式会社PFU

電子帳簿保存法対応ファイリングサービス「あんしんエビデンス管理」のデータ保存先に「DocuWare オンプレミス版」が新登場

株式会社PFU(社長執行役員:平原 英治、以下PFU)は、電子帳簿保存法対応ファイリングサービス「あんしんエビデンス管理」において、新たに「DocuWare オンプレミス(注1)版」をデータ保存先に追加し、4月17日より提供開始します。自社インフラを活用したいお客様や、セキュリティポリシーによってクラウド運用が適さない等、クラウド運用が難しいお客様に対して、幅広いご提案が可能となります。

背景

「あんしんエビデンス管理」は、電帳法の法令要件に対応したソフトウェアと、電帳法のスペシャリストが監修・推薦する導入ガイドがセットとなったパッケージ商品です。PFUの持つ、世界シェアNo.1(注2)の業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」と組み合わせることにより、電帳法スキャナ保存にも対応、また様々な電子取引の文書を電帳法に対応して保存することができます。

PFUは昨年、「あんしんエビデンス管理(DocuWare Cloud)」を販売開始し、クラウドベースでの電子帳簿保存法対応を強化しております。その中で、特に、電子帳簿保存法に対応する文書には高い信頼性とセキュリティが求められるため、「DocuWareをオンプレミス環境でも利用したい」というお客様の声も多数いただいておりました。

そこで、データ保存先として「DocuWare オンプレミス版」を新たにご提供することで、従来のOnBaseだけでなく、DocuWareでもオンプレミス環境を選択できるようになり、より多くのお客様のセキュリティポリシーや業務要件に適した電子帳簿保存法対応をサポートいたします。

特長

1. オンプレミス版の強み

オンプレミス版では、企業内に設置されたサーバーや自社ネットワーク内でシステムを運用するため、データの完全なコントロールが可能です。これにより、外部のクラウド環境に依存せず、セキュリティポリシーや社内ルールに基づいた厳格なデータ管理を実現しながら、クラウド版で提供される先進的な業務効率化機能を利用することができます。
さらに、オンプレミス版では、同時接続ライセンスの利用や、ご利用いただく機能に絞ってライセンス購入が可能です。ご要件やお客様がお持ちの既設環境などの条件により、クラウド版よりもコストダウンが図れます。また、既存の基幹システムや業務アプリケーションとの連携がよりスムーズに行える点も大きなメリットです。

2. 電帳法の運用を効率化するためのDocuWareの豊富な機能

学習機能付きOCR(定額)で、様々なレイアウトの帳票も、「取引年月日」「取引金額」「取引先」を自動抽出

DocuWareは学習機能付きOCRを備えています。電子帳簿保存法における検索要件の対象となる「取引年月日」「取引金額」「取引先」などの項目を、スキャナーで取り込んだ画像やPDFファイルから自動抽出し、簡単に検索用のキーワードをドキュメントに付与することが可能です。さらに、会社ごとに異なるレイアウトの帳票も自動的にレイアウトを学習し、新規取引先とともに増え続ける帳票の種類に自動で追従していきます。これまでOCRの帳票定義にかけていた時間から解放されます。
また、定額制のため、利用量に応じた追加料金無しで大量の文書をOCR処理できます。

  • 機能イメージ
  • 動画で見る

ワークフロー機能で確認・承認がスムーズ

DocuWareのワークフロー機能は、別途ワークフローサービスやソフトウェアを組み合わせなくても、証憑の受取から最終承認までシームレスに行うことができ、確認・承認を効率的に進めることが可能です。また、メールなどによる回送通知も可能で、社外や在宅勤務中でも迅速に承認を行え、決裁の停滞を回避できます。

  • 社外や在宅勤務中の環境からDocuWareオンプレミス版を利用する場合、事前にお客様環境の確認が必要です。
  • 機能イメージ
  • 動画で見る

基幹システムや業務アプリケーションと連携し、電帳法対応をさらに強化

DocuWareの「SmartConnect」を活用すれば、既存の基幹システムや業務アプリケーション(受発注管理や会計システムなど)と連携し、検索・インデックスデータ取得の手間を大幅に削減することが可能です。証憑管理や問合せ、税務調査などの対応をスムーズに行うことができ、電帳法対応の運用をさらに効率化できます。さらに高度な連携や自動化が必要な場合、DocuWareが標準提供するAPIを活用することで、多様な業務アプリケーションとの統合も実現できます。

■SmartConnectの機能(一例)
  • ハイライトサーチ(Highlight Search)
    基幹システムや業務アプリケーション(受発注管理や会計システムなど)の画面上の文字列をマウスでハイライト(選択)するだけで、その文字列をDocuWareに渡して文書を検索できます。基幹システムや業務アプリケーションが持っている、「管理番号」「取引先コード」などで、画面上から簡単に検索でき、必要な証憑を素早く表示・確認可能です。
    • 機能イメージ
    • 動画で見る
  • スマートインデックス(Smart Index)
    基幹システムや業務アプリケーションの画面上に表示されているデータをDocuWareのインデックス項目(検索キー)として自動的に取り込み、文書登録時の手入力を削減することができます。
    電子帳簿保存法の検索要件である「取引年月日」「取引金額」「取引先」に加えて、基幹システムや業務アプリケーションで持っている「管理番号」「取引先コード」などを登録する際に、誤入力するリスクを低減し、スピーディーに登録可能です。
    • 機能イメージ
    • 動画で見る

価格・商品構成

商品名 必須/
オプション
価格(税込み) 説明
あんしんエビデンス管理 簡易診断 必須 無償 あんしんエビデンス管理がお客様の業務環境に適合するかを最初に確認します。お客様が記入したチェックシートを確認し、結果を説明します。
あんしんエビデンス管理 要件定義 必須 個別見積 お客様にヒアリングし、ご要件に応じた設定を定義します。
あんしんエビデンス管理 基本パック(DocuWare) 必須 1,200,000円/年
(1,320,000円/年)
提供内容は、以下のとおりです。
  • ①電帳法サポートソフトウェア
  • ②導入ガイド
  • ③マニュアル類
タイムスタンプはサーバタイムスタンプとクライアントタイムスタンプのどちらか選択できます。
あんしんエビデンス管理 基本ユーザー(DocuWare) 必須 個別見積 あんしんエビデンス管理のユーザーライセンスです。
あんしんエビデンス管理スタートアップ(DocuWare) 必須 700,000円/導入時
(770,000円)
DocuWareを電帳法対応するために必要な初期導入作業です。
  • ①基本設定(電帳法対応に最適化)
  • ②管理者向け教育
あんしんエビデンス管理
プレミアムサポート
導入ガイドレクチャー
必須 1,000,000円/導入時
(1,100,000円)
導入時に電帳法の知識を持ったPFUのスタッフがサポートします。説明回数の追加も可能です(別途有償)。お問い合わせください。
あんしんエビデンス管理
プレミアムサポート
プロフェッショナルサポート
オプション 600,000円/年
(660,000円/年)
以下のサービスを提供します。
  • ①電子帳簿保存法の最新情報をメールで提供します(不定期)。
  • ②法令要件に関するチケット制によるQ&Aに対応します。
  • 別途、DocuWareのライセンスおよび導入サービスが必要です。詳しくはお問い合わせください

販売開始日

2025年4月17日

商標について

  • DocuWareおよびDocuWareロゴは、DocuWare GmbHの商標です。
  • その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • オンプレミス(On-Premises):オンプレミスとは、ソフトウェアやデータを企業の自社内に設置されたサーバーやコンピューターで運用する形態を指します。これには、企業が自社内で管理するプライベートクラウドも含まれます。オンプレミス環境では、企業はデータの管理やセキュリティを自社で直接コントロールできます。
  • ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE 社 により集計(2023年実績)ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Micro を除く6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm 以上のドキュメントスキャナー全体)欧州はinfoSource 社(2023年実績)の集計に基づく、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。

お客様お問い合わせ先

株式会社PFU
ドキュメントイメージング事業本部
販売推進統括部ビジネスプロダクト販売推進部
E-mail:anshin_sales@ml.ricoh.com

  • お知らせに掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。