大量のレシートもスキャンするだけ!家計簿管理を劇的にラクにする方法

「家計簿をつけたいけど、毎回のレシート入力が面倒で続かない...」という方は多いのではないでしょうか。特に共働き夫婦や主婦の方は、日々の忙しさから大量のレシートが溜まりがち。
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、「レシート×スキャン」。レシートをスキャンしてアプリで管理することで、簡単に家計簿が続けられるようになります。この記事では、手軽にできる家計簿管理法をご紹介します。
目次
1.レシートを大量にためても大丈夫!家計簿アプリ×スキャンが便利
家計簿の共有が家庭円満の秘訣に!?
なかなか続かない家計簿管理。家計簿を付けるとどんなメリットがあるのか?家計の可視化はもちろんですが、まずはそれ以上に知っていただきたいことがあります。
実は、PFUの調査*では「家計簿を夫婦で共有している家庭の89.3%が、夫婦の時間や会話の満足度が高い」ということが分かりました。家計簿を共有していない場合と比較して、約30%もの差が出たのです。
パートナーと話すにはちょっと勇気がいるけれど、避けては通れないお金の話。こう聞くと、「今度こそ頑張ってみようかな?」という気持ちになりませんか?
とはいえ、ただでさえ"細かい"作業である家計簿管理を手書きで行うのはとても大変。そこでそうした作業を簡単にしてくれる救世主が家計簿アプリです。レシートをスマートフォンで撮影するだけで金額を読み取り、費用を項目ごとに振り分けてくれます。
アプリならインストールのハードルも低く、データをクラウド上でシェアできるのでパートナーとも家計を共有しやすくなります。
しかしここまで進化してもなお、家計簿管理にはまだ不便な点が残っています。それは、「スマートフォンでのレシート撮影の手間」です。
*2023年3月16日発表、株式会社PFU調べ
https://www.pfu.ricoh.com/news/2023/news230316.htm
スマホ撮影は難しい!大量レシート管理の落とし穴

実際にレシートをスマートフォンで撮影したことのある方なら、レシート撮影が厄介なことが分かってもらえるのではないでしょうか。
- 財布の中で折り曲げていたレシート
- 一度では撮影が完了しない、長いレシート
- サイズがバラバラなレシート
このような状態のレシートを1枚ずつ撮影していくのはかなり時間がかかります。長いレシートは特に厄介で、分割しながら画像がうまく繋がるように撮影しなくてはなりません。
でも、少しでもさぼれば未処理のレシートは溜まる一方・・・。
そこで、この問題を解決する手段が「家計簿アプリ×スキャナー」の活用です。 スキャナーを導入すれば、家計簿をつける作業はほぼ自動化できます。
2.ズボラさん&忙しい方におすすめ!家計簿アプリ×スキャンで手軽に家計簿をつける方法
レシートが溜まりがちな方でも大丈夫!スキャナーを使えば、レシートをまとめてセットしてスキャンするだけでアプリに取り込めます。大量のレシートも瞬時にデータ化することが可能に。
たとえば家計簿アプリ「Dr.Wallet」と組み合わせて使用するとしたら...

事前の設定として、モバイルアプリ「ScanSnap Home」をインストールし、表示される画面に従ってアプリとScanSnapを接続しておきます。
接続が完了したら、「クラウド設定」タブから、レシートの保存先にDr.Walletを指定します(1回設定すれば、2回目以降は設定不要です)。(※)
※Wi-Fi接続に対応している機種であれば、クラウド連携が可能です。
詳細は以下ページをご確認ください。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/scansnap-cloud/index.html
※使用するスキャナーを、ScanSnap Cloudサービスに追加しておいてください。
アプリ左上の「三」→「スキャナー」→対象のScanSnapをタップ→「ScanSnap Cloudサービスに追加」から追加できます。
あとはScanSnapにレシートをセットし、ScanSnap本体の「Scan」ボタンを押すだけ。スキャンしたデータが自動的にDr.Walletへと転送されます。
Dr.Walletの場合、読み取ったレシート情報を元にオペレーターが日付・費目・金額を分類してくれるので、あとはデータ化完了を待つのみ。
そう、レシートをスキャンするだけで家計簿付けが完了するのです!
データ化されたら、アプリ上で内容を軽く確認するだけ。家計簿管理がとってもカンタンになりますね。
家計簿アプリ「Zaim」を使う場合も、とってもカンタン。
事前設定は不要で、Zaim上で取り込み元として「ScanSnap」(※)を選択し、レシートをスキャンするだけで、OCR機能によりレシートの金額が自動入力されます。
※スキャンしたデータの転送ができるのは、Wi-Fi接続に対応している機種のみになります。
詳細は以下ページをご確認ください。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/scansnap-cloud/index.html
このように家計簿アプリとScanSnapを組み合わせることで、家計簿管理を極限まで自動化できます。「いつも3日坊主で終わってしまう...」という方、家計簿管理に革命を起こしてみませんか?(笑)
レシートをScanSnapでスキャンするメリット

レシートのスキャンにおすすめのスキャナー「ScanSnap」の魅力をご紹介します。
特長①:実用的
スマートフォンでレシートを撮影すると、サイズや折れ目がバラバラでうまくいかないことが多いですよね。ScanSnapなら、自動給紙と傾き補正機能で、折れ曲がったレシートや長尺のレシートも一気にスキャンできます。
特長②:とにかく速い
ScanSnapのメリットは、何といっても処理時間の速さです。レシートの読み取り自体も速く、例えば、ScanSnap iX100ならレシートを2枚並べて同時にスキャンしても、自動的に別々のレシートとして処理してくれるので、効率は2倍以上になります。
特長③:アプリとの連携が手軽
ご紹介したように、ScanSnapでスキャンしたデータは、簡単に家計簿アプリに転送できます。手間が少ないので、レシートを溜めてしまいがちな方も安心です。スキャンしておくだけで、記録漏れを防止できます。
おすすめのスキャナー3選
ScanSnap iX1600
ScanSnap iX1600
56,100円(税込)
毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現。タッチパネル操作でワンタッチ連携が可能な最上位モデル。自動給紙機能で大量のレシートを素早くスキャン。学校プリントや本の自炊など、レシート以外の書類整理も行いたい方におすすめのスキャナーです。
ScanSnap iX1300
ScanSnap iX1300
37,400円(税込)
毎分30枚の高速両面スキャンとコンパクト設計を両立。自動傾き補正で折れ曲がったレシートもそのままセットOK。家庭のリビングに置いておくのに最適で、インテリアにもなじみやすいデザインが魅力のスキャナーです。
ScanSnap iX100
ScanSnap iX100
26,400円(税込)
重量400gのモバイルモデル。2枚同時スキャンが可能で、どこでもレシート管理を開始できる手軽さが魅力。ScanSnap Cloud経由で家計簿アプリへ即時転送でき、外出先でも家計簿の入力を完結できます。
3.おすすめ家計簿アプリ
レシートをスキャンするだけで家計簿が付けられる便利な家計簿アプリを2つご紹介します。いずれもScanSnapシリーズとの連携が可能です。
家計簿管理のワンストップサービス 「Dr.Wallet」
家計簿アプリ「Dr.Wallet」は、オペレータがレシートのデータ入力を代行してくれる、正確性が魅力の家計簿アプリです。銀行口座やクレジットカードのデータも過去3ヵ月分を自動取り込みでき、レシートのデータと合わせれば総合的な家計簿管理が簡単に行えます。
レシートデータの入力内容は、無料会員か月額プレミアム会員(月額600円)かで次のように異なります。
- 無料会員:購入日・店名・合計金額のみ反映
- 有料会員:購入日・店名・合計金額・商品名・商品単価まで反映される
Dr.Walletを使う上での注意点は、レシートを無料で読み込める枚数が月100枚ということです。それ以上のレシートデータを読み込む場合は、課金が必要(10枚で300円)ですので注意しましょう。
家計改善がはかどる家計簿アプリ「Zaim」
「Zaim」は収支の記録からライフプランの見直しまで、アプリひとつで可視化してくれる家計簿アプリです。
レシートに記載されている情報はOCR機能を使って自動で文字認識。さらに有料のプレミアム会員(月額480円)になると、家計の改善ポイントを発見するライフプラン機能や、カテゴリ別の予算アラート機能が利用でき、使いすぎを防止することができます。
お金の流れを細かく確認して、無駄な支出を節約しましょう。
4.医療費控除の申請モレを防止できる!?意外と知らないメリット
実はアプリで家計簿をつけるメリットに、「医療費控除の申請漏れを防げる」というものもあります。
医療費控除は、自己負担した医療費が年間10万円(所得が200万円未満の場合はその5%)を超えた場合、その超過分が所得控除となり税金が還付されるという制度ですが、管理していないとうっかり申請漏れが起きやすくなります。
その点、Dr.WalletやZaimなどの家計簿アプリを使えば、自動で「医療費」カテゴリに振り分けができるため、アプリを見返すだけで一年間の医療費総額を瞬時に把握できます。これなら確定申告時に「控除対象の医療費をいくら支払ったか」を改めて集計する必要がなく、申請モレを防止できます。
5.まとめ
近年便利になりつつある家計簿管理をさらに便利にする「レシート×スキャン」。レシートをサクサクスキャンしてデータを取り込んでいくだけで、だれでも家計簿管理が続けられます。
スキャン前にレシートの裏表をそろえておくだけで、スキャンによるデータ取り込みはさらにスピードアップ可能です。スキャンしたレシートデータは、家計簿アプリ「Dr.Wallet」「Zaim」で活用して、家計簿管理をさらに楽にしましょう。

ScanSnap iX1600
毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現し、簡単操作のタッチパネルを搭載。Wi-Fiの5GHzに対応し、原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。 驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。 |
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ScanSnap iX1300
毎分30枚(A4カラー/300dpi)の高速読み取りが可能な「Uターンスキャン」と、一般的な紙からA3までの大きな書類、厚手の原稿等の読み取りも可能な「リターンスキャン」2つの読み取り方法を備え、仕事環境や家庭に発生する多様な書類をすばやく電子化します。 |
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