DynaEye11 高精度な文字認識を実現するAI-OCRソフトウェア

機能紹介

DynaEyeは業務で利用するためのOCR定義作成や日々の業務での確認が行いやすい画面を持つ製品のため、購入してすぐに業務でお使いいただけます。

DynaEye 11 データ入力業務のフロー。RPA連携など後続業務に合わせて出力でき業務効率化を実現。

DynaEye 11 Entry / DynaEye 11 Entry AI-OCR

用途に合わせて選べる2種類のアプリケーションを搭載しています。
幅広い文字種に対応し、OCRのきめ細かな設定ができる標準アプリケーションがお薦めです。
また、複数PCでOCR結果の確認・修正・データ出力ができる「DynaEye 11 Entry マルチステーション」もご用意しております。

標準アプリケーション

きめ細かい読み取り設定により、定型帳票の手書き文字や活字、バーコードなどを高精度に文字認識できるアプリケーションです。大きく5つの機能特長があります。

業務システム連携

連携機能の設定

ボタン一つで各種OCR業務が実行できるように、スキャナ読取り、帳票認識、修正画面、データ出力、アプリケーションの起動などの連携機能を設定することができます。

ボタン一つでOCR業務が実行できる。連携機能を設定。

フォルダ指定取り込み機能

あらかじめ設定したフォルダからワンクリックで、イメージファイルを一括して取り込めるようになります。
スキャナーやサーバーから取り込んだ帳票画像を特定のフォルダに格納する場合、ボタン押下だけで特定フォルダ内の全てのイメージファイルをキャビネットに取り込めるため、作業時間を短縮できます。

イメージファイルを一括して取り込める。特定フォルダ内のすべてのイメージファイルをキャビネットに取り込める。

出力日付やOCR結果をフォルダ名やファイル名に設定

後続システムのデータ取込ニーズに合わせて、出力日付やOCR結果をフォルダ名やファイル名に設定することができます。

後続システムを改修せずにデータ取り込みを容易に実現!

後続システムのインタフェースに合わせた出力形式

出力形式(CSV、テキスト等)や出力方法(新規ファイル出力、既存ファイル追加)を後続システムの仕様に合わせて選択可能です。

後続システムを改修せずにデータ取り込みを容易に実現!

※OCR項目のレイアウト(出力カラムの順番)も指定可能です。

読取りイメージファイル名の出力

認識結果を出力する際、イメージファイルのファイル名パスとページ番号を出力できます。
出力した認識データからイメージファイルのファイル名パスとページ番号をたどれるので、エントリー業務を柔軟に構築できます。

出力した認識データからイメージファイルのファイル名パスとページ番号をたどることができます。

フルカラーイメージ処理

一枚の帳票に複数カラーの文字枠を使用できるので、見やすく色分けされたカラフルな帳票も読み取ります。

一枚の帳票に複数カラーの文字枠を使用できるので、見やすく色分けされたカラフルな帳票も読み取れます。

カラー写真などをフルカラーイメージとして切り取り、保存し、利用することができます。
その他にも、以下の用途に利用可能です。
スキャナーではドロップアウトしない色(濃い青など)の文字枠もカラー処理により読み取れます。
赤と青のように違った色のドロップアウトカラー帳票を混載すると、スキャナーでは両方をドロップアウトすることができませんが、カラー処理により混載読み取りが可能になります。
修正画面に帳票のカラーイメージを表示できるので、とても見やすく修正作業が容易です。

エントリーアプリケーション

取引先によりレイアウトが異なる“請求書/注文書/納品書”などの帳票を、複雑な読み取り設定を行わず手軽にOCRできるアプリケーションです。

項目定義のテンプレート活用で多様な帳票を手軽にOCRでき、簡単かつスピーディーに業務を開始

項目名から自動で読み取り位置、レイアウトを学習

帳票上の記載位置ではなく、項目名と簡単なルール(項目定義)をもとに自動で読み取り位置、および、レイアウトを学習します。学習結果は学習データとして保存されます。
同じレイアウトの帳票は、次回の読み取り以降、学習データを使用するので、定型OCRと同様、高速に読み取ることができます。

レイアウト学習の流れ

【項目定義情報】
読み取る項目 : 見積番号
定義するルール : 『見積番号』という見出し文字列を探して、その右側または下側にある文字列を値として取得する

1.全文OCR

帳票の全文をOCR。

2.見出しを検索

帳票の見出しを検索

3.項目抽出(右にある場合)

項目の右側にある文字列を値として取得

4.項目抽出(右に無い場合)

項目の下側にある文字列を値として取得

5.学習データを保存

学習データとして保存

かんたんに読み取りルールを定義できる「項目定義」ツール

読み取りたい項目と属性を指定するのみのかんたん定義。
専用の定義ツールを使って読み取りたい項目の定義を作成できます。

定義ツールを使って読み取りたい項目の定義を作成

テンプレートですぐに業務を開始

OCRニーズの高い請求書・注文書・納品書の項目定義のテンプレートを搭載。
テンプレートを活用することにより、簡単かつスピーディーに業務を開始できます。

OCRニーズの高い請求書・注文書・納品書の項目定義のテンプレートを搭載。テンプレートを活用することにより、簡単かつスピーディーに業務を開始

わかりやすい確認修正画面

OCR後の正誤確認を行うための確認修正画面です。
各項目の確認の進捗状況や注意が必要な項目等の情報が一目でわかり、視線の移動量が少ない画面となっています。

  1. 進捗リング : 確認、修正の進捗状況が一目でわかります
  2. 修正画面 : 目線の移動量を最小に抑えてチェックができます
  3. 修正画面(明細) : 行単位表示、検算機能でかんたんにチェックできます
各項目の確認の進捗状況や注意が必要な項目等の情報が一目でわかり、視線の移動量が少ない画面。

読み取り位置の修正は、読み取り範囲をマウスで指定するだけ

読み取り位置を誤った場合、誤った読み取り項目を選択し、帳票イメージ上で正しい読み取り範囲をマウスでドラッグして指定するだけのかんたん操作で読み取り位置を修正できます。

かんたん操作で読み取り位置を修正

OCRノイズ除去機能により認識精度が向上

取引帳票に良く使われている"網掛け/印影/地紋"や"白抜き文字"は、OCR処理の阻害要因となります。"網掛け/印影/地紋"の除去や、"白抜き文字"の反転を行う最新の画像処理技術の搭載により、OCRノイズを除去し、認識精度を向上させています。※1

網掛け除去

網掛け文字の認識精度を向上

網掛け文字

印影除去※2

印影が重なった文字の認識精度を向上

印影

地紋除去

地紋と重なった文字の認識精度を向上

地紋と重なった文字

白抜き文字反転

黒背景白抜き文字の認識精度を向上

黒背景白抜き文字
  • すべてのノイズを除去できるものではありません。
  • 印影除去は「朱色」のみ対象となります。

DynaEye 11 Entry マルチステーション

OCR結果の確認・修正機能のみを切り出したソフトウェアです。(別途ライセンスの購入が必要です。)
共有PCでスキャン+OCR後、確認・修正は各PCで実施することができます。
繁忙期にOCR認識結果の確認作業を複数人で分担したい場合、作業を効率よく行えます。
また、別業務にOCRを導入する際も、本ライセンスをご購入いただくことで、お手軽にOCR適用業務の拡張が行えます。

繁忙期に確認・修正作業を複数人同時に行うことができデータ入力作業の業務効率化が可能